【お花見】花見だんごの色は、なんでピンク・白・緑なの?【豆知識】

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3~5歳くらいのお子さんは、「なんで?」「どうして?」と聞いてくる「なんでちゃん」です。一つ答えるとその答えにさらに「なんで?」と聞いてくることも。
疑問の答えを調べることはできても、それを小さい子にわかるように言い換えるのは案外難しいことですね。ここでは、りんごちゃんが小さい子にわかりやすいことばで、季節のトピックにおこたえしていきます。

(り)さくらがきれいにさいているね!

(な)お花見、とってもたのしみにしてたんだー♪

(り)ごちそうもたくさんあるよ!

(な)おだんご、おいしいねえ。

(り)花見だんごって、見た目もきれいだよね。ピンクと白とみどり…

(な)ねえ、りんごちゃん。なんでこの3色なのかなあ?

(り)それはね…

3つの色で、春のすてきなけしきをあらわしているんだって。

ピンクは、さくら。

は、春のはじめにちょっとのこった雪。

は、青青とした草や葉っぱ。

もっとしりたい?

ピンク(桜)は春白(雪)は冬緑(新緑)は夏という説も。
秋がないので「秋がない→秋ない」(商い・飽きない)という、だんごを売っている商人のだじゃれだとか。

ピンクは桜白は人、緑はよもぎの生えた春の地面をさす、という説も。
串を立てるように持つと、お花見の様子になりますね。

今のように、桜の下で、みんなでおいしいものを食べるお花見は、300年くらい前の江戸時代から広まりました。

だんごをくしにさすのは江戸時代後期に広まったそうです。
箸もいらないし、だんごを手づかみして手が汚れることもないので、すばらしい工夫ですね。

(な)へえ〜。春のすてきなけしきかあ(もぐもぐ)

(り)……春のけしき、もうお口の中だね。

参考文献:北岡正三郎『物語 食の文化 美味い話、味な知識』(中央公論新社)/新藤由喜子『年中行事・記念日から引ける 子どもに伝えたい食育歳時記』(ぎょうせい)/清水洋美 著・横山洋子 監修『毎日の保育が面白くなる! きょうは何の日?366日』(世界文化社)/新谷 尚紀 監修『伝統行事がわかる図鑑 1 春のしきたり』(ポプラ社)/武田澄子 監修『季節と行事のかるた』(学研)

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