小学校に入学した6~7歳のお子さんを見ていて、「ほかの子に後れを取らないようにしたい」「少しでも学力を向上させたい」と考える保護者は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学1年生(6歳・7歳)の勉強に適した学習教材15選を紹介します。小学1年生で勉強をはじめるメリットや、教材の選び方なども併せて解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね。お子さんに適した教材を選び、学びを深めましょう。
小学1年生(6歳・7歳)に家庭学習はどの程度必要?
小学1年生(6歳・7歳)は学習の基礎を培う時期です。ひらがなや漢字の読み書き、たし算、ひき算など今後の学習のベースとなる部分を学びます。そのため、学習内容に対する理解をしっかりと深めておくことが大切です。
また、学校生活の基礎ができる時期でもあります。小学1年生では、家庭学習の習慣を身につけておきましょう。毎日コツコツと机に向かう癖をつけておくことで、学年が上がり勉強の必要性が高まったときにもスムーズに対応できます。
小学1年生(6歳・7歳)の勉強に適した教材の選び方
小学1年生が家庭学習をする際、「どのような教材を使用すればいいの?」「教材の種類が多くて違いがわからない」と悩んでいる保護者も多いでしょう。小学生向けの学習教材にはさまざまな種類がありますが、どれを選んでも同じというわけではありません。ここでは、小学1年生に適した教材の選び方を紹介します。
①学習習慣が身につくもの
小学1年生では、まずは学習習慣を身につけることが大切です。決まった時間に机に向かうことで、歯を磨くことやお風呂に入ることと同じように、勉強することが生活の一部になります。そのため、一度に大量のタスクをこなすようなものではなく、毎日コツコツと勉強できるような学習教材を選びましょう。
②短時間でできる内容のもの
小学1年生の勉強時間の目安は、1日10~20分程度です。「学年×10分」「学年×10分+15分」といった複数の目安時間が提唱されていますが、だいたい1日10~20分程度勉強できれば問題ないでしょう。
集中力が切れている状態で「勉強しなさい」「なんで集中できないの」などと叱ってしまうと、モチベーションが低下する恐れがあります。適切な学習時間内に勉強を終えられるように、短時間で取り組める教材を選びましょう。
③楽しみながら取り組めるもの
知育教材や知育玩具を使用するのも方法のひとつです。小学1年生はまだ遊びの中から学ぶことも多い時期であるため、ドリルやワークといった座学に限定する必要はありません。
また、「楽しい」と感じることで勉強が好きになり、「こんなこともできるんだ」と自信を持つことで勉強へのモチベーションが向上します。自分から進んで勉強するようになれば、さらに学びが深まるでしょう。
小学1年生(6歳・7歳)にオススメ! 学びを深めるドリル・ワーク10選
小学1年生は学習の基礎を築く大切な時期です。「まずは勉強を習慣化させたい」「嫌がらずに勉強に取り組めるようになってほしい」と考えているかたへ向けて、学習習慣を身につける際にオススメのドリル・ワークを紹介します。各教材の使い方や特徴、メリットなども解説するので選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
毎日のドリル 小学1年 かん字
「毎日のドリル 小学1年 かん字」は、小学1年生で習う漢字を学習できるドリルです。1日1枚で構成されており、勉強のゴールが一目で確認できるため集中力を維持できます。
ドリルを進めるとキャラクターが育つ「勉強管理アプリ」つき。勉強時間を設定すればアラームを鳴らしてくれるので、なかなか勉強が続かない子どもでも、学習習慣をつけることができます。
早ね早おき朝5分ドリル 小1国語 文章読解
「早ね早おき朝5分ドリル 小1国語 文章読解」は、朝の5分でできるドリルです。文章を読みながら問題を解きます。1日5分でできるため、勉強が苦手な子や勉強をはじめたばかりの子でも取り組みやすいでしょう。
毎日の勉強時間を書き込める「生活チェック」と、ドリルが1回終わるごとに貼れる「達成シール」つきです。勉強の成果を見える化できるため、モチベーション向上に役立ちます。
ドラゴンドリル アルファベットとローマ字のまき
「ドラゴンドリル アルファベットとローマ字のまき」は、ドラゴンのイラストが印象的な小学生向けのドリルシリーズです。このドリルでは、アルファベットとローマ字を学習できます。魔法書やダンジョンをモチーフにしているため、ページをめくる楽しさを感じられるでしょう。
また、1回分の勉強を終えるたびにシールを貼っていくと、最大15cmのドラゴンのイラストが完成します。進んで勉強したくなるような1冊です。
毎日のドリル 小学1年 たしざん・ひきざん
「毎日のドリル 小学1年 たしざん・ひきざん」は、小学1年生で習う、たし算とひき算を学べるドリルです。スモールステップで構成され、1冊の中でも繰り返し練習していくので、確実に「基礎力」を身につけることができます。
答えには詳しい解説とお子さんへの声かけアドバイスが記載されているため、保護者も活用しやすいでしょう。
毎日のドリル 小学1年 ひらがな・カタカナ
「毎日のドリル 小学1年 ひらがな・カタカナ」は、入学前後の時期にオススメのドリルです。50音順ではなく書きやすいひらがなから勉強できるので、勉強にかかるストレスや負担を抑えられます。
「勉強管理アプリ」と連携して毎日の勉強時間や点数を記録しましょう。賞状がもらえたり成績がグラフ化されたりするため、努力が目に見える形で表れ、達成感を味わえます。
学研おうちゼミ 1年生の学習 こくご・さんすう・りか・しゃかい
「学研おうちゼミ 1年生の学習 こくご・さんすう・りか・しゃかい」は、書籍+アプリ+動画で、1日10分、楽しく集中学習ができるドリルです。
勉強するとキャラが育つ専用アプリには,全単元に無料の授業動画、勉強タイマー、学習管理カレンダー、反復ドリルがついており、先取り・おさらいなど,一人ひとりに合った自宅学習が可能です。隂山先生の生活習慣・勉強アドバイスDVDもついています。
都道府県を形でおぼえる にほんちずワーク
「都道府県を形でおぼえる にほんちずワーク」は、北海道はタンチョウヅル、福井県は恐竜の化石など、名物に見立てたかわいい絵を見て、楽しく都道府県の形や名前を覚えられるワークブックです。
かるた、クイズなどができる47都道府県カードや、覚えた県をチェックしたり行ったことのある県に色を塗ったりと、自由にかきこめる大きな白地図もついています。
都道府県の知識は、学校の授業や受験はもちろん、大人になってからも仕事や旅行などで必要になります。ぜひ低学年のうちに遊び感覚で身につけてしまいましょう。
おはなしドリル きもちのおはなし 小学1年
「おはなしドリル」シリーズは、おはなしを読んで問題を解くことで、読書習慣と学習習慣が身につくドリルシリーズです。
「きもちのおはなし 小学1年」は、小学校に入学し新しく集団生活をはじめる際の教材に適しています。喜びや悲しみ、怒り、不安など人が感じる気持ちについてのお話が掲載されています。
登場人物の感情を読み解く中で、相手の気持ちを考える力や道徳心が育まれます。読解力を身につけたいときだけでなく、コミュニケーション能力を高めたいときにも積極的に活用しましょう。
寝る前5分暗記ブック 小1 算数・国語・理科・社会
「寝る前5分暗記ブック 小1 算数・国語・理科・社会」は、シリーズ累計200万部を売り上げている人気のドリルです。就寝前の5分で解ける構成になっており、気軽に取り組めます。また、持ち運びに便利なハンディサイズなのもうれしいポイントです。赤フィルターつきなので、ペンを用意する必要もありません。お出かけの際や習いごとまでの移動時など、スキマ時間に活用できます。
おはなしドリル せかいのくにのおはなし 小学1年
「おはなしドリル せかいのくにのおはなし 小学1年」は、世界の国々の物語を掲載した1冊です。“ハンバーガーがおいしいアメリカ”や“サッカーが生まれた国イギリス”など、子どもたちが興味のある身近な話が題材になっており、文章の読解力や集中力を向上させたいときに適しています。
また、世界地図も収録されているため、社会科の先取り学習や社会科に対する興味関心を深めたいときにもオススメです。楽しく勉強しながら知識を増やしましょう。
小学1年生(6歳・7歳)にオススメ! 楽しく学べる知育教材5選
親子や兄弟姉妹、お友だちといっしょに知育教材を使って楽しく学ぶことで、自発性が高まり勉強にも進んで取り組むようになります。ドリルやワーク以外の教材も必要に応じて活用しましょう。ここでは、小学1年生にオススメの知育教材を5つ紹介します。
知育教材は考える力を養えるのが魅力です。教材の特徴や期待できるメリットなども解説していますので、選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
アルゴ ベーシック
「アルゴ ベーシック」は、算数オリンピック委員会が考案したカードゲームです。相手がカードを裏返しに置き、そのカードの数字を、ヒントを読み解きながら当てていきます。ヒントを分析する中で、考察力や推理力、論理的思考力を養えるでしょう。
また、アルゴを詰め将棋のようにして楽しめる「詰めアルゴ パズル問題集」もついています。さまざまな遊び方ができるため飽きずに取り組めます。
なぞなぞ1ねんせい
「なぞなぞ1ねんせい」は、なぞなぞがたっぷり296問も詰まった本です。
なぞなぞは、考える力や答えを導きだす力が身につきます。かんたんな問題から始まり、だんだんひねった問題へ進んでいくよう順に並んでいるので、自然に難しい思考が身につくような構成になっています。
また、なぞなぞは脳科学的な見地から、「問題を出すこと」も効果的です。簡潔で読み上げやすい問題文は、音読の練習にもピッタリ。軽くてコンパクトなB6サイズなので、お出かけの際にも役立ちます。
どうぶつ村のおかいものゲーム お金が学べる!
「どうぶつ村のおかいものゲーム お金が学べる!」は、お金の使い方や数え方を学べるゲームです。2種のすごろくと、8種のミニゲームができます。
実際にコインを使ってお買い物体験ができる内容になっているため、お金を使う機会のふえる小学1年生に最適な教材です。かわいらしい動物のイラストが使用されており、子どもが親しみやすいデザインになっています。
みんなで遊ぼう! がくしゅうすごろくゲーム 科学編
「みんなで遊ぼう! がくしゅうすごろくゲーム 科学編」は、家族や友だちといっしょに遊びながら学習できるすごろくゲームです。遊びの中で自然と社会性やコミュニケーション能力が育まれるでしょう。
宇宙や動物、人体など科学にちなんだテーマのすごろくが20種類以上入っています。理科の授業がはじまる前の導入にもピッタリです。また、すごろくなので、文字や数字の読み方も学習できます。
おばけえびすいすい水族館
「おばけえびすいすい水族館」は、水生プランクトンを飼育・観察できるキットです。乾燥した休眠卵を塩水に入れると卵が孵化し、20日ほどで成体になります。
餌をあげたり光を当てたりと試行錯誤しながら自分で育てましょう。生命の不思議が感じられ、命の大切さや尊さにも気づけます。観察日記をつければ、夏休みの自由研究などにも使えます。
小学1年生(6歳・7歳)が勉強する際のコツと注意点
勉強が好きになることで学習習慣が身につきやすくなるため、小学1年生が勉強に取り組む際は、勉強に苦手意識を持たないよう配慮しながら進めましょう。ここでは、小学1年生が勉強をする際のコツと注意点を紹介します。
短時間からはじめる
最初は、短時間の学習を心がけましょう。小学1年生に適した学習時間は1日10~20分程度です。短時間で済ませることで、「もっと勉強したい」「まだまだできる」というように学習意欲が向上します。長時間無理やり勉強させても、集中力が続かないため大きな学習効果は期待できません。
子どもに合った勉強スタイルを見つける
勉強に適した時間帯は人によって異なります。そのため、自分に合った勉強スタイルを見つけることが大切です。学習に適した時間帯としては「帰宅後」「就寝前」「朝起きたとき」の3パターンに分けられます。さまざまなパターンを試しながら、どの時間帯が最も集中できるか確認しましょう。
また、勉強に適した環境をつくることも欠かせないポイントのひとつです。テレビがついていたり目の前におもちゃがあったりすると、なかなか集中できません。集中を遮るものが視界に入らないよう、環境を整えましょう。
おうちのかたが見守る
小学1年生では、「まだ勉強のやり方がわからない」「自分だけでは勉強できない」というケースもあります。学習習慣がしっかりと定着するまでは、おうちのかたが見守りいっしょに勉強しながらサポートしましょう。すぐに助けられる環境をつくることで、安心して勉強できます。
また、得意分野や苦手分野をしっかりと把握できるのも、そばで見守るメリットのひとつです。苦手分野を反復練習したり、得意分野を伸ばしたりと、お子さんの特徴に合わせて学習を進められます。
まとめ
小学1年生は学力の基礎を養う大切な時期です。勉強に取り組む際は、お子さんの年齢や特徴、興味関心に合わせて楽しく学習できる教材を選ぶことが大切です。また、この時期の子どもはまだ集中できる時間が短いため、短時間でできるドリルやワークも適しています。
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