【読書感想文にピッタリ!】こそだてまっぷ編集部ママが選んだ6冊(低学年・中学年向け)

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【読書感想文にピッタリ!】こそだてまっぷ編集部ママが選んだ6冊(低学年・中学年向け)

夏休みが始まりましたね。夏休みには、読書感想文が宿題に出されているお子さんも多いでしょう。「どんな本を選んだらいいか」「どんなふうに感想文を書いたらいいか」など、悩みはいろいろ。特に、読書感想文を書くことに慣れていない低学年のお子さんを持つ保護者は悩んでしまうのでは?

今回は、こそだてまっぷ編集部ママが、読書感想文にピッタリな本の選び方をお伝えします。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

読書が苦手……。そんな子に向けた選び方

図書館で本を読む子どもたち

読書が好きなお子さんなら、自分から進んで読みたい本を選んでどんどん読み進めることができますが、読書があまり好きではないお子さんには、それはなかなか難しいものですよね。

初めに、読書が苦手なお子さん向けに本の選び方をご紹介します。

①お子さんの好きなジャンルから選ぶ

この時期、多くの書店や図書館では、テーマごとにオススメの本を展示しています。お子さんと実際に手に取って見てみてください。
まずは、お子さんの好きなジャンルを考えて、それに関連した本を提案してみましょう。

たとえば、スポーツが好きな子であれば、スポーツを題材にした物語やスポーツ選手の伝記を選んだり、電車が好きな子であれば、電車に関連する本を選んだりして、「こんな本はどうかな?」と聞いてみましょう。興味のあるジャンルであれば、「読んでみようかな?」と思うかもしれません。

②お子さんの体験と結びつけて選ぶ

好きなジャンルのほか、お子さんが体験したことに結びつけて本を選ぶこともよい方法です。

たとえば、海や水族館へ行ったなら、そこで見た生き物に関する本や水族館の本を選んで、「これ、この前行った○○で見たね。どんなことが書いてあるのかな?」などと言って、経験したことと結びつけると、身近な内容として興味を持つかもしれません

また、家でペットを飼っている場合は、その生き物に関連した内容の本を選ぶと、より実感を持って読むことができるでしょう。

③読み聞かせで気に入っている本を、自分で読んでみる

日ごろからお子さんに読み聞かせをしているご家庭も多いと思います。読み聞かせの中で知ったおもしろい本や好きな本があるという場合は、その本を自分で読んで感想文を書かせるというのもひとつの方法です。

読み聞かせで内容は知っているので、読書が苦手なお子さんでもとっかかりやすく、スムーズに読み進めることができるはずです。

④必ずお子さんに選ばせる

大人は本を提案することに留め、どの本を読むかは必ずお子さんに選ばせましょう。大人はつい「読書感想文を書くのだから、しっかりした内容のものを」「挿絵ばかりのものはダメ」と考えがちですが、そんな気持ちはグッとこらえましょう。

初めは「なんかおもしろそう」「挿絵がかわいい」など、選ぶ基準はなんでもかまいません。絵本であっても、まじめな内容でなくても、まずは本に興味を持たせることが大切です。

【関連記事】小学1年生(6歳・7歳)の読書感想文に最適な本15選と書き方のコツ

読書が大好き! そんな子に向けた選び方

本を読む男の子

読書が好きで、日ごろからよく本を読んでいる子にはどのような本を選ぶとよいのでしょうか?

普段読まないジャンルにも挑戦するよいチャンス

読書が好きなお子さんには、視野を広げる意味で、普段読まないジャンルを保護者が提案するのもよいでしょう

たとえば、物語が好きなお子さんには理科的な説明文をすすめてみるのもよいですね。物語にはない論理的な文章に触れるよいチャンスとなります。どうしても物語がいいということであれば、昔から読み継がれてきた名作や伝記を提案するのもよいでしょう。

こそだてまっぷ編集部ママが選ぶ! オススメの6冊

それでは、こそだてまっぷ編集部のママが選んだオススメの本をご紹介します。

【読書が苦手な子にピッタリ】たった10分の短いお話でも読書感想文は書ける!

『よみとく10分シリーズ』
(Gakken)
『よみとく10分シリーズ』
(Gakken)

「10分で読める!」「本が苦手な子どもがはまった!」と好評で、累計680万部(旧版を含む)を突破した「よみとく10分」シリーズ。読みやすさにこだわった短いお話は、読書が苦手なお子さんでも、すらすら読めて読解力が身につくと好評です。

読書感想文は長めな本でないと書けないと思いがちですが、短いお話でも十分書けます。1回読むのにかかる時間が短い分、読み直したりしながら感想文を書くこと自体に時間を費やすことができます。また、読んでみて「やっぱり違う!」と思ったときには、別のお話に変更しやすいことも利点です。

名作から、科学のお話、身近な疑問など、お子さんの興味に応じていろいろなジャンルの内容を選ぶことができます。

【発見がいっぱい! ワクワク読み進められる】いろんなウーフの「なぜ?」がお子さんの考えを広げる!

『くまの子ウーフ』(ポプラ社刊)
作/神沢 利子
絵/井上 洋介
『くまの子ウーフ』
作/神沢 利子
絵/井上 洋介
(ポプラ社刊)

主人公は、ウーフという名のくまの子どもです。ウーフは、「あそぶこと」「たべること」のほかに「かんがえること」が大好き。「自分は何からできているのか?」「なぜ魚には舌がないのか?」など、いろいろなことを考えます。

ユーモアにあふれた内容で、ひとつずつのお話は短いので、読書が苦手なお子さんも飽きることなく読み進めることができます。続編もあるので、興味を持ったらシリーズで読み続けることができます。

【自然や環境問題に興味がある子向け】たくさんのイラストでウミガメの生態がわかる科学絵本

『ウミガメものがたり』(童心社)
作・絵/鈴木まもる
『ウミガメものがたり』
作・絵/鈴木まもる
(童心社)

卵からかえって、海へ出ていくウミガメの子ども。海でのさまざまな危機を乗り越えて大人になっていきます。

たくさんのイラストで、厳しくも豊かな自然を生きるウミガメの成長を描いたこの絵本は、科学的な説明文が苦手だけど、生き物に興味があるというお子さんにピッタリです。

【成長物語が読みたい人向け】ちょっと不思議なお話だけど、主人公の成長を感じられる1冊!

『まほうのじどうはんばいき』
やまだともこ 作
いとうみき 絵
金の星社 刊
『まほうのじどうはんばいき』
やまだともこ 作
いとうみき 絵
(金の星社 刊)

ある日突然現れた「あなたのみかた」と書かれた自動販売機。自分の欲しいものがどんどん出てくる魔法の自動販売機に出合った少年の成長の物語です。

あることがきっかけで突然消えてしまった自動販売機。なぜ自動販売機は少年の目の前に現れ、消えたのか? 「あなたのみかた」とはどんな意味なのか? 考えながら読むと、おもしろさも倍になります

【挑戦系の物語が読みたい子向け】自分の体験と重ねながら、読み進められる1冊!

『しゅくだいさかあがり』
福田岩緒作・絵
(PHP研究所)
『しゅくだいさかあがり』
福田岩緒作・絵
(PHP研究所)

夏休みに、さかあがりの宿題が出た男の子。友だちとさかあがりの練習をしたけれど、一度もできなくて友だちに八つ当たりしてしまったり、練習が嫌になってしまったり。

主人公の男の子は、さかあがりができるようになるのか? 実際にお子さんが体験していそうな内容で、努力することの大切さが自然に感じられる物語です。

【読書好きな子にはコレ】名作や伝記に挑戦してみよう!

『10歳までに読みたい世界名作』シリーズ
『やさしく読める ビジュアル伝記』シリーズ
(Gakken)
『10歳までに読みたい世界名作』シリーズ
『やさしく読める ビジュアル伝記』シリーズ
(Gakken)

時代を超えて世界中で読み継がれてきた名作を、今のお子さんに「読んでみたい!」と進んで手に取ってもらうことを目指した『10歳までに読みたい世界名作』シリーズ。

かわいく美しい挿絵をふんだんに使い、1章ごとの文章も短く読みやすく書かれているので、飽きずに読み進めることができます。

有名な『赤毛のアン」や『トム・ソーヤの冒険」のほか、『名探偵シャーロック・ホームズ」や『三国志』などさまざまな物語がそろっているので、きっと興味のあるものに出合えます。

『やさしく読める ビジュアル伝記』シリーズは、低学年から楽しめる伝記のシリーズで、豊富な挿絵のほかに、ひとめでわかる人物ガイドがついています。人物の偉業だけでなく、勇気ややりとげる力の大切さも学べます

好きな本を見つけて読書感想文を書いてみよう

本を選ぶ女の子

本選びは大変ですが、とにかく大切なことは読む本をお子さんに選ばせることです。そして、お子さんの素直な感想を尊重することです。

大人はついつい立派な考えや模範的な感想を感想文に書いてくれることを求めて子どもの書いたものを批判したり、考えを押し付けたりしがちですが、お子さんの感想を受け入れることが大切です。そして、見守りながらお子さんの読書への興味が深まるようにしましょう。

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