もうすぐ、入学して初めての夏休みですね。
幼稚園や保育園のときとは違い、小学校では夏休みに宿題が出されます。学校によって内容はさまざまですが、ワークブックやドリルなどの勉強に加え、自由研究や観察日記、読書感想文などの提出が必要な場合もあります。必須の提出物ではなくても、せっかくの長い休みですので、普段はできないことにぜひ挑戦してみましょう。
今回は読書感想文の書き方のコツと、6歳・7歳に適したオススメの本を紹介しますので、興味のあるお子さんは参考にしてみてくださいね。
文/こそだてまっぷ編集部
小学1年生(6歳・7歳)の読書感想文の書き方は?

小学1年生(6歳・7歳)のお子さんが読書感想文を書く場合、どのような手順で書き進めればよいのでしょうか? 6歳・7歳ではまだ一人で構成を考えることは難しいため、おうちのかたが本の感想をお子さんに聞いてあげて、いっしょに大まかな流れを組み立ててあげると良いでしょう。次のようなステップで進めていくとスムーズに書くことができます。
- 気になる本を何冊か選ぶ
- 選んだ本をすべて読んでみる
- 読んだ中からいちばんおもしろかった本に決める
- 導入・本文・まとめの大まかな構成を考える
- 下書きをする
- 清書をする
小学1年生(6歳・7歳)向け!読書感想文の本の選び方

小学1年生(6歳・7歳)が読書感想文を書く際に、本はどのように選べばよいのでしょうか? 選定委員が選んだ「課題図書」から探すのもおすすめです。読書感想文に適したテーマが多いため、小学1年生(6歳・7歳)の子どもが読みやすく、感想文も書きやすいでしょう。もし、お子さんがあまり興味のない内容であれば、次の3つのポイントを参考にして本を選んでみるとよいでしょう。
①ストーリーがわかりやすいもの
お子さんが「おもしろそう!」と思って選んだものでも、まだ小学1年生(6歳・7歳)だとストーリーが長いものは途中で飽きてしまい、最後まで読み進められない可能性があります。イラストや写真が多い本であればお話を想像しやすく、飽きずに読みきることができるでしょう。
②文字が大きく読みやすいもの
小学1年生(6歳・7歳)では、まだ字を読むことに慣れていないお子さんも多いため、まずは自分で読み進められるように、文字が大きく読みやすいものを選ぶとよいでしょう。子ども向けの本には、学年や対象年齢が記載されていますので、お子さんの年齢に合ったものを選びましょう。
③興味がある内容・ジャンルのもの
お子さんが興味のある物事を題材にしたものを選びましょう。恐竜や動物、食べ物、昆虫などは大好きだというお子さんも多いでしょう。また、習っているスポーツや楽器、将来なりたい職業がテーマの本などは、自分と登場人物を重ねて共感できるため、感想文も書きやすくなります。
小学1年生(6歳・7歳)の読書感想文にオススメの本15選

小学1年生(6歳・7歳)が読書感想文の本を選ぶときに何よりも大切なのは、お子さん自身が読みたい本を選ぶことです。親は、お子さんが選んだ本のページ数やテーマなどについてアドバイスする程度にとどめましょう。こちらでは、読書感想文におすすめの本15冊を紹介しますので、参考にしてくださいね。
読みやすい本 3冊
1.1ねん1くみの女王さま ゴーゴー!がくげい会

『1ねん1くみの女王さま ゴーゴー!がくげい会』は、野間児童文芸賞、ひろすけ童話賞ほか受賞歴多数の実力派作家いとうみくさん作の幼年童話です。わがままで、じゆうきままな「女王さま」のひめかちゃんはお子さんと同学年の1年生なので、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんが共感しやすい内容です。
お子さんが気に入ったら、ほかの「1ねん1くみの女王さま」シリーズの本も読んで、感想文が書きやすいものを選んでみてもよいでしょう。
2.秘密のカギで世界をすくえ!

『秘密のカギで世界をすくえ!』は、ヒラメキ系の暗号から、古今東西の歴史に登場する暗号まで、18のナゾトキ暗号が、お話に登場します。
暗号の天才を集めた学園「ナゾトキア」に、情熱だけで入ってしまった小学生ハルトが、生きのこるために暗号を解いて、仲間たちと切磋琢磨するサバイバル生活が書かれています。やがてハルトたちの前には、世界を危機におとしいれようとする敵があらわれ……ハラハラするスリリングな展開となっています。
まだあまり長いお話を読み慣れていないお子さんでも、ナゾトキをしながら楽しく読み進めていくことができます。
3.ぼうさい

『ぼうさい』は、災害新時代に子どもたちの身を守るための35個の防災ルールを絵本感覚で楽しく教えられる本です。防災に対する心構えや、実際に災害が起きたときにとるべき行動をやさしいイラストでまとめています。
長年愛されている物語の本 4冊
4.たんたのたんけん 改訂版

『たんたのたんけん 改訂版』は、『ぐりとぐら』でおなじみの中川李枝子さん・山脇百合子さん著作のロングセラー幼年童話です。改訂版は、発刊50周年を記念してイラストが色あざやかになり、文字もお子さんが読みやすいフォントに変更されています。
おうちのかたも子どものころに読んだ名作を通し、親子で感想を話し合えば、より感想文が書きやすくなるでしょう。
5.はじめて読む がいこくの物語 1年生

『はじめて読む がいこくの物語 1年生』は、初めての一人読みにおすすめの1冊です。
時代や国を越えて読みつがれる外国の物語を1年生むけにやさしく編訳。原作の世界を忠実に再現した挿絵をつけています。お話のイメージを膨らませやすく、最後まで一人で読みきることができます。
全6話収録されているので、お子さんが気に入ったお話を選んで読書感想文を書いてみるとよいでしょう。
6.オオカミ王ロボ

『オオカミ王ロボ』は、100年以上読み継がれてきた動物文学です。こちらの本はシートン動物記の名作を、絵本作家のあべ弘士さんが新たな文と絵で描いた作品です。旭山動物園でオオカミの飼育を担当していた作者の挿絵は、迫力満点です。
神奈川県優良図書、山口県夏休み小学生読書感想文コンクール推薦図書などの推薦図書にも多数選ばれており、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんが読みやすい、読書感想文に適した一冊です。
7.とりかえっこ ちびぞう 改訂版

『とりかえっこ ちびぞう 改訂版』は、1993年に発刊した名作のオールカラー改訂版です。リズミカルな文章とカラフルな絵で、まだ長い文章が苦手というお子さんでも抵抗なく読むことができるでしょう。
絵本から童話への橋渡しにもなり、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんにおすすめの一冊です。
かわいい世界観が魅力の本 3冊
8.ふたごのプリンセスと雪の国のオーロラドレス

『ふたごのプリンセスと雪の国のオーロラドレス』は、絵本のようなカラーイラストを楽しみながら、かわいいストーリーを読み進めることができます。
探し絵やめいろなどのゲーム、シールきせかえも楽しめるので、まだ読書に慣れていないお子さんなら、まずは遊んでみてからお話を読んでみてもよいですね。
9.森のちいさな三姉妹 森ネコさんのおかしをどうぞ

『森のちいさな三姉妹 森ネコさんのおかしをどうぞ』は、森にすむ小人の三姉妹のお話です。かわいいイラストが多用されていて、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんでも楽しく読み進められます。
ファンタジー作品については、「実在したらいっしょに何をしたいか」「どんな暮らしをしていると思うか」など、感想に加えてお子さんが想像したことを書いてみてもよいでしょう。
10.じゃんけんのすきな女の子 新装版

『じゃんけんのすきな女の子』は、約50年前に発刊された『なぞなぞのすきな女の子』の第2弾となる姉妹作です。じゃんけんが大好きな女の子が、最後にじゃんけんするのはとんでもない相手…。
かわいいイラストと個性的なお話に、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんなら夢中で読み進めることができるでしょう。
読みやすい名作の本 4冊
11.10分で読める名作 1年生

『10分で読める名作 1年生』は、小学1年生(6歳・7歳)のために選びぬかれた、日本と世界の名作や古典など、13作品が収録されています。
すべて短編で読みやすく、まだ読書に慣れていないというお子さんが最初に読む本としておすすめです。
12.ヘレン・ケラー

『ヘレン・ケラー』は、小学校低学年から読める伝記です。カラーイラストが多用されていて文字も大きく、伝記を初めて読む小学1年生(6歳・7歳)のお子さんでも、一人で読みきることができます。
ほかにも、ベートーベンやエジソンなど、同シリーズの伝記が多数発刊されていますので、お子さんが気に入った一冊を選んでみるとよいでしょう。
13.オズのまほうつかい

『オズのまほうつかい』は、挿絵を多用した「10歳までに読みたい世界名作」シリーズの一冊です。世界の名作は、時代やお話の舞台が身近でないため子どもには少し難しい場合がありますが、こちらのシリーズは、大きな文字とカラーイラストで小学1年生(6歳・7歳)のお子さんでも読みやすいよう工夫されています。
ドロシーと仲間たちの不思議な旅の物語を読んで、親子で感想を話し合ってみましょう。
14.ロスト・ワールド 恐竜の世界

『ロスト・ワールド 恐竜の世界』は、シャーロック・ホームズシリーズの著者コナン・ドイルが書いたSF作品です。主人公の紹介やキャラクター相関図などもついているので、小学1年生(6歳・7歳)でも、恐竜が好きなお子さんであれば夢中になって読み進めることができるでしょう。
現在、『10歳までに読みたい世界名作』シリーズは30巻発刊されています。お子さんが気に入ったら、ほかの作品もどんどん読んでみるとよいでしょう。
読みごたえのある本 1冊
15.歩いて行こう

『歩いて行こう』は、小学校中学年向けの少し難度の高い本です。全84ページと読みごたえがあるため、長い文章を読みなれたお子さんにおすすめです。
小学4年生のたけしが幼稚園生の妹に対して抱える不満が描かれており、兄弟姉妹を持つお子さんなら共感しやすく、自分の体験に重ねて考えてみると感想文が書きやすいでしょう。
小学1年生(6歳・7歳)が読書感想文を書く際のポイント

小学1年生(6歳・7歳)では、まだ最初から最後まで一人で読書感想文を仕上げることは難しいでしょう。では、保護者はどのようにサポートしてあげればよいのでしょうか? 読書感想文の書き方のポイントについても解説していきます。
①読書感想文を読んでイメージする
そもそも、小学1年生(6歳・7歳)の時点では「読書感想文って何?」と感想文自体を理解していない場合もあります。インターネットで検索して、読書感想文コンクールでの受賞作品などを見せてあげると、どのようなことを書けばよいのかイメージできるようになるでしょう。
②声に出して読み理解を深める
小学校の宿題でも出されるように、音読をするとお話への理解が深まります。音読は一文字ずつ読み取るので、文章を読み飛ばさずしっかりと内容を理解することができ、読解力が鍛えられます。また、目で見て話し、耳で聞くことで脳内に内容が定着し、語い力もアップします。お子さんが音読する際は、保護者はそばで聞いてあげてください。お子さんは親にきちんと伝わるよう丁寧に読んだり、読み方を工夫したりと、親子のコミュニケーションにもなるでしょう。
③会話の中で感想を引き出す
読み終えたら、親子でお話の感想を話し合いましょう。お子さんから、「おもしろかった」「かわいそうだった」といったようなことばしか出てこない場合は、「なぜ?」「どうして?」と聞いてあげることで、より具体的なお子さんの考えを引き出してあげてください。
小学1年生(6歳・7歳)の作文力を高めるドリル3選

読書感想文を上達させるのに必要なのは、きちんと内容を読み理解する読解力と、自分の考えを表現できる語い力、そしてそれを書きまとめる作文力です。これらの力は、たくさん本を読むことで鍛えられますが、それと合わせてワークブックやドリルなどを活用すれば、より効率的に高い効果が得られるでしょう。
ここでは、小学1年生(6歳・7歳)に適したおすすめの教材を紹介しますので、参考にしてくださいね。
1.はじめてのおはなしドリル 低学年

「はじめてのおはなしドリル 低学年」は、1回15分で文章読解のトレーニングができるドリルです。世界の名作やことわざ、季節の行事などさまざまなジャンルのお話が31話収録されています。小学1年生(6歳・7歳)のお子さんにとって身近なテーマばかりなので、楽しく読書習慣と学習習慣を身につけることができます。
2.作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用

「作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用」は、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんの自宅学習に最適なドリルです。マンガのようなストーリーの中に入り込んで、ゲーム感覚で作文力や発想力、文章力を鍛えられます。中学年、高学年用もありますので、お子さんが気に入ったら、年齢を超えてどんどん挑戦してみてもよいでしょう。
3.小学1年 言葉のきまり

「小学1年 言葉のきまり」は、ことばの知識や文のきまり、漢字の知識を繰り返し練習できるドリルです。作文力や読解力がつく問題もあり、1日1枚のスモールステップで確実にことばの基礎力を身につけることができます。小学1年生(6歳・7歳)のお子さんには、小学校の授業の予習・復習としても役立つでしょう。
まとめ

小学1年生(6歳・7歳)のお子さんが初めて挑戦する読書感想文は、お子さん自身が「やってよかった」と言えるよう、おうちのかたは上手にサポートしてあげてください。親もいっしょに取り組むことで、親子のコミュニケーションにもなります。
長い休みにたくさんの本を読み、お気に入りの作品に出会える夏になるとよいですね。「学研出版サイト」では、読書感想文に適した本だけでなく、小学1年生(6歳・7歳)のお子さんが興味のある本がたくさんそろっています。ぜひ親子でご活用ください。
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