入学準備は手作りで! 通学グッズ5点セットかんたんレッスン 【第3回 体操服袋】

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入学準備は手作りで! 通学グッズ5点セットかんたんレッスン 【第3回 体操服袋】

小学校入学のためのお子さんの通学グッズの準備は進んでいますか? 「なかなか気に入るものが見つからない」「もっとオリジナリティがあるものが欲しい」。そんな方は、思いきって手作りしてみませんか?

レッスンバッグと上履き入れに続いて、今回は体操服袋の作り方を紹介します。前回までと作り方はちょっと異なりますが、内布を別に用意する必要がないので、縫い合わせる工程がやや少なめです。気軽に挑戦してください。

グッズデザイン・制作:杉野 未央子
写真:横田公人
文:鈴木久美子

目次

1.どんなグッズが必要なの?

学校や地域によって多少の違いがありますが、多くの場合、必要になることが多いのは、レッスンバッグ、上履き入れ、体操着袋、給食袋、ランチョンマットの5点です。サイズなどが異なることがありますので、説明会などでプリントが配布された場合は詳細を確認してから作りましょう。

2.超基本!体操服袋を作ってみよう

今回は基本グッズのひとつ、体操服袋の作り方を紹介します。これは、巾着タイプの袋で、ひもを肩に掛けて使うこともできるように作ります。ひもは柔らかくて丈夫なものを選びましょう。

※作り方の工程では、わかりやすいよう目立つ色の糸で縫っています。実際に縫う場合は、布に合わせて糸の色を選んでください。

【必要なものを揃える】

まずは必要な用具と材料を揃えましょう。どれも手芸店などで購入することができます。布にはさまざまなものがありますが、綿や麻、両方が混ざった綿麻布のような縫いやすくて洗濯しやすい布がおすすめです。

基本の用具

①裁ちばさみ
②糸切りばさみ
③手芸用クリップ
④まち針
⑤ピンクッション
⑥チャコペン(印をつけるペン)
⑦ひも通し
⑧手芸用接着剤
⑨定規
⑩ミシン

縫い始めの面倒な準備が不要で針穴糸通しがワンタッチ、下糸を引き出さなくてもすぐ縫えるのが魅力のお手軽ミシン。初心者さんにもおすすめです。TX50-G/ブラザー工業

※ほかにアイロン、アイロン台を用意
※もしあれば目打ち

基本の材料

①布(外布A布用、内布用)
②布(外布B布用、内布用)
③カラーテープ(ループ用/幅2.5cm)
④ひも

【布を裁つ】

購入したばかりの布は織り目がゆがんでいることがあるので、布を裁つ前に、水でスプレーをして布目を整えてアイロンをかけると、形がきれいに整います。裁つときは平らなところに布を置き、下記のサイズ通りに裁ちばさみでカットしてください。

外布A布・内布・・・横62cm×縦32cmを1枚
外布B布・内布・・・横62cm×縦42cmを1枚

【布の裏に縫い線を引く】

外布を縫い合わせる前に、布の裏にチャコペンで縫い線(ミシンで縫うところ)を引きます。布端から1cm部分は縫いしろになります。

布の端から1cmのところに、縫い線を引きます。もう1枚も同様にします。

【外布を縫い合わせる】

A布とB布を中表(布の表と表が内側になるよう合わせること)にして縫います。縫いしろは割っておくことで縫いやすく、きれいに仕上がります。

中表に合わせて、縫い線のところをまち針でとめます。

縫い線に沿ってミシンをかけます。縫い始めと縫い終わりは返し縫いします。

縫いしろを開いてアイロンをかけ、縫いしろを割ります。

縦中心にして半分に折ります。

返し口の位置(A布とB布を縫い合わせたところから10cm)とループつけ位置(布端から3cm)を、チャコペンで布に印をつけておきます。

【ループをつける】

カラーテープは厚みがあって針でとめにくいので、仮どめするときはクリップを使い、縫うときはゆっくりと進めましょう。

幅2.5cmのカラーテープを1本カットします。

半分に折ってクリップでとめます。

ミシンをかけて仮縫いします。

A布の右下にループをはさみ、ミシンをかけます。

【縫い合わせる】

半分に折った布を縫い合わせます。布がずれないよう、まち針でとめてから縫いましょう。返し口は縫い合わせず、縫いしろを手芸用接着剤で貼り合わせます。縫わずにとめることができる接着剤。布専用のものを使いましょう。もし手芸用接着剤がない場合は、手縫いしてください。返し口部分はひもの通し口にもなります

返し口を残してまち針でとめ、ミシンをかけます。

返し口の縫いしろを折って、手芸用接着剤で貼りつけます。

【袋状に仕立てる】

返し口から表に返し、半分を内側に入れ込んで袋状にします。表に返すときに両方の角の縫いしろを三角に切っておき、目打ちなどがあれば、それを使って引き出すと、きれいな長方形に仕上がります。

両方の角を三角に切ります。縫い合わせたところを切らないように注意しましょう。

返し口から引き出し、表に返します。

ぴったり重なるように半分を中に入れ込んで、袋状にします。

入れ口から4.5cmのところをぐるっと1周縫います。

【ひもを通す】

ひもは160mを1本用意します。ひも通しを使い、ひも通し部分からひもを通していきます。長さが同じになるようにひもを調節します。

ひも通しにひもを通し、ぐるっと通していきます。

ループにひもの1本を通して、2本の端を結びます。アイロンをかけて形を整えれば完成!

3.こんなパーツもおすすめ

お子さんが自分のもの、とすぐわかるよう、かわいらしいリボンを縫いつけてあげるのもおすすめ。さまざまな柄や色、サイズなどがあります。手芸店や雑貨店などで入手できます。

※第4回は、2月25日(金)公開予定で、給食袋&ランチョンマットの作り方を紹介します。

この記事の監修・執筆者

布小物作家 杉野 未央子

すぎの みおこ/バッグやポーチなどさまざまな作品をSNSで披露。著書に『komihinataさんのとびきりかわいいポーチとケース』(主婦と生活社)などがある。カルチャーセンターなどでレッスンも行っている。

ブログ
https://blog.goo.ne.jp/komihinata

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