【トイレトレーニングはいつから?】元保育士が保育園でのトイレトレの進め方を解説

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【トイレトレーニングはいつから?】元保育士が保育園でのトイレトレの進め方を解説

トイレトレーニングは子どもの成長が感じられる大切なトレーニングです。だからこそうまくいかないと悩んだり、焦ったりしてしまうのではないでしょうか。
保育園においてもトイレトレーニングは大事な時間で、生活の一部として取り組んでいます。

そこで今回は、保育士経験者の筆者が培った経験と知識を元に、保育園でのトイレトレーニングの進め方についてご説明します。ご家庭でトイレトレーニングを実践中のママパパも、ぜひご参考にしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

保育園でトイレトレーニングを始める時期

保育園でトイレトレーニングを始める時期

トイレトレーニングは1~2歳児から始めるケースが多いですが、0歳児からも始められます。目安は「一人で歩けるようになったとき」「しっかりした姿勢でお座りできるようになったとき」で、オマルに座るところからスタートです。

そして保育園での生活に少しずつ排泄の時間を加えていきます。無理に進めるのではなく、以下のようにやさしく声かけをすることを意識しながら、トイレトレーニングを進めていきます。

・おしっこが出なくてもいいから、いっしょにトイレへいこう!
・先生もトイレへいくから、○○ちゃんもいっしょについてきてくれないかな?
・先生と○○ちゃん、どっちが早くトイレへいけるかな? よーい、どん!
・トイレにいくのは、ごはんの前と後のどっちがいいかな?

【関連記事】トイレトレーニングはいつから?進め方って? 〜先輩ママ・パパに聞いてみました〜

保育園でのトイレトレーニングの進め方

保育園でのトイレトレーニングの進め方

保育園ではどのようにトイレトレーニングを進めているのかをご紹介します。

1.トイレタイムを作りトイレへ促す

まずはトイレの時間を生活の一部として取り入れ、子どもに慣れさせることが大切です。保育園では、何かひとつ取り組みをするごとにトイレタイムをつくり、トイレで排泄するよう促します。30分〜1時間ごとにトイレへ誘うのが目安です。

・ごはん前にトイレ
・外あそびの前にトイレ
・外遊びから帰ってきたらトイレ
・お昼寝前にトイレ、など

決まったタイミングでトイレへ行く流れをつくっている保育園が多いです。トイレをするのが生活の一部になることが大切なため、多めにトイレに促すようにしています。

2.トイレに興味を持ってもらう

トイレに関する絵本やお話で、トイレに興味を持ってもらえるよう工夫します。ただし、イヤがる場合には無理はしません。トイレにイヤなイメージがついてしまわないよう注意しながら、トイレへの興味を促していきます。

また、園では、子どもたちが一斉にトイレへ行くと、混み合うことで焦ってしまい排泄を失敗したり、順番を巡ってトラブルになったりすることもあります。そのため、お話などを通じて、余裕を持ってトイレへ行くことや、トイレでは順番を守ることも同時に教えていきます。

3.成功できたらたくさんほめる

トイレが成功したときはたくさんほめます。ほめられることで子どもは喜びや達成感を味わうことができ、「また挑戦したい」という意欲につながります。

ただ、上述のとおり、できなくてもやさしい声かけをしながらトレーニングすることで、失敗を恐れないことを大切にしています。うまくできない場合は「次はでるといいね」「後でもう一度がんばってみようね」など、次につながる声かけをしながらトレーニングを進めます。

4.布オムツやトレーニングパンツで過ごす

何度かトイレに成功したら、日中はできるだけ布オムツやトレーニングパンツで過ごすようにします。失敗したときに子どもが「気持ち悪い」という感覚を持つことが大切で、その感覚がトイレに行きたいと思う感覚を養います。

保育園のトイレトレーニングで大切にしていること

保育園のトイレトレーニングで大切にしていること

トイレトレーニングは小さな成功体験の積み重ねがポイントです。トイレで排泄できる喜びを感じることが狙いで、日常的にトイレで排泄できることが最終目標になります。

ここからは、その最終目標を達成するために、保育園のトイレトレーニングでとくに大切にしていることをご紹介します。

無理に進めない

排泄ができるようになるまでには個人差があります。成功しはじめるとスムーズにトイレができるようになる子どもや、失敗と成功を繰り返してしまう子どもなどさまざまです。

トイレトレーニングは毎日続けることが大切なため、イヤがる子どもには無理に進めません。子どもが成長して、気持ちよくトイレができるまで、焦らずにトレーニングを続けます。

失敗しても叱らない

トイレトレーニングで失敗したからといって叱ることはありません。叱られることで、トイレに対して恐怖心やストレスを感じてしまう可能性があるからです。スムーズに進まないときも個人差としてとらえ、保護者に都度状況を報告しながら根気強く進めます。

楽しい時間にする

トイレをかわいらしく飾り付けたり、うまくできたときにもご褒美シールをはったりするなど、子どもたちにとってトイレの時間が楽しくなるように工夫する園もあります。

そして、上手にできたときはたくさんほめてあげることで、トイレの時間が楽しいと思ってもらえるように工夫します。

習慣づける

トイレの習慣づけは非常に大事です。毎日決まったタイミングで誘い続けることが日々のトレーニングとなり、成功への一歩となります。

成功が増えると、トレーニング卒業も目の前です。また、成功が増えてきたら、男の子は立ってトイレをする練習も取り入れてもよいでしょう。立ってできるようになれば、外出先や小学校など、立ってする形式のトイレにも対応できるようになります。

保育園でのトイレトレーニングは無理なく進める

保育園でのトイレトレーニングは無理なく進めてくれる

今回は保育士経験のある筆者が培った経験と知識を元に、保育園でのトイレトレーニングの進め方についてご説明しました。保育園では生活の一部として取り組んでいるトイレトレーニング。自分の意思でトイレに行き、排泄に成功する瞬間は子どもの成長を感じられる瞬間です。

ただし、一人でトイレができるようになるまでには個人差があります。保育園とご家庭とで連携を取り協力しながら、子どもの成長の喜びを共有していきましょう。

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