子どものころは気が散って、なかなか集中力が続かないものです。とはいえ、子どもが集中して勉強できずにいたり、すぐに飽きたりしているのを見ると、親としては心配になりますよね。子どもは、「好きなことに夢中になっている」「没頭して取り組んでいる」「探求心を持って取り組んでいる」ときに集中します。
同じ遊びを何度も繰り返しているときも、無意味に繰り返している訳ではなく、「どうしてだろう? 不思議だな?」と感じながら、それを探求しているのです。つまり、子どもに集中力を身につけさせるには、好きなことをとことんやらせてあげる環境が最も大切。
今回は、子どもの集中力を高める方法やママパパにできる環境づくりをご紹介します。子どもの集中が続かないとお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
文/ハイドジア
子どもの集中力を高める方法4つ
子どもが集中できる時間は、3歳児で20分から30分程度。年長の5歳児でも、しっかりと集中している状態は、時間にすると40分~50分程度です。もしそれ以上続いている場合は、かなり夢中になっている=集中しているといえます。(【幼児教育の専門家監修】うちの子、落ち着きがない? 子どもの集中力を育てる方法&遊び参照)
ただ、子どもの集中力には個人差があり、環境によっても大きく変わるため、もっと短い場合が多いでしょう。子どもの集中力が続かない原因を取り除き、4つのポイントを押さえることで、子どもの集中力が高まり、より長く続く可能性が広がります。
1. そのときやることだけに集中させる
子どもの集中力が続かないときは、子どもが集中できない環境にいることが多いです。テレビの音が聞こえたりスマホやゲームなど子どもの興味を引くものが近くにあったりすると、ついついそれに反応してしまい集中するのは難しいでしょう。
勉強するときは、まわりに気になるものがない環境づくりを行うことが大切です。机の上に関係ないものを置かずに、勉強に必要なものだけを置くようにします。目に入るところにゲームやおもちゃ、本など気が散るものが置かれている場合は、無地の布で隠すのもオススメです。
また、そのときやるものだけを準備することも重要。いろいろな教材を並べると、気になって集中できなくなる恐れがあるので、そのときやる教材と筆記用具だけを準備し目の前のことに集中させましょう。
2. 流れを決める
集中力を高めるためには、自分なりのルーティンを決めることもオススメです。ルーティンとは、決まった手順や動作のことをいいます。トップアスリートは集中力を高めてプレイを成功させるために、プレイの直前にある決まった動作(ルーティン)を行うことが多いです。ルーティンは心理的にも効果があるとされているため、子どもの集中力を高めるために取り入れてみてはいかがでしょう。
たとえば、勉強を始めるときに「机の上をすべて片づける」「不要なものを無地の布で隠す」「決まった筆記用具を並べる」「ひと言、声かけをする」など一連の流れをつくっておきます。この動作を行ったら必ず勉強を始める、という流れをつくり毎回行うことを習慣づけると、勉強することへの意識が高まり集中力を身につけることができるでしょう。
3. 時間を細かく決める
子どもに限らず、長時間集中することは難しく、ダラダラと時間だけが過ぎていくことが多いです。特に集中力が続かない子どもは、時間を細かく決めたほうが効率的に勉強をすることができます。集中力は人によって違うため、その子に合わせてメリハリをつけ勉強に取り組むことが大切です。
例えばタイマーで時間を計り、20分集中して勉強するようにしたり、「おやつの時間まで」「18時になったら夕食だから、その時間まで」などと目標時間を設定したりするのもよいでしょう。子どもは、目標があれば「その時間までやろう!」と集中して勉強できます。
4. こまめに休憩を取る
子どもの集中できる時間は長くなく、こまめに休憩を取りながら勉強するほうが集中力を保って学ぶことができます。15分や20分集中して勉強したら、5分休憩するというように時間を決め、このサイクルを繰り返すことで達成感も得られます。結果的に子どもの集中力や意欲もアップするでしょう。
ママパパが協力すること
子どもの集中力を高めるために、なくてはならないのがママパパの協力ですよね。まずは適切な環境づくりを行いましょう。子どもの集中力が続かない原因を見つけ、高めるためにどうしたらよいか知っておくことが大切です。次に、ママパパがおうちでできることを見ていきます。子どもに寄り添った学習法を取り入れる学研教室の工夫もぜひ参考にしてくださいね。
集中できる環境を整える
前述したように、子どもが集中できる環境を整えることは、集中力を高めるためにとても重要です。勉強を始めるときには、テレビを消す、スマホやゲームなどを片付けるなど子どもの気が散る原因となるものが視界に入らないようにして、集中できる環境を整えてあげましょう。
快適に過ごせる室温に設定したり部屋をブルーライトを含む昼光色の照明にしたりすることもオススメです。また、睡眠不足や栄養不足も子どもが集中できない原因のひとつとなります。スマホやゲームなどに熱中して睡眠不足にならないように気をつけたり、栄養バランスのよい食事を準備したりすることも大切ですね。
教室でお友だちといっしょに学ばせる
子どもは好きなことに夢中になっているときや没頭して取り組んでいるときに集中します。子どもの集中力を育てるには、学びや遊びの中でさまざまな物事に取り組むことがオススメです。幼児期にいろいろな体験をし、たくさんのお友だちといっしょに学ぶことで、意欲や集中力を養うことができます。
学研教室では、子ども一人ひとりに合ったオリジナル教材を使用し、知識を習得するだけでなく、人と人との触れ合いの中で自分で考え判断する力を身につけることを目指しています。物事に挑戦しながら多くのことを吸収し、学習意欲や好奇心を育むことで、子どもは自学自習の力と没頭して取り組む姿勢を身につけられるでしょう。
勉強に対しての苦手意識を払拭する
集中力を高めるためには、自分のレベルに合った学習を行うことが大切です。学習内容が難し過ぎる場合だけでなくかんたん過ぎる場合も、子どもの集中力は続かなくなります。また、勉強に対して苦手意識がある場合も、集中して取り組むことができないでしょう。
学研教室では、子どもの性格や学力に合わせて学習を進めます。一人ひとりに寄り添った指導を行うため、理解を深めながらじっくり学習に取り組むことができます。子どもは勉強に対する苦手意識を払拭でき、確かな学力を身につけられるため、やがて勉強が楽しくなり、やる気が引き出され集中力を高めることができます。
学研教室の集中力がアップできる環境づくり
学研教室では、学校の学習進度や学年にとらわれることなく、子ども一人ひとりの学力に合わせた学習を行います。異学齢が集まる環境の中で学習するのは、学研教室ならではのスタイル。年上のお友だちが集中して学習する姿を見て勉強に向かう姿勢を学んだり、学研教室のルールを体感したりして、「学研教室は集中して勉強する場所」であることを理解し、自身も成長することができるでしょう。
では次に、学研教室が重きを置いている集中力を高める教育方針や、環境づくりについて見ていきましょう。
子どものやる気をアップさせ好奇心を活性化させる環境づくり
学研教室では、子どものやる気をアップさせ、好奇心を高める環境づくりを行っています。子ども一人ひとりの性格や学力に合わせたオリジナル教材を使って学習を進め、指導者がそれぞれの理解度に合わせた丁寧な指導を行います。
コツコツと着実に学習を進めていくので、確かな学力と自信を身につけることができます。余裕があれば先取り学習も行え、学ぶ喜びを感じチャレンジする意欲が湧いてくるでしょう。結果的に、自信がついて積極的に学ぶ姿勢が身につき、興味や好奇心が掻き立てられます。
目標を持たせ向上心ある学びができる環境づくり
集中力を高めるためには、子どものやる気を引き出し、やる気を持続させることが大切です。子どもに継続的にやる気を出させるためには、目標を持たせて向上心ある学びができる環境づくりを行うことが重要となります。
学研教室では、子どもの性格や学力に沿って、「なんのために勉強するか」「どんなことをしたいか」「どこを目指すか」などを明確にし、学習目標や学習計画を立てます。子どもは目標を持つことで、モチベーションを保つことができ、集中して学習することができるでしょう。
考える力を身につけ楽しみながら学べる環境づくり
最近の教育では、子どもの可能性を広げるために、与えられた問題を早く解くだけの知識よりも、自ら考えて試行錯誤しながら問題を解決する能力を重要視するようになっています。学研教室では、知能や学力などの見える力と、集中力や思考力などの見えない力のどちらも大切にしており、子どもの自分で考える力を育み、自学自習の力を身につけることを目指しています。
指導者は一人ひとりに寄り添った指導を行い、子どもの自分で考え抜く力を育てます。「わかった!」という達成感や喜びは、自ら進んで学習に向かう姿勢に繋がり、子どもは意欲的に楽しみながら学習するようになるでしょう。
集中力をアップさせ楽しく学ぶ環境をつくっていこう
子どもは、勉強する時間と休憩する時間、遊ぶ時間などをはっきりと分け、メリハリをつけて学習することで、集中力を保つことができます。また、夢中になったり没頭して取り組んだりできる環境づくりも大切です。
学研教室では、子どもの集中力を高める学習法や環境づくりを取り入れ、自学自習の力や確かな学力、また自分で考える力を身につけることに重きを置いています。子どもに楽しく学べる環境を提供するためにも、ぜひ一度学研教室の無料体験学習に参加し、実際に教室の雰囲気や教材に触れてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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