「学校なんて行きたくない」もし、お子さんがこのようなことを言ったらどうしますか?
大切なのは、まず子どもへの共感を最優先することだそうです。
教育評論家の親野智可等先生にお話を伺いました。
子どもがショッキングなことを言ったとき
「もう学校なんか行きたくない。学校なんか行ったってしょうがない」
「私なんていない方がいいんだ。もう消えてしまいたい」
「自信がなくなっちゃった。ぼくなんか何をやってもダメだよ」
もし、お子さんがこのようなことを言ったらどうしますか?
親としてはショックですよね。
親自身がパニックになっておろおろしてしまうかも知れません。
それで、焦ってしまって次のようなことを言ってしまいがちです。
「急にどうしちゃったの? そんなこと言わないで」
「そんなことないってば。あなたはがんばれるよ。大丈夫よ」
「そんなこと言われるとお母さん悲しいよ。お母さんを困らせないで」
このようなことを、甲高い声でとがめるような口調で言ってしまいがちです。
まずは共感を最優先に
このように言われると、子どもは叱られているように感じてしまいます。
そして、「お母さんは、ぜんぜん私の気持ちをわかってくれないな。私がどんなにつらくて苦しいかわかろうともしてくれない」と思ってしまいます。
そして、「やっぱり言うんじゃなかった。もう何も言わないようにしよう」と思って、口を閉ざすようになり、ストレスを自分の中に溜め込むようになります。
こういうNGな対応にならないために、まずは親が冷静になることが大切です。
そして、閑かな落ち着いた声で、しかも優しく温かい口調で次のように言ってください。
「そうなんだ……。すごくつらいんだね。よっぽどイヤなことがあったんだね。ママにお話聞かせて」
「それはつらいね。でも、よく言ってくれたね。ありがとう。何があったのか教えてくれる?」
このように共感的に言ってもらえると、子どもは話しやすくなります。
というのも、「お母さんは私のことをわかろうとしてくれている。お母さんなら私のつらい気持ちをわかってくれる」と思えるからです。
大切なのは、まず子どもへの共感を最優先して、その次にもう少し詳しく話してもらうという順番にすることです。
言語化できない場合はもっと難しい
ところで、大人から見ると子どもたちの生活は気楽そうに見えますが、実は、そうではありません。
いじめられた、友だちとケンカした、先生に叱られた、親に叱られた、勉強などで自信をなくした、などなど、子どもたちにも日々いろいろな困難や悩みが生じます。
そのとき、冒頭のように言葉で親に伝えられる場合は、それがたとえショッキングな言葉であったとしても、症状的にはまだマシと言えます。
本当に難しいのは、子どもが言葉にできないまま悩み苦しんでいるときです。
この記事の監修・執筆者
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、X、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
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