【セコム監修】お出かけ・留守番・SNSまで! 夏休みに親子で確認したい「子どもの安全防犯リスト10」

更新日: 公開日:

【セコム監修】お出かけ・留守番・SNSまで! 夏休みに親子で確認したい「子どもの安全防犯リスト10」

お子さんの行動範囲が広くなる夏休み。不審者による声かけや連れ去りのリスクについて、お子さんに伝えておくべきことを、子どもの防犯対策に取り組む株式会社セコムのIS研究所・舟生岳夫さんにうかがいました。

こそだてまっぷ編集部

目次

夏休みのお出かけ先での防犯について、子どもに伝えておくべきなのは?

花火大会や夏祭りなど、夏休みには、楽しいイベントが盛りだくさん。観光地へ出かけたり、保護者の方のご実家に帰省をしたりするご家庭も多いはず。年齢によっては、子どもだけで行動する場合もあるでしょう。しかし、大人が同行していないことで、不審者による声かけや連れ去り、盗撮など子どもを狙った犯罪に巻き込まれるリスクも高まります。保護者の方はそれを念頭に置いて十分に配慮する必要があります。また、小さいお子さんからは、絶対に目を離さないようにしてください。

「知らない人に声をかけられても、絶対に付いて行ってはいけないよ」とお子さんに教えておくことは鉄則。しかし、観光地や保護者の方の帰省先など、いわゆる“土地勘”のない場所では、怖い目に遭ったときに、どこへ逃げればよいのか、だれに助けを求めればよいのかが、すぐにわからないこともあります。保護者の方が事前に確認をし、お子さんにしっかり伝えておくようにしましょう。

1.店舗は、子どもの緊急避難先として有効

いざというときのために、お子さんには「お父さんやお母さんがいないときに何か困ったことがあったら、近くのお店に入って、お店の人に助けを求めて」と教えておくようにしましょう。たとえば、不審者に追いかけられたりしたら、近くの店舗やコンビ二などに逃げ込むというのは緊急避難として非常に有効な手段です。

2.施設のスタッフなど信頼できる大人の存在を教える

遊園地などのレジャー施設やショッピングモールなども、子どもを狙った犯罪のリスクが伴う場所です。知らない人に声をしつこく声をかけられたり、腕をつかまれたりするなど危険を感じたら、まず、逃げることを教えておきましょう。助けを求める際は、施設の制服を着ている人、あるいは施設のバッジや名札を付けている大人を頼るように伝えておくことも大切です。

3.不審者は、どんな手口で近づいてくるのか知っておく

不審者が子どもを誘うときのよく見られる事例を紹介しますので、お子さんにも伝えておきましょう。

・(キミの好きな)キャラクターグッズをあげるから、うちにおいでよ
・(車の中から)○○へ行きたいんだけど、車に乗って案内してくれる?
・お母さん(お父さんなどの身内)が事故に遭ったから一緒に病院に行こう
・アンケートに答えてくれるかな?(名前や学校などの個人情報を聞き出す目的)

などがあります。

対策として子どもに教えておくべきなのは「嫌です」「行きません」などと断る言い方です。たとえ「お母さん(やお父さんなどの身内)が事故に遭ったから……」と言われても、安易に信じて付いて行ってはいけないと教えましょう。

4.やさしく誘われても「迷わず」断ること

場合によっては、相手が善意で「〇〇をあげるよ」などと声をかけている場合もあることでしょう。それでもお子さんには「絶対に断わって」と教えましょう。相手が不審者なのか、それとも善意で接してきている人なのかという判断を子どもに任せるのは難しいからです。お子さんの安全が最優先!とはいえ、中には「それでは相手の人を不愉快にさせてしまうかも」と気にするお子さんもいるでしょう。そんなときは「もし、相手の人が嫌な気持ちになったら、あとでお母さん(お父さん)がちゃんと対応しておくから大丈夫だよ」などと言って安心させてあげるとよいでしょう。

5.子どもの服装や身に着ける小物などにも注意!

夏のレジャーや外出先などで、不審者から子どもを守る対策として、保護者の方は次のことに気をつけておきたいものです。

・子どもを一人にしない(レジャー施設やショッピングモールなどのトイレに行くときも保護者が付き添う。子どもだけのお出かけ時には、トイレは友だちといっしょに行き、決して一人だけでは行かないように伝えておく)
・子どもの名前がわかるものを着用させない(「〇〇ちゃん!」などと知人を装って近づきやすくなるため)
・目に付きやすい場所に好きなキャラクターの入った服や小物を付けない(本人が好むものがわかると、不審者がそれを糸口に声をかけやすくなるため)
・汚れたりくたびれたりしている服を避け、身なりをきちんと整える(だらしのない服装は、ご家庭で子どもをあまり気にかけていないというメッセージとして伝わり、不審者が近づきやすくなるため)

6.防犯ブザーの電池切れにも注意を

防犯ブザー、もしくは防犯ブザー機能が付いたスマホを日常的にお子さんに持たせているご家庭も多いはずです。普段はランドセルに装着しているお子さんが多いですが、ランドセルを持たない夏休みでも防犯ブザーを外出時に携帯することを習慣にしましょう。

防犯ブザーを持っていても、いざというときにお子さんがうまく使えない場面も考えられます。きちんと使えるかどうか操作方法を練習しておくことも大事。また、忘れがちなのが防犯ブザーの電池切れです。定期的に電池を確認しておきましょう。

7.子どもが一人で留守番するときの注意点

夏休みになると、保護者の方が勤務中に子どもだけで留守番をする機会も増えます。自宅に来訪者があったり、電話がかかってきたりしたときはどうしたらよいのでしょう。

お子さんが一人で留守番をする場合は、ご家庭の状況に適したルールを決めておくことが重要です。「うちの子は、ここまでなら対応できる」などといったことはお子さんの発達段階によって変わってきますし、戸建てや集合住宅といった居住環境も家庭によって異なるからです。

子どもの留守番時に最も重要なのは、来訪者や電話をかけてきた相手に「子どもが一人で留守番をしている」という状況を知らせないことです。「『今、お母さんもお父さんもいません』と言ってはいけないよ」と伝えておきましょう。

ご家庭の事情にもよりますが、基本的に、お子さんだけで留守番をしているときは

・自宅にかかってきた固定電話には出ない

・来訪者のインターホンが鳴っても出ない

というルールを作って徹底させるのもよいでしょう。

8.宅配便を子どもが受け取るときは?

最近は、宅配便なども配達時間を指定できるようになっています。子どもだけで留守番をしている時間帯を外して指定するか「宅配ボックス」を利用しましょう。お子さんが十分に対応できる年齢なら「今日は、〇時~〇時の間に宅配便で荷物が届くよ」と伝えて受け取りを頼んでも構いませんが、その際は「いきなりドアを開けずに、インターホンで話すんだよ」などと対応方法を具体的に教えておきます。無防備にドアを開けないということを意識させるようにしましょう。

9.子どもが帰宅するときに気をつけたいこと

夏休み中は、大人がいない時間帯にお子さんが一人で外出先から帰宅する機会もあります。このようなときも、「子どもが一人で家にいる」という状況が外に知られないように注意する必要があります。帰宅時に保護者の方が不在でも、お子さんには大きな声で「ただいま!」と言って入る習慣を身につけておくことをおすすめします。

ほかにも次のようなことを教えて実践させるようにしておきましょう。

・家に入る際に、近くに不審な人がいないか周囲を確認する

・家の前で鍵を取り出し、開錠する行動をスムーズに行う

・家に入ったら、施錠する

10.SNSで知り合った人は“友だち”ではない

夏休みに限ったことではありませんが、最近は、SNSやインターネットを介して子どもがトラブルに巻き込まれる事例が多発しています。ネットの世界での子どもの交友関係は、大人には把握しにくいため、よりいっそう保護者の方が丁寧に寄り添うことが欠かせません。

「知らない人に付いて行ってはいけないよ」と子どもに教えることは多いでしょう。しかし、子どもによっては「SNSで知り合った人は“友だち”であり、“知らない人”ではないから大丈夫」だと認識してしまうことがあるので注意が必要です。SNSで知り合った人に「名前や住んでいる場所、学校名などの個人情報を教えない」「写真やお金のやりとりをしない」などのルールを丁寧に説明して、納得させることが大切です。

違和感を察知するセンスを育てよう

「不審者」には「そのときに、その場所にいることがふさわしくない人」という定義があります。しかし、お子さんに「どんな人が怪しいか」を判断させるのは難しいでしょう。それでも、普段から子ども自身が身の安全を意識する習慣を身につけておくと「この人、何か変だな」といった違和感のようなものを察知するセンスが育まれていきます。そのためには「変だな」と感じたら、必ず保護者の方に伝えることが役立ちます。たとえば、

「今日、あの公園で、変なおじさんがずっとこっちを見てたんだよ」

などの情報を親子で共有することが大事なのです。その後、本当に不審者なのかどうかを判断し、通報するなど行動するのは大人の役目です。

お子さんが何か「変だな」と感じたことを話してくれたときは「話してくれてありがとう」と返してあげてください。「なんで、そんな場所に行ったの! 危ないでしょ」などと怒ってしまうと、子どもが何かあったときに話してくれなくなってしまうからです。普段から親子でコミュニケーションを取って、何でも話せる関係性を築いておきましょう。

夏休みは「防犯」を考える絶好のチャンス

お子さんと夏休みのレジャーについて相談する際は、併せて「防犯」についても話し合ってみてはいかがでしょう。「こんなときは、どうしたらいいと思う?」などと考える機会を作って、子どもが自分の身を守るセンスを養っていきましょう。ぜひ、お子さんと安心安全な夏休みを楽しんでください。

この記事の監修・執筆者

セコムIS研究所 リスクインテリジェンスグループ所属 舟生 岳夫

ふにゅう たけお/セコムIS研究所 リスクインテリジェンスグループ所属。キッズデザイン協議会理事、防犯設備士、インテリアコーディネーター。子どもを守るための調査・研究に日々取り組み、各種防犯セミナーの講師をはじめ、学校のセキュリティポリシー策定コンサルティングなどを行う。2006年2月にオープンした「子どもの安全ブログ」では、モデレーターとして、子どもたちが安心して健やかに育っていくための情報を発信し続けている。

HP
https://www.secom.co.jp/kodomo/

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

あわせて読みたい

おすすめ情報

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事

この記事の監修・執筆者の記事