【最近のラン活トレンド】素材選びにも変化?! SDGsにも貢献のラン活をご紹介

更新日: 公開日:

【最近のラン活トレンド】素材選びにも変化?! SDGsにも貢献のラン活をご紹介

このところ、ますます加速している“SDGs”の流れがランドセルにも来ていることをご存じですか? 来年春、小学校に入学予定のお子さんがいらっしゃるおうちでは、「ランドセルをすでに購入した」「今まさに検討中」「これから探そうとしている」など、さまざまな関心を持たれている時期ではないでしょうか。

ランドセル商戦が本格化する中、環境問題への関心の高まりと相まって、リサイクル素材など原料にも配慮した製品が続々と登場しています。

文/マムズラボ

目次

ラン活にもSDGsの流れが! 素材や在庫に着目したランドセル3つ

こだわりの製品を求める消費者の動きなどを背景に、ランドセル商戦は年々時期が前倒しになっており、最近では入学の1年以上前から販売をスタートしています。今年は、リサイクル素材を使ったランドセルが注目を集めています。

関連記事:【実験で分かった】ランドセルがいちばん安全で体への負担も少ないってホント?

リサイクルポリエステル生地を活用

新時代のランドセルとして注目をあびているNuLANDⓇ<ニューランド>。「環境にも、子どもの身体にも負荷をかけない」をコンセプトに2021年3月から、古着など本来であれば廃棄される予定の繊維を原料とするリサイクルポリエステル生地でできたランドセルの販売を開始しました。

子どもたちの未来のために、環境に配慮し、使い終わった古着や生産時に工場で出た残反(生地)を原料にした循環型リサイクルポリエステルを使用しています。また、このランドセルは子どもの身体への負担軽減を考慮して、軽量化にも注力した製品となっています。

利用者である子どもたちのことを第一に考えた開発姿勢や機能性、デザイン、そして環境への配慮などが総合的に評価され、2022年度のグッドデザイン賞も受賞しています。

NuLANDⓇ公式サイト https://nuland.jp/

使用済みのペットボトルを活用

地球NASAランドセル®を展開する、東京のランドセル企画・販売会社「池田地球」では、使用済みのペットボトルを再利用し、特殊な加工を施して革の風合いに近づけた「コードレ®」を主素材としたランドセルを販売しています。また、化粧箱などにも環境に配慮した紙を使用するなど、子どもにも環境にも優しいランドセルとなっています。

老舗メーカーとして従来の人気シリーズに加えて、ここ数年はこれらのような「環境により配慮したランドセル」の売り上げも伸びているそうです。「子どもたちの未来に、親としてできることは…」という考えのもとに作られた商品に注目が集まっています。

リサイクル素材を使用して作られたランドセルは、地球温暖化など環境問題への意識が高まる動きと共に、これからも広がりを見せることと考えられます。

地球NASAランドセル https://chikyubag.com/

良品の在庫を再活用

工房系ランドセルメーカーの老舗(株)土屋鞄製造所は、24年度向け製品の販売とあわせて、事情により倉庫に眠っていた過去の良品(アウトレット品ではなく正規品)の販売も始めています

SDGsを意識した動きとして、2022年6月から過去の製品を販売する新シリーズ「STOCK LUCK(ストック・ラック)」(全6種)を投入しました。生産計画に基づく予測数のずれ、また諸事情によるキャンセルなどで出た在庫の良品を、9都府県11店舗で展開しました。

SDGsの「つくる責任」という観点から、製品を無駄にしないための初の取り組みとして好評を博しました。今年は店舗に加え、出張店舗・オンラインストアでの販売(4種)を予定しています。

※製品ラインアップは日々更新されています。詳しくは各公式サイトにてご確認ください。

株式会社土屋鞄製造所 https://tsuchiya-randoseru.jp/collections/stockluck_lp

ラン活をきっかけに、環境問題を親子で考える

環境問題へ関心が高まる昨今、ランドセルにもリサイクル素材の製品が登場し、多くの支持、関心を集め始めています。

紹介したランドセルのほかにも、廃棄された漁網を使用したリサイクル素材で作られたランドセルや、製造過程で出てしまう素材の余り(品質には問題なくても廃棄対象だった素材)をアップサイクルして作られたランドセルなど、さまざまなメーカーが取り組みを始めています。

また、SDGsを意識したランドセルの多くは、環境への配慮に加え、軽量化や容量を変えられるなど使い勝手にも工夫がされています。子どもへの優しさも支持される理由の一つなのかもしれません。

色はもちろん、素材やデザイン、環境への配慮など、多様性を重視する社会の中でランドセルの選択の幅はさらに広がっています。

小学校生活6年間の相棒とも言えるランドセル。環境問題にも目を向けて選ぶことで、世の中の問題を子ども自身がより「自分ごと」として捉えることができるのではないでしょうか。

時代は消費型社会から循環型社会へと、移り変わろうとしています。
ランドセル選びを通して、環境のことや世の中のことについて親子で話すきっかけになるといいですね。

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

あわせて読みたい

おすすめ情報

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事