【雪が積もったらチャレンジ】子どもが熱中する雪遊びのアイデア5選

更新日: 公開日:

【雪が積もったらチャレンジ】子どもが熱中する雪遊びのアイデア5選

寒い季節の楽しみのひとつと言えば「雪遊び」。
今回は、子どもといっしょに挑戦できる雪遊びのアイデアと、雪遊びをするときの注意点をご紹介します。今年の冬は親子で雪遊びを楽しみませんか?

文/マムズラボ

目次

子どもと雪遊びをするときの注意点

雪遊びでは、安全へ配慮することが大切です。普段歩き慣れている平坦なところでも、雪が積もることで滑ったり転んだりしやすくなります。また、子どもは雪景色で気持ちが盛り上がり、注意力が低下して思わぬ事故につながってしまうかもしれません。そのため、雪で遊ぶ前に保護者が安全のチェックを行い、ケガなどがないように注意してくださいね。

1.場所の危険性を確認

いつも遊んでいる場所でも、積雪によって景色が変わることがあります。雪遊びの前に遊び場全体を見回し、事故やケガのもとになりそうなところは避けるようにしましょう。庭や公園で遊ぶ場合でも、安全に遊べる範囲を見定め、子どもにも危険性とあわせて伝えるようにしてください。

夜間に雪が積もったときでも、日中になり暖かくなると、木や屋根の雪やつららが落ちることがあります。子どもに近づいてほしくない場所にはロープを張っておくなども有効です。雪かきをしたり屋根や遊具の雪下ろしをしたりするなど、雪遊びの前に対処しておくと安心です。

また積雪により、坂道や階段がすべりやすかったり、歩道と車道の見分けがつきにくくなっていたりすることもあります。雪にあまりなじみのない場合は、普段歩き慣れている道でも子ども一人で行動させることは控えたほうがよいでしょう。

2.体調の変化に気をつける

雪遊びをする時間は30~40分程度を目安にし、遊ぶ前やあとはもちろん、遊んでいる間も、顔色や鼻水、くしゃみ、咳など子どもの様子をこまめに確認してください。また、体温の低下により末梢性チアノーゼ(皮膚や粘膜が、青みのある紫色になった状態)を引き起こすことも。末梢性チアノーゼは唇、耳たぶ、爪、指先など皮膚のすぐ下に血管がある箇所で見られます。末梢性チアノーゼが見られた場合、体を温めたり、マッサージをしたりして、血液循環をよくすると回復します。

なお、冬場でも脱水予防のための水分補給は大切です。寒いときは喉の渇きに気づきにくいため、大人が声かけをしたり、時間を決めたりしてこまめに水分を取りましょう。このとき、体温の低下を促す冷たい飲みものは避け、常温または少し温めたもの(50~60℃前後の白湯や麦茶)を取ることをオススメします。

3. 防寒・撥水・防水機能を備えた服を着る

寒さや雪による水濡れを防ぐため、しっかり防寒でき、撥水・防水機能を備えた服で遊ぶようにしましょう。とくに年齢が低い場合は、服と服のすき間から雪や水分が入らないような、ロンパース型のつなぎがあると安心です。マフラーは引っかかると首がしまる恐れがあり、遊びの邪魔にもなるので避けたほうがよいでしょう。

運動靴やスニーカーは滑りやすく、雪水が靴の中に染み込みやすいのでオススメしません。足元は長靴やレインブーツのほか、スノーブーツがあると浸水を気にせず遊ぶことができます。手足の指先や耳などはしもやけが発生しやすいので、指先まで覆う手袋や耳を覆うニット帽、イヤーカフなどがあるとよいですね。

●雪遊びに適した服装
・撥水や防水の加工が施されているアウター
・ハイネックの長袖トップス
・撥水や防水の加工が施されている長ズボン
・ニット帽やイヤーマフ
・撥水や防水の加工が施されている手袋
・厚めの素材や発熱素材で作られた靴下
・滑り止め加工が施されている長靴やレインブーツ、またはスノーブーツ

4. 雪遊びのあとは着替える

雪遊びで衣類が濡れた状態が続くと、寒さで体温が下がり過ぎたり、ひび割れやあかぎれ、しもやけができたりすることがあるので、遊び終わったあとは着替えることをオススメします。

また、遊んだあとに汗をかいて肌が濡れたままだと、水分が蒸発するときに皮膚の温度が急激に下がるため、しもやけが発生しやすいそうです。手足全体が赤紫色で腫れているときは、子どもがかかりやすい“樽柿型(たるがきがた)”と呼ばれるしもやけの症状だと考えられるため、場合によっては皮膚科を受診しましょう。

撥水性や防水性を備えた衣服や防寒具ではない場合は、衣服に水分が染み込みやすいのでとくに気をつけてください。

5.遊ぶ前にルールを決める

遊ぶ前には、子どもと雪遊びのルールについて話し合っておきましょう。ただし、子どもが遊びに熱中し過ぎて、ルールを守れない場合もあるかもしれません。そんなときはルールを思い出すように保護者がやさしく声をかけ、安全に遊べるように誘導してあげてくださいね。

●雪遊びのときのルール例
・遊ぶのは〇時まで
・雪合戦をするときは、相手の顔に雪を当てない
・走らない
・誰かを押したり引っぱったりしない
・寒くなったら我慢しないで大人に伝える
・入ってはいけない場所や遊ぶ範囲を守る

【子どもの防寒グッズ】冬の寒さを乗り切るグッズの選び方とオススメ11選はこちら!

子どもと楽しめる雪遊びのアイデア5選

ここからは、子どもと楽しめる雪遊びのアイデアを5つご紹介します。定番の遊びから大人も楽しめるものまでありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.雪だるま作り

雪だるま作りは代表的な雪遊びのひとつ。雪だるまを作るコツは、さまざまな方向に雪玉を転がして、きれいな球体を作ることです。球体を2つ作ったら大きいほうを下に、小さいほうを上にして重ねると本体が完成します。上の球体を顔に見立て石や小枝などで表情を作り、胴体となる下の球体にはみかんやにんじん、小枝などを使って服や手を表現しましょう。

古布をマフラーにしたり、頭にバケツや洗面器などを飾ったりするとより本格的な仕上がりに。サイズやデザインなどが異なる雪だるまを作って並べるのも楽しいですね。

2.かまくら作り

積雪が多いところで雪遊びをするときは、かまくら作りもオススメです。地面に2メートルほどの円をかき、スコップなどで高さ1メートルほどの雪山を作ります。雪の強度を上げるため、途中で定期的に水をかけたり、スコップで叩いたりして雪を固めることがポイントです。高さが出たら雪山のサイドを崩し、ドームや円柱状に形を整え、入り口となる部分をくり抜くように掘ります。入り口から内部に向かって掘り進め、理想の広さになったら完成です。

掘り進める作業のときには雪が崩落する危険性もあるため、大人もいっしょに、必ず2人以上で作業するようにしてくださいね。

3.雪合戦

大勢で楽しめる雪合戦も、盛り上がる雪遊びのひとつです。雪を投げ合ったり、雪を当てるために追いかけたりするだけで十分に楽しめます。

ただし、ケガを防ぐために「雪玉は顔に当てない」「雪玉を固くしすぎない」などのルールを決め、守りながら遊ぶと安心です。4、5歳以上の場合、友だちや家族とチーム戦を行う形にしても楽しそうですね。木などを的代わりにして、当てっこをしても盛り上がりそうです。

4.雪の色水遊び

真っ白な雪のキャンバスに、色水でお絵かきする遊びです。絵の具を溶かした水を入れたペットボトルで色水を雪上に振りまくと、雪に色をつけることができます。ペットボトルのふたに、錐(きり)などで穴をひとつあけると、色水を出す量を調整しやすくなります。さまざまな色水を用意して、雪上で色を混ぜても楽しそうですね。ペットボトルの代わりにスプレー容器やスポンジなどを使って遊ぶこともできます。

雪に絵の具を混ぜたり、色をつけた雪で雪だるまを作ったりするのもオススメです。想像力をふくらませながら、すてきな作品を完成させてくださいね。

5.スノーキックスクーター(スノーキックボード)

小学3年生以上なら、スノーキックスクーターもオススメです。持ち手のついたひとり乗りのボードで雪の上を滑るものです。ボードの上に立って滑る仕組みなので、スノーボードやスキーの事前練習としてもよさそうですね。

傾斜が緩やかなゲレンデやスノーパークなど、雪遊びが許可されている安全なところで遊びましょう。また、周りの人と接触しないように注意してください。

子どもといっしょに雪遊びを楽しもう!

今回は子どもといっしょに楽しむ雪遊びのアイデアをご紹介しました。雪遊びは寒い時期や場所だけの遊びだからこそ、特別な思い出になるはず。安全面へ配慮し、ルールを守りながら遊ぶことで、冬の体験を増やしてあげてくださいね

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

あわせて読みたい

おすすめ情報

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事