季節を問わず、自然を満喫しながら外でバーベキューするのは楽しいものですよね。いつもとは違うシチュエーションでの食事に、子どももおなかいっぱい食べてくれそうです。
今回は、子ども連れファミリーが屋外やバーベキュー施設でバーベキューをするときに活躍するオススメのグッズをご紹介します。親子キャンプを楽しむキャンジョ(キャンプ女子)としても活躍するフリーアナウンサーで、男の子2人のママである高橋早紀さんの体験談をもとに、子連れバーベキューで準備すべきポイントなどをお伝えします。
文/マムズラボ
子どもとバーベキューのときに気をつけたい、準備のポイントとは?
子ども連れで屋外バーベキューを準備するときに、あらかじめ気をつけておきたいポイントをご紹介します。
1.軽くてかさばらないグッズを持っていく
屋外バーベキューのときは、子どものお世話グッズや遊び道具なども加わるため荷物の量が増えがちです。そのため、一つひとつのグッズは軽量のものやかさばらないものを選ぶと、持ち運ぶときの負担が少なくなります。
高橋さんのアドバイス
「キャンプやアウトドア用品の中には、いすやテーブルはもちろん、カトラリー類なども折りたためるものやパーツを外してコンパクトに収納できるものがあります。いくつか取り入れるとバーベキューの準備がぐっと楽になりますよ。軽さで選ぶならアルミ製のものがオススメです。」
2.使いまわせるグッズを活用する
バーベキューで時間がかかる火起こしは、グッズの選び方ひとつで時短に差がつきます。さっと組み立てられるバーベキューコンロや、すぐに火を起こせる着火剤などを選ぶようにしましょう。また、食材は前日までに購入して下準備をしておき、当日は焼くだけの状態にしておくと、料理の手間もカットすることができます。
食材をつかむトングにも、網を交換できたり串ヌキができたりする3WAYタイプなどがあります。いろんな用途で使えるものを持っておくと、準備の手間が省けるので便利です。
高橋さんのアドバイス
「コンロはバーベキュー用だけではなく、ダッチオーブンでの調理や焚き火台としての使用などに使いまわせるものがあります。調理方法が広がって、バーベキュー料理に奥行きが出ますよ。ガス式のコンロなら火を起こす必要がなく、初めてでもかんたんに調理に取りかかれます。ただし本体が重たいため、レンタル可能な施設で借りるのもオススメです。」
3.事前にバーベキュー場をリサーチしておく
バーベキュー場や施設の情報も事前にリサーチしておきましょう。バーベキューに必要なグッズの貸し出しや販売をしている施設なら、持っていくグッズを減らすことができます。
また、周辺の天気を確認しておき、必要に応じて上着やテントなどの持参も検討しましょう。
高橋さんのアドバイス
「子連れの場合はトイレや手洗い場、自動販売機などはよく使うことになるので、前もって場所をチェックしておくと安心ですよ。駐車場からバーベキュー場などへは距離がある所も多いので、注意してくださいね。」
子どもとバーベキューにオススメのアイテム
子連れバーベキューのときに準備するとよいグッズと選び方についてご紹介します。高橋さんのアドバイスもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.テーブル・チェア
子どもがいるバーベキューでは、折りためるテーブルやチェアがあると便利です。テーブルは家族4人の場合、90cm×60cmくらいのサイズだとちょうどよく使えます。耐荷重は一般的な家具のテーブルと同等の30kgくらいのものだと安心です。
チェアは腕を乗せるアームがついていたり、簡易的なサイドテーブルがついているものなどを選ぶと使い勝手がよいのでオススメです。
高橋さんのアドバイス
「テーブルは子どもの成長に合わせ、高さが調整できるものを選ぶと買いなおす必要がありません。子ども用のチェアは折りためるベンチタイプのものだと、お昼寝タイムの簡易ベッド代わりにも使えます。」
2.子ども用の道具
バーベキューでは、子どものお手伝いに助けられることがあります。そのため、子ども用の軍手やトングのほか、キッズ用の包丁、エプロンなどがあると、子どももお手伝いがしやすくなります。
高橋さんのアドバイス
「お手伝いは、バーベキューで使う道具の取り扱いに触れるいい機会になります。コンロの上にトングで野菜を並べるだけでも立派なお手伝いになりますよ。ただし火やいつもとは違う道具などを使うので、子どもには危険性などをあらかじめ説明してあげてくださいね。
我が家では小学3年生の長男が、薪割りや火起こしなどをお手伝いしてくれています。最初にやり方を丁寧に教えたこともあり、今ではすすんで挑戦してくれています。」
3.バーベキュー以外の食べ物
高橋さんは、バーベキュー以外の食材ですぐに食べられるものをいつも準備しているそうです。
高橋さんがオススメするバーベキュー以外の食べ物
冷凍枝豆 | 自然解凍でOK。準備している間のつまみや小腹がすいたときなどに、すぐに食べられます。 |
冷凍フライドポテト | 揚げ焼きするのがオススメ。コンロの上に設置したミニフライパンに油を入れて調理します。 |
冷凍フルーツ | 皮ごと食べられるぶどうや、パイナップルなど子どもが好きな種類を中心に。事前に凍らせておくと着くころには半解凍になり、アイス感覚で食べられるだけでなく、保冷剤代わりにもなります。 |
好みの調味料 | バターや醬油、ケチャップ、マヨネーズ、ワサビ、マスタードなど。バーベキューソースや焼肉のタレ以外の味だとバリエーションが足りなくなることがあるので、小さい密閉容器などに小分けにしておきます。 |
4.紫外線対策グッズ
紫外線対策として、日焼け止めのほか、首まで覆えるハットや、日除けカバーがついた帽子などを準備しておくと安心です。
高橋さんのアドバイス
「日除け目的でいうと、タープもオススメです。タープを持っていれば好きな場所に日陰をつくることができ、家族全員が日陰に入ることができます。サイズや組み立て方法もいろいろあるので、扱いやすさや家族の人数に合ったタープを探してみてくださいね。」
5.着ていく服と着替え
高橋さんは「屋外では怪我や虫刺されの可能性もあるので、長袖と長ズボンを選ぶことと、コットンやウールなど燃えにくい天然素材の服を選ぶことが大切」としています。動きやすさと安全性の観点から服を選んでくださいね。
気温や天候の変化のほか、汚れたときなどのために着替えを用意しておくと慌てずにすみます。
高橋さんがオススメする着替えリスト
長袖の羽織りもの | バーベキューをする場所の標高や時間帯、天気によっては寒いこともあるので、忘れずに持っていきましょう。季節によっては、厚手のアウターも持参してくださいね。 |
大人の着替えセット | バーベキューは火の近くにいることが多いので、汗をかきやすくなります。汗が蒸発すると気化熱により体温が下がり、寒さを感じるほか風邪をひく恐れもあるので、汗をかいたら着替えることをオススメします。 |
子どもの着替えセット | 準備や遊びで衣服が汚れることがあります。トップス、ボトムス、インナー、下着、靴下をそれぞれ2セットほど用意しておくと安心です。 |
靴 | コンロから火の粉が飛んだりして火傷をする場合もあります。素肌が露出している部分がないよう、バーベキュー中はサンダルではなく、靴をはくようにしましょう。近くに水辺がある場所ならサンダルも用意しておくとよいですね。 |
6.その他
そのほか、高橋さん推薦のバーベキューグッズをご紹介します。
キャリーバッグ | グッズをまとめて積載し、運ぶことができます。駐車場から施設までの距離が離れている場合にも活躍します。 |
アルミホイル | 食材にしっかり火を通したいときや、食材のフタ代わりなどに使えます。オススメは、ナスをまるごとアルミホイルに包んで蒸し焼きにした「ナスのホイル焼き」。ナスがとろけて絶品の仕上がりになります! |
密封できる保存容器 | 食材や調理したものが余ったときに、持ち帰ることができます。 |
子どもとバーベキューは事前準備が大切!
事前にしっかり準備しておくと、子どもがいっしょのバーベキューでも不安なく過ごすことができます。火や道具の扱いにはじゅうぶん気をつけながら、思い出に残るバーベキューにしてくださいね。
高橋早紀さんのInstagramはこちら
https://www.instagram.com/sackey_tk/
【引用】
(※3)一般社団法人日本クレーン協会「夏の健康チェック”汗のはなし”」
http://www.cranenet.or.jp/susume/susume03_08.html
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