「何時に起きて、何時に寝ればいい?」「宿題はいつやるの?」「習い事はみんなどれくらいしているんだろう…」
わが子が小学生になったらどんな毎日が待っているのか、年長さんのママパパとしては気になりますよね。
先輩ママパパ127人に、お子さんの小学1年生のときのおうちでの過ごし方について聞いてみました! これらを参考に、わが子の入学後の毎日をイメージしてみましょう。
※アンケート調査;モニプラファンブログ「学研の幼児ワーク編集部」調べ(2021年11月実施/127人回答)
文/大悠社
起きる時間と寝る時間は?
学校のある日はお子さんは何時に起きていますか?
「学校がある日はお子さんは何時に起きていますか?」という質問に、最も多かった回答が「6:30~6:59」でした。また、65.3%のお子さんが6時台に起きているようです。
地域によって違いはありますが、8:05~8:20の間に登校する学校が多いので、ご自宅と学校の距離を考え、今より早く家を出る必要がある場合には、少しずつ早めに起きる習慣をつけるといいですね。
お子さんは、ママパパが理想とする時間に起きていますか?
「お子さんは、ママパパが理想とする時間に起きていますか?」という質問には、76.4%のママパパが「はい」を選んでいます。
「はい」のうち、19人がお子さんが自分で起きてくる、45人が家族(親やきょうだい)の声がけで起きると回答しています。目覚まし時計を使用しているお子さんも35人いました。
理想の時間に起きる工夫を聞いてみました。
「子どもが自分で目覚し時計をセットして、起きてきます」
「起きる少し前にカーテンを開けて部屋を明るくしておきます。そこから声がけをして起こしています」
「親の声がけがほとんど。月曜日は自分で早起きして録画した『鬼滅の刃』を観ています」
これらを参考にして、お子さんに合ったスタイルを探してみてはいかがでしょうか。
入学前に目覚まし時計をプレゼントして、自分で起きる練習をさせるのもおすすめです。
一方、「いいえ」と答えたママパパからは、こんな意見がありました。
「6:30には起きてほしい。ゆっくり朝ごはんが食べられると思うので」
「7:00前には起きて、勉強を30分させたい」
「4:00や5:30など、起きる時間が早すぎるときがある。もっとゆっくり寝ていてほしい」
ぎりぎりの起床で朝ごはんや持ち物の準備をせかしたくない、早めに起床して勉強をさせたいという回答も。
朝の時間にバタバタしてしまうと、心も落ち着きません。ゆっくり朝ごはんを食べて、1日に備える時間にできるといいですね。
お子さんは普段は何時に寝ていますか?
「普段は何時に寝ていますか?」という質問には、44.9%が「21:00〜21:29」と答えています。
64.6%のお子さんが21時台に寝ています。
お子さんは、ママパパが理想とする時間に寝ていますか?
「お子さんは、ママパパが理想とする時間に寝ていますか?」という質問には、66.9%のママパパは「はい」と答えています。
「はい」を選んだママパパに、お子さんがどのように寝ているか教えてもらいました。
「一人で寝ています」…19人
「家族(親やきょうだい)と一緒に寝ます」…24人
「寝かしつけています」…25人
寝かしつけのときには、絵本を読むという意見もありました。小学校に入ってからも、読み聞かせを続けているご家庭も多いようです。
また、小さいときから大事にしているぬいぐるみと一緒に寝ているお子さんもいました。
一方、「いいえ」を選んだママパパには、理想の時間に寝られない理由を聞きました。
「21:30までに寝てくれることが理想ですが、ついついテレビを見てしまっています」
「21:00には寝てほしいけれど、ゲームやマンガを見てしまい遅くなってしまう」
「21:30には布団に入るけれど、眠りにつくまで時間がかかる」
このほか、食事や入浴に時間がかかり、だんだんと遅くなってしまうという意見もありました。
入学後は、小学校生活に慣れるために気力も体力も使います。
翌日に疲れを残さないよう、ゲームや動画視聴などを決まった時間に切り上げる約束をするなど、睡眠時間の確保を心がけましょう。
宿題について知りたい!
宿題に取り組む時間帯を教えてください。
74.8%のお子さんが、放課後に宿題に取り組んでいます。
日によってまちまちという意見もありましたが、多くのお子さんは、宿題を済ませてからテレビ、ゲーム、友だちと遊ぶなど、好きなことをしているようです。
下校時刻は学校や曜日によって異なりますが、14:35頃が一般的です。
ちょうどおやつの時間とかぶります。宿題を済ませてからおやつを食べる場合や、逆におやつを食べてから宿題をするご家庭もありました。
お子さんはどこで学校の宿題をしていますか?
リビング・ダイニングで宿題をするお子さんが79.5%でした。学童保育で宿題を済ませるお子さんは7.1%でした。
小学1年生の段階では、大人の見守りがあるほうが親も安心ですし、お子さん自身も宿題に取り組みやすいでしょう。
宿題にかかる時間はどのくらいですか?
宿題にかかる時間は10分以上30分未満が61.4%と多いですが、30分から1時間ほどの時間をかけているお子さんもいます。
だらだらすることのないように、宿題をするときは、集中できる環境づくりを心がけたいですね。
●学校の宿題には、どのようなものがありますか?
小学1年生の主な宿題を聞きました。
主な小学校の宿題
・音読
・ひらがな・漢字練習
・計算ドリル
音読、ひらがな・漢字練習、計算ドリルでした。
日記や計算カードがある学校もあるようでした。
おうちのかたが手伝うことはあるか聞きました。
「音読チェック、ドリルの丸つけ、連絡帳確認をします」
「漢字や計算はわからないと言われたものだけ手伝います。間違えて失敗して覚えるのも大事です!」
「プリントやドリルは必ずチェックして、間違いはその場で直すように促します。音読もきちんと聞いてサインします」
「わからないところがあれば、一緒に調べます」
宿題に一緒に取り組むことが、自分にとっても脳トレになっていいというママパパもいました。
音読チェックが必要な学校は多いです。お子さんのやる気をアップさせるためにも、家事などの手を止めて、しっかり聞いてあげましょう。
学校の準備はいつしていますか?
帰宅して、宿題を終えたあとにそのままの流れで翌日の準備をするお子さんが多く、47.2%でした。
また、就寝前までには済ませるというお子さんが29.9%いました。
お子さんが自分で支度をしても、ママパパが最終チェックしたほうが、一年生のうちは安心です。おうちのかたの確認の時間も考慮して、余裕を持って準備したいですね。
習い事や学校以外の勉強をしている?
習い事はしていますか?
61.4%のお子さんが習い事をしていました。
習い事の種類と数も聞きました。
どんな習い事?
・スイミング:36人
・ピアノ:16人
・英語(英会話):12人
・サッカー:9人
習い事の数
・1つ:28人
・2つ:31人
・3つ:10人
・4つ以上:4人
そのほかの習い事として挙がったのは、運動系では、ダンスや体操、テニス、バスケットボール、空手、ゴルフ。
勉強系は習字とそろばん。音楽系ではエレキベース、リトミック、ヴィオラなどを習っているお子さんがいました。
今後、新たに始めたい習い事は、スイミング、英語(英会話)、運動系などが人気でした。
本人のやりたいことを優先して、習い事を決めたいという意見もありました。
お子さんの気持ちを大切にして、楽しめて頑張れる習い事ができるといいですね。
学校の宿題以外に、勉強をしていますか?
49.6%のお子さんが、宿題以外の勉強にも取り組んでいます。
通信教育やタブレット学習、市販のドリルなどを使用するお子さんが多く、学習時間は15〜30分でした。
「計算や漢字ドリルを10分ぐらい」
「週末に計算や文章ドリルのワークをして、タブレットでプログラミングしています」
「通信教材のプリントや、親が選んだドリルを何ページかやっています」
「朝、30分ほど好きな本を読んでいます」
朝に少しずつドリルなどを進めたり、耐水性の教材を使ってお風呂でひらがなの勉強をしたりと、時間を有効活用しているご家庭も多いようです。
小学生になって、生活の中で最も変わったことは?
小学生になって、生活の中で最も変わったことを教えてもらいました。
- 起床時間が早くなった:37人
- 食事量が増えた:23人
- 自分で支度などをするようになった:12人
「起床時間が早くなり、帰宅時間は遅くなったし、帰宅後は宿題もあるため、自由な時間がとても少なくなった」
「給食のおかげで食べられる食べ物が増えた」
「お金が想像以上にかかる(習い事、食べる量)」
「あいさつの声が大きくなった」
「友だちと放課後遊ぶようになり、積極的になった」
「勉強に意欲的になった」
「バス登園から徒歩登校に変わったので外履きの劣化がとても早い」
通う小学校によってスケジュールや親の関わりはそれぞれですが、先輩ママパパの体験談を、入学前にチェックしたいポイントのヒントにしてくださいね。
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