【子どもにイライラをぶつけないために】まずは自分の精神状態に気づく

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【子どもにイライラをぶつけないために】まずは自分の精神状態に気づく

疲れている時や体調がすぐれない時に、どうしてもイライラしてしまうこともありますよね。
気が付いたら、子どもにあたっていた…ということはありませんか?
そんなことにならないようにするためにはどうすればよいのでしょうか?
教育評論家の親野智可等先生にお話を伺いました。

目次

深呼吸と背伸び

人は誰でもイライラするときがあります。
ストレスが溜まっている、機嫌が悪い、体調が悪い、天気が悪い…、などの理由で。

そして、つい自分のイライラを子どもにぶつけてしまった経験がある方もいるかもしれません。

それまでは子どもとの人間関係を大切にしてきたのに。すべて台無しです。

自分が積んできた積み木を自分で崩してしまったのです。
この虚しさといったらありません。

こうならないために大事なのは、まず自分の精神状態に気づいていることです。

「今日は、私、何だか機嫌が悪いな」
「あ、自分は今イライラしてるな」

このように気づいていると、それに飲み込まれる前に対処できます。

そして、気づいたら、取り敢えず胸一杯に空気を吸い込んで深呼吸してみましょう。
これだけでかなり違います。
呼吸を変えると気持ちも変わるからです。

ついでに、猫のように背伸びしてみるとさらに効果的です。

子どもと少し離れる

自分のイライラに気づいたら、子どもと少し離れることも大事です。

別の部屋に行く、ベランダに出る、トイレに入る、など少し子どもと離れましょう。

子どもを見ていてくれる人がいるなら、近所を散歩する、買い物に行く、喫茶店でひと休み、などもあります。

ストレスを発散させる

あるいは、次のような方法でストレスを発散させるのもオススメです。

  • 一人になって好きな音楽を聴きまくる
  • 歌を歌う
  • ストレッチ、ヨガ、筋トレをする
  • 友だちに電話で愚痴る
  • 花や植物を見る
  • ペットと遊ぶ
  • 寝る

もちろん、他にもいろいろあるはずです。
ぜひ、自分なりの方法を見つけてください。

子どもにぶつけなくなるとステージが上がる

とにかく、イライラに飲み込まれて子どもにぶつけるのだけはやめましょう。
この一事ができるようになっただけで、あなたの親力・人間力は大きくレベルアップしたと言えます。

言い換えると、ワン・ステージ上がったということです。
それだけ価値のあることなのです。

この記事の監修・執筆者

教育評論家 親野 智可等

教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、X、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
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