【家庭用プール】子どもの年齢別の楽しみ方・選び方・注意点を紹介

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気温が高い日が続くと、おうちで水遊びがしたくなります。そんなとき、ファミリーや子ども向けのビニール製プールがあると便利ですよね。今回は、8月後半でもまだ活躍する家庭用プールの種類や、子どもの年齢別のオススメの選び方などについてご紹介します。

文/マムズラボ

目次

子ども向きの家庭用プールの種類3つ

子どもが遊ぶことを前提にしたビニール製の家庭用プールには、大きく分けて3種類あります。

1.底面にクッション性があるプール

プールの床面まで空気が入り、エアークッションのようになっているプールです。子どもははだしで遊んだり、床面に座ったりするため、クッション性があるタイプだと快適に遊ぶことができます。

2.折り畳み式プール

空気を入れる必要がない、折り畳み式のプールです。プールの準備や片付けに必要な手間が少ないのがメリットです。ただしクッション性が少ないため、ジョイントマットやプールの下に敷く専用マットがあると、足の裏やお尻を痛めずに遊ぶことができます。

3.アトラクションつきのプール

滑り台や噴水など、子どもが喜ぶアトラクションがついているプールです。ただしほかの種類のプールよりも空気入れ・空気抜きに時間がかかったり、片づける手間もプラスでかかったりします。サイズも大きい傾向があるので、設置スペースをしっかり確保する必要があります。

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家庭用プールを選ぶポイント3つ

家庭用プールを選ぶときのチェックポイントを3つご紹介します。

1.設置スペースの広さ

プールをどこに設置して遊ぶかを決め、設置可能なサイズを測りましょう。ベランダに設置する場合は、壁とプールがこすれてしまったり、プールを搬入するスペースが足りないなどの問題がありうるため、小さめサイズのプールを選ぶようにするのがオススメです。

また、使用後のプールは折り畳んでも意外とかさばります。ある程度は収納スペースが必要なため、保管場所も確保しておきましょう。

2.プールの機能

プールによって、空気の注入方法や排水の方法が異なります。電動エアーポンプが使用できないものは、手動で空気入れ・空気抜きを行う必要があります。空気を入れなくてもよいタイプを選ぶというのも一つの方法なので、検討してみてくださいね。

排水面については、排水弁の位置や数によっては水抜きに時間がかかることがあります。プールの設置場所に合う排水ができるかについても、確認しておきましょう

空気入れ・空気抜き面で確認したいこと

・電動エアーポンプが使用できるか
・電動エアーポンプがセットになっているか
・空気抜きもできる電動エアーポンプか

排水面で確認したいこと

・排水弁の位置
・排水弁の数
・プールの設置場所に合う排水ができるか

3.プールの対象年齢

プールには、メーカーが定めた対象年齢があります。安全のために必ずチェックするようにしましょう。子どもが大きくなったら買い替えることも検討してくださいね。

【年齢別】ファミリープールの参考サイズとオススメの遊び方

プールは、設置スペースより小さいサイズを選ぶことはもちろん、子どもの年齢に合わせたサイズ選びもポイントです。

年齢別のオススメの遊び方もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

1~2歳前後のプールの参考サイズ

お座りができる子どもひとりなら、内径50センチ~1メートル以下のベビープールとして販売されているタイプがオススメです。2人以上の場合は、内径1メートル前後のものだと、ぶつからずに遊ぶことができます。

へりの高さは30センチ以下の低いタイプを選びましょう。お尻や足が水に浸かるくらいの水量で遊ぶことができます。

オススメの遊び方

水に親しむことを目的に、じょうろで子どもの体に水をかけたり、柔らかいボールやタオルなどで遊んでみましょう。水にぬれてもよいお気に入りのおもちゃがあると、安心して遊んでくれそうですね。

3~4歳のプールの参考サイズ

2人までで遊ぶ場合は、内径1メートル以上~1.5メートルくらいのサイズがオススメです。3人以上の場合は、内径1.5メートル~2メートル前後のものがちょうどよさそうです。ただし内径が大きいものはプール内で子どもの移動範囲が広がり、転倒や事故の可能性が高まることがあるので、気をつけてくださいね。

また、へりに高さがあるものは、子どもがまたいだときに転ぶ恐れがあります。へりの高さは、子どもの股下よりも低いものを選ぶと安心です

3~4歳の子どもの股下の目安

・身長75~85センチ:股下約30センチ
・身長85~95センチ:股下約34センチ
・身長95~105センチ:股下約40センチ

オススメの遊び方

水をくんだり、かけたりできるプラスチック製のコップや、ペットボトルなどの空き容器が活躍します。ミニサイズのじょうろや、小ぶりのビニール袋に水を入れて感触を楽しむ遊びもオススメです。

積み木やミニカー、プラスチックのおままごとセット、ソフトビニール製の人形など、遊び慣れているおもちゃをプールに持ち込むのもよいですね。ただし、水に入れると壊れる可能性があるおもちゃは避けるようにしましょう。

5~6歳以上のプールの参考サイズ

水を怖がらず活動的に遊べる子どもが増えてくる年齢になるので、ひとりで遊ぶ場合は内径1.5メートル以上のサイズがオススメです。へりの高さは40~50センチくらいのものだと使いやすいでしょう。

設置場所が広い場合は、内径2メートル以上のサイズを選んでもよいかもしれません。家族みんなで水遊びをするのにもよさそうですね。

5~6歳の子どもの股下の目安

・身長95~105センチ:股下約40センチ
・身長105~115センチ:股下約44センチ

オススメの遊び方

これまでに使用してきた水遊び用のおもちゃに加え、水鉄砲やボールなどがあると遊びの幅が広がります。プラスチック製のコップや、ペットボトルなどの空き容器などにあらかじめ穴を開けておき、水を入れてシャワーのようにして遊ぶのもオススメです。ただしけがをしないよう、穴開けは大人がやるようにしてくださいね。

そのほか、100円ショップで手に入る水風船や金魚すくいセットなども喜んで遊んでくれるでしょう。

気をつけて! 子どもをプールで遊ばせるときの注意点

子どもは水深10cmまでの深さでも溺れることがあります(※1)。声を出したり、苦しくて暴れるといった反応をせず、静かに溺れていることもあるそうです(※2)。

家庭用プールで子どもを遊ばせるときは、保護者が必ず付き添い、少しの時間でも目を離さず見守るようにしてくださいね。大人がプールから離れるときは、必ず、子どももプールから上がらせてください。
大人がいないところで、子どもがひとりでプールの中に入っている状況は絶対に避けましょう。きょうだいで一緒に遊ぶときも、それぞれの子どもの様子には十分に注意してください。

子どもにも、水遊びには事故が起きる可能性があることをあらかじめ伝えて、理解させてから遊ばせるようにしましょう。

家庭用プールで遊ぶ前に、子どもに伝えておきたいこと

・プールの水を飲まない
・プールの中や周りで走らない
・転ばないように気をつける
・飛び込みをしない
・プールのへりに乗らない
・プールの中で座り込まない
・プールの外から水の中をのぞかない
・泳げなかったり、息継ぎができない場合は、水の中にもぐらない
・いっしょに遊んでいる子どもをまたいだり、上に乗ったり、沈めたりしない

家庭用プールで季節の遊びを子どもと楽しもう

家庭用プールがあると、おうちでの季節遊びの幅が広がり、子どもの思い出づくりにも役立ちます。設置スペースや子どもの年齢、機能などを考えて、我が家に合うものを選びたいものですね。実際に遊ぶときは子どもから目を離さないように注意しながら、おうちプールを楽しみましょう。

【引用】
(※1)朝日新聞「子ども水深10センチでも溺れる恐れ 狭い用水路に注意」https://www.asahi.com/articles/ASP7Q560YP76PLBJ003.html
(※2)消費者庁「プール活動・水遊び 監視のポイント」
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/teaching_material/pdf/teaching_material_200527_0001.pdf

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