【ランドセルカバーって必要?】つけるメリットや選び方を調べてみた

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子どもの好みや使い勝手などを考えて選んだランドセルに、ランドセルカバーをつけるべきなのか悩んだことはないでしょうか?
本記事では、ランドセルカバーの役割や実際に使っているかたの感想などをご紹介します。
ランドセルカバーを買おうか迷っているママパパは、ぜひ参考にしてください。

文/マムズラボ

目次

ランドセルカバーには3つの役割がある

ランドセルカバーとは、ランドセルの冠(かぶせ)に取り付けたり、ランドセル全体を覆うようにかぶせたりして使うカバーのことをさします。ランドセルの傷や汚れ防止のほか、防水対策として使用するものにもなります。

自治体によっては、新小学1年生を対象に、児童の安全をはかるため「交通安全」などと書かれた専用のカバーを配布しています。色は黄色で反射材などが使われているものもあり、車の運転手に歩行中の新1年生の存在を認識してもらえるよう、目立つものになっています。

小学1年生の間は専用カバーの装着を推奨したり義務づけたりしている学校の場合は、入学前にランドセルカバーを購入しても使うことができないので気を付けてくださいね。

1.傷、汚れ、シワを防ぐ

適切にお手入れをしてランドセルを大切に使用していても、小学校生活6年間の間に思わぬ傷や汚れがつくことも。ロッカーの出し入れや木の枝、教室の柱など、思わぬところで擦れてしまう場合もあります。特に低学年のうちは、友だちとの遊びに夢中になると、知らないうちにランドセルが傷ついているケースもあるでしょう。

ランドセルカバーを使うことで傷や汚れを防ぐことができ、ランドセルをきれいな状態に保つことができます。女の子のランドセルで増えている刺しゅうやラインストーンなどを用いたデザインも、カバーを使うことで、刺しゅうのほつれや、パーツの紛失を防ぐことができます。

2.水濡れを防ぐ

ランドセルカバーを使うと、登下校中に雨に降られたりしたときにも、ランドセルの水濡れを防ぐことができます。最近のランドセルは素材にはっ水や防水加工が施されているものが多い傾向がありますが、ゲリラ豪雨など強い雨が降った際は、雨や湿気がランドセルの側面から内部に侵入することも。

ランドセルの内部も含めて水濡れ対策を万全にするなら、全体をすっぽりと覆うことができるレインカバーを選ぶと安心です。

3.見た目や雰囲気を変えられる

ランドセルカバーには、無地や透明なタイプのほか、ワンポイントがついているタイプ、柄タイプなど、さまざまなデザインのものが販売されています。

カバーをつけることで、ランドセルの見た目や雰囲気を自由に変えられるようになります。小学生の間だけできるおしゃれとして、ランドセルカバーを活用するのもよいですね。

ランドセルカバーの3つの選び方

子どものランドセルに合ったカバーを選ぶには、気にしておきたいポイントが3つあります。

1.ランドセルのサイズに合ったものを選ぶ

近年のランドセルは、縦およそ31cm✕横およそ23cmのA4フラットファイル対応が一般的なサイズです。ただし、メーカーによって若干異なることもあるほか、A4フラットファイル対応以外のサイズや形も展開されています。

ランドセルの形やサイズはバリエーションが増えているので、ランドセルのサイズに合ったカバーを選ぶようにしましょう。できれば少し大きめのサイズを選ぶと、装着しやすいためオススメです。

実際に子どもがランドセルカバーを付つけていたママたちは、「ずっとカバーをつけていて、高学年になって外したら、表面がびっくりするくらいきれいだった(小学5年生のママ)」「1年生のころを含めるとカバーを4年間使用しているが、大きな傷や汚れは見られないのでつけておいてよかった!(小学4年生のママ)」などと感じているそう。カバーをつけたことによって、ランドセルに傷や汚れがつかない効果は期待できるようです。

2.カバータイプから選ぶ

ランドセルカバーのタイプは、かぶせタイプもしくはフルカバータイプが主流です。タイプによって取り付け方も変わるため、子どもが扱いやすいものを選ぶことをオススメします。

かぶせタイプ

カバーを外さずにランドセルの開け閉めでき、低学年の子どもでも使いやすいのが特徴です。つけたままにしても邪魔にならず、外れにくい構造になっているものが多くあります。

装着のときは、ランドセルの持ち手や、持ち手のそばにある金具などにひっかけるものが多く、スナップボタンで留めるものや、紐で結ぶもの、ゴムをひっかけるものなどがあります。

フルカバータイプ

かぶせ口にゴムが縫いこまれており、ランドセルをすっぽり覆うタイプです。ランドセル内部への雨水や湿気の侵入を防ぐことができます。

装着のときは、かぶせ口を広げてランドセルを覆うだけ。かんたんに装着できますが、低学年の場合は上手にかぶせられないこともあるかもしれません。

また、ランドセルを開け閉めするたびにつけたり外したりする手間がかかるため、面倒だと感じてしまう子もいるでしょう。子どもの学年によってもタイプを使い分けたいですね。

3.素材で選ぶ

ランドセルカバーに使われる素材には、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル、ナイロンなどがあります。はっ水性を求めるのであれば、はっ水加工やラミネート加工がされているものを選びましょう。

ポリ塩化ビニル(PVC)

柔らかく水や汚れにも強い素材ですが、太陽光を長く浴び続けると表面が曲がって反りの原因となったり、紫外線で表面が酸化し、白く濁る場合があります。

ナイロン

速乾性があり、薄くて柔らかな軽量素材です。耐久性が高く摩擦にも強いため、洗濯などの手入れもしやすいのが特長。たたむとコンパクトになるので、ランドセルの中にも収納しやすいでしょう。

ポリエステル

ナイロンと似た素材で、速乾性があり、薄くて柔らかい特長は同じです。型崩れしにくく劣化にも強い傾向があります。たたむと小さくなりますが、しわになりにくいので、ランドセルの中に入れっぱなしにしても気にせずに使用できます。

4.色やデザインで選ぶ

カバータイプの場合はビニール素材が主となりますが、ビニール自体が透明か不透明かによっても見た目が異なります。ビニール地が透明なものは、ランドセルそのものの色味やデザインが透けて見えます。

ランドセル自体の色味やデザインを活かしたい場合は透明のビニール地、雰囲気を変えたい場合は不透明のビニール地と、好みによって選ぶとよいでしょう

ちなみに、筆者の小学4年生の娘はランドセルの色とデザインをとても気に入っていたため、透明のビニール地にイラストが入ったものを選んでいました。一方で娘のお友だちは、華やかな印象の色やデザインのランドセルの見た目をがらっと変えるため、不透明ビニール地のカバーを選んだそうです。

ランドセルカバーで、大切なランドセルを守ろう

ランドセルは、子どもの小学校生活を支える大切なもの。傷や汚れなどからランドセルを守るランドセルカバーを、子どもの好みや目的にあわせて選んでみてくださいね。

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