クリスマスが過ぎると子どもたちも冬休みに入り、あっというまにやってくるお正月。12月は準備が必要なイベントや行事が盛りだくさんですね。
ここでは、お子さんがいるご家庭にぴったりの、華やかなお正月の手作りおせち料理をご紹介します♪ 日本の伝統と家庭の味を同時に感じられる貴重な機会、お正月のおせち。力作の数々には圧巻の一言です。とくとご覧あれ!
文/細川麻衣子
家庭の味を代表する“筑前煮・煮しめ”が代表作♪
お正月のおせち料理に欠かせない定番の“筑前煮”・“煮しめ”※。(※地域によって呼び名が変わります。)
“筑前煮”はもともと九州地方の郷土料理でした。代表的な食材は、れんこん、にんじん、だいこん、こんにゃく等があり、食材名に「ん」がついているので「運」がつく縁起が良い食べ物とされています。
また、“煮しめ”も「煮汁がなくなるくらいまで時間をかけて煮しめる」という調理法が由来。「家族が仲良くいっしょにいられるように」という意味が込められています。
これをお重に華やかに盛り付けた実例をご紹介します。見た目はもちろん、家庭の味がここに込められているということも、なんだか素敵ですね。
【家族みんなが満腹に! 煮しめたっぷりおせち】
「煮しめは、れんこんとにんじんを盛り付けで飾ります♪ れんこんは『将来の見通しが良くなるように』、にんじんは『寒い冬を越え、春一番最初に花が咲く』と縁起もの。にんじんは彩りを考え、お正月時期になると出まわる金時人参と、普段スーパーで売っているにんじんの2種類を使いました。12才・10才・8才の3兄妹、みんなおいしく食べてくれました♪」
【3段重色とりどり♪ 子どもの大好きな黒豆を添えて♪】
「10才・7才・3才、3人の我が家の子どもたちは、甘めの味付けが好きなので、煮しめはきび砂糖を気持ち多めにしています。とても好評でたくさん食べてくれるので、お正月は特に、大量に作っています!」
【4兄弟が一気に完食★おいしかったパパ作おせち】
「子どもたち(11才・9才・6才・5才の4兄弟)が食べてくれそうなメニューを夫婦でいっしょに考え、夫が作ってくれました。子どもたちはみんな、おいしい♡と喜んでたくさん食べ、大人気だった夫のおせち。なんとお昼には完食! 家族で楽しいお正月の時間を過ごせた、新年のスタートでした♪」
【筑前煮はお重&お皿にも♪和洋MIXおせち】
「筑前煮は私の母の味♪ お重は子どもたちのために1段分はフライドポテトやハム、サラダなどの食べやすいものを入れています。お重以外に、サラダ、お餅、ローストビーフも♪ 我が家はお正月から、和洋両方を楽しみます」
【花れんこんがポイント♡インテリアにもこだわったお正月おせち】
「3姉妹5人家族の我が家のおせちは、お重1段分が筑前煮です。ポイントは “花れんこん”に飾り切りしたれんこん♪ みんなにかわいいと評判でした。お正月準備は、おせち料理はもちろん、それに合うダイニングインテリア・食器などもお気に入りをセレクトしています」
子どもたちの好みに合わせられるワンプレートおせち
家族ひとりひとりの食事量や好みに合わせて作ることができ、見た目にもアレンジしやすく、写真映えもするので人気が広がっているワンプレートおせち。近年、衛生面での注目もされたことから、コロナ後のおせちスタイルの新定番となった家庭も増えたようです。
【「辰」に思わずキュン♡な子どもおせちプレート】
「今年で子どもおせちを作るのも7年目(子どもは9歳)となり、「辰」はどう作ろうかと試行錯誤しました。ポイントは、辰のヒゲ♪ ゆでたパスタを菜箸で曲げながら揚げました! うろこは、緑とピンクのグラデーションのかまぼこを型抜き。息子はこの「辰」にとっても喜んでくれました」
【大人は重箱、子どもはプレート☆おせち1食を大切に】
「新居で元旦を迎えられたお正月のおせちです。ワンプレートに器もいくつか使って盛り付けました。ゆずモチーフの器のふたを開けるときに「何が入ってるのかな…?」という長男の表情がまた、かわいかったです♡」
【あたたかいお雑煮といっしょに頂いたおせちプレート】
「お雑煮といっしょに並べて食べた、娘たち(9歳と年長)のワンプレートおせち。待ちきれない次女ちゃんの手がお写真に写り込みました♡ 大きな海老が彩りを添えて華やかにしてくれました」
【大好きなミッフィーを鏡もちで再現♪】
「お重のおせち料理とは別に、子ども用には大好きな“鏡もちミッフィー”を真ん中にした、一口ずつ楽しめるミニワンプレートを準備。とてもよく味わって食べてくれました。ちいさな黒豆はお正月飾りのついたフードピックで食べやすく♪」
【全30種類のおせちメニューの中からセレクトしたワンプレート】
「家族でしっかり食べられるようにと、たくさん作ったおせち料理のなかから、厳選してワンプレートにまとめました♪ この一年も家族がみんな幸せに過ごせますようにと願いを込めたおせち。お世話になっている親戚にも、お裾分けしました」
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もはや作品級⁉ 見た目もユニークな変化球おせち
家族を驚かせたい! あっと喜ぶ顔が見たい…! と、工夫を重ねるなかで生まれたおせちがこちら! お正月にふさわしい豪華さや、体のことを考えた栄養面での優しさ…など、ママたちの思いがぎゅっと詰まっています♡
【海鮮で再現したティガーが主役★芸術派おせち】
「(この年の干支が虎だったので)メインはティガーのちらし寿司に。ティガーはサーモン、いくら、すじこ、ホタテで作りました。2枚目は金柑のプーさん、3枚目は、れんこんとホタテのサラダ~ピグレットをのせて~。子どもたち(高校生と小学生)が、季節の行事をおいしく楽しく感じられるような料理を考えて作りました」
【体に優しくよいものを詰め込んだ“発酵おせち”】
「発酵食エキスパート1級を持っていることから、普段から体に優しく健康的な食事を心がけています。このおせちは、発酵の力をたくさん使い、すべてノンシュガーで作りました。冬野菜の自然の色もたくさん引き出せたので、体に優しいだけでなく、彩りも豊かに♪」
いかがでしたか? 家庭によってさまざまな、おせち料理の味やスタイルがありましたね。これから迎える新年準備の参考になれば幸いです。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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