これまでたまごは、栄養満点なだけでなく節約を助けるコストパフォーマンスのよい食材として人気を集めていました。しかし、2022年の5月から2023年の同月では1.6倍にまで値上がりし、昨今落ち着きは見せているものの、依然、高値の状態は続いています。たまご料理を好きな子どもも多く、毎日の食卓やお弁当のおかずにも欠かせません。
そこで本記事では、かんたんにおいしく作れるうえに、節約にもなるたまご料理についてご紹介します。
文/マムズラボ
目から鱗! たまごを節約する方法とは?
まずは、ひと工夫でかんたんにできるたまご料理の節約術をご紹介します。どれも家にあるものだけで今すぐはじめられるので、ぜひ参考にしてみてください。
必要な量だけ使用する
溶いたたまごを「使いきらなければならない」と思い込み、少し多く感じても使いきるようにしてはいませんか?
溶きたまごは、市販の製氷器などに入れることで冷凍保存が可能です。1個では多いと感じる際は、無理に使いきらずに冷凍保存することで節約につながります。
たくさん食べたいなら“かさ増し”
たまご料理をたっぷり食べたいときには、かさ増しがオススメです。オムレツなら牛乳、生クリーム、チーズやマヨネーズ、厚焼き玉子であればだし汁や豆腐などを使うと、おいしく自然にかさ増しができますよ。
バッター液にはたまごを使わない
バッター液とは、揚げ物を作る際に具となる食材に衣をまとわせるために使う液のことです。基本的にはたまごで作りますが、実はたまごを使わなくても作れます。
バッター液やハンバーグのつなぎなど、たまご本来の味を楽しむことを目的としない場合は、思いきってたまごを使わないレシピを採用するのも節約のポイントです。
関連記事:【毎日の食事作りを時短するコツとは?】オススメの時短・節約レシピ6選
SNSでも話題のたまごの節約レシピ4選
節約ポイントをふまえたうえで、こちらではInstagramに投稿された節約たまご料理をご紹介します。
ミニ目玉焼き
「tomo」さんのInstagramより(@mita_tomo)https://www.instagram.com/p/CueRjrUSZa4/
最初にご紹介するのは、“ミニ目玉焼き”です。冷凍生たまごを半分に切ると、2つの目玉焼きを作ることができるそうです。朝食やお弁当にオススメのかわいらしい目玉焼きができますよ。
【材料】
・たまご:1個
・油:適量
【作り方】
1.使用する前日にたまごをラップで包み、冷凍用ジッパーつき保存袋に入れる。
2.冷凍たまごを流水解凍しながら殻をむく。
3.包丁でゆっくりと半分に切る。
4.フライパンに油をなじませ、断面を下にして焼く。
片栗粉入りの厚焼き玉子
「冷凍子ママ❄️未来の私を楽にするレシピ」さんのInstagramより(@reitoumama)
https://www.instagram.com/p/CpzulaCJE53/
次にご紹介するのは、かさ増しにもなり冷凍してもおいしく食べられる、ふっくらボリューミーな厚焼き玉子です。保水力のある砂糖と片栗粉を混ぜることで水分が抜けるのを防ぎ、マヨネーズを加えれば油でしっとり、酢の効果でふんわりするようです。
冷凍しておけばお弁当作りも劇的に楽になるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【材料】(厚焼き玉子3~4本分)
・たまご:Mサイズ10個
A片栗粉:大さじ1
A砂糖:大さじ3
A麺つゆ(3倍濃縮):大さじ2
Aマヨネーズ:大さじ3
【作り方】
1.Aをボウルに入れて混ぜあわせる。
2.上記のボウルにたまごを割り入れる。
3.ムラのないように混ぜあわせ、熱して油をなじませた厚焼き玉子用のフライパンで半熟部分がないように焼く。
4.皿にうつし粗熱を取ったら、小分けにしてラップし、冷凍用ジッパーつき保護袋に入れて冷凍庫で保存する。(保存期間の目安は最長2週間程度)
5.解凍は、前の晩から冷蔵庫で自然解凍か、冷凍のまま電子レンジ600Wで30~40秒加熱する。
※電子レンジは、ご使用の機種や耐熱容器の種類、食材の状態などにより、加熱の程度に差が生じます。食材にしっかりと火が通るまで、出力ワット数や加熱時間を調整してください。
たまご焼きならぬ「たまご巻き」
「クックおはる」さんのInstagramより(@cook_oharu331)
https://www.instagram.com/p/Cr2zHOkykfL/
次にご紹介するのは、はんぺんとスライスチーズを挟んでかさ増しした「たまご巻き」です。たまご4個で作るところ、たまご2個で満足度が高い1品ができたそうです。はんぺんチーズのほかにも、お好みの節約食材をたまごで巻いてみるのも楽しそうですね。
【材料】
・たまご:2個
・はんぺん:お好み
・スライスチーズ:お好み
【作り方】
1.はんぺんを1/2の厚さにスライスし、さらに巻きやすいサイズにカットする。
2.スライスチーズをはんぺんのサイズに合わせてカットし、カットしたはんぺん2枚で挟む。
3.たまごをといたら、熱して油をなじませた厚焼き玉子用のフライパンに流し入れる。
4.たまごのまわりが少しかたまりはじめたら、チーズをサンドしたはんぺんを横向きに置く。
5.厚焼き玉子を作る要領で、はんぺんチーズを巻いていく。
オープンオムレツ
「maiko.t ◆料理家◆」さんのInstagramより(@maimaichan1214m)
https://www.instagram.com/p/CrIQycMywxr/
最後にご紹介するのは、「オープンオムレツ」です。オムレツのたまご液にお豆腐を混ぜることでふんわりと仕上げるのと同時に、かさ増しもできたようです。節約ができて、さらにおいしく食べられるならすぐにでも試してみたくなりますね。
【材料】
・たまご:3個
Aマヨネーズ:大さじ1
A塩:1g
Aこしょう:少々
・豆腐:80g
・じゃがいも:2個
・アスパラ:2本
・たまねぎ:1/2個
・ミニトマト:3個
・サラダ油:小さじ1
・バター:10g
【作り方】
1.じゃがいもは皮をむきさっと流水で洗って濡れたままラップに包み、電子レンジ600Wで2分30秒加熱し、いちょう切りにする。
2.たまねぎはみじん切り、アスパラは斜めにスライス、ミニトマトは3等分にする。
3.豆腐を水切りしてボウルに入れ、泡立て器でなめらかになるよう混ぜてからたまごを加え、Aで味つけして混ぜる。
4.フライパンにサラダ油を熱してたまねぎを透き通るまで炒め、アスパラも加えて炒める。
5.じゃがいもとバターを加えてさっくりと混ぜたら、3のたまご液を加えてよく混ぜながら火を通していく。全体がトロッとしたらトマトを並べ、中火以下でふたをして蒸し焼きにする。
6.ふたを使ってフライパンから出し器に盛りつける。
※豆腐の水切りは崩れない程度にぎゅっと手で絞る。
※ケチャップなどをお好みでかけていただく。
かんたん一工夫で、いつでもおいしいたまご料理を楽しもう
たまご料理はちょっとした工夫でおいしく節約できます。お好みの食材を加えたり、粉ものなどの安価な食材でかさ増ししたりと、その方法はさまざまです。
ぜひ本記事を参考に、たまご料理を楽しく節約して作ってみてくださいね。
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