子どもの成長を促したり興味や関心を増やしたりするためにも、習い事はさせておきたいですよね。ただ、いくつから習い事に通わせるとよいか、どんな習い事がオススメなのかなど、悩むママパパは多いのではないでしょうか。
この記事では、子どもにオススメの習い事を種類別でご紹介します。また、子どもを習い事に通わせるにあたって、確認しておきたいポイントも要チェック。
子どもの新たな発見や経験をサポートできるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
文/ハイドジア
子どもの習い事は大きく分けて4つ
子どもの習い事の種類は増加傾向にあり、どれを選ぶべきかなかなか決められないママパパもいるでしょう。子どもの興味や関心の選択肢を増やすためにも、習い事の種類を知っておくことが大切。まずは、どのような習い事があるかをチェックしておきましょう。
1. 基礎学習系
基礎学習系の習い事には、学習塾や英会話、そろばん教室などがあります。学習塾では、国語や算数、英語などの基礎学習を行え、学習の習慣を身につけることができます。就学前に勉強に慣れることができる点も助かりますよね。
また、英語教育が2020年から小学校で必須となったこともあり、英会話は特に人気の習い事のひとつ。子どものころから英語に触れることで、自然と英語力が向上し英語に対する苦手意識や抵抗感を持ちにくくなるでしょう。
同様に、昔からあるそろばん教室も、昨今注目されている習い事です。最近ではゲーム感覚で行う「フラッシュ暗算」を取り入れる教室もあり、計算力だけでなく、記憶力や集中力を身につけるのに役立ちます。
2. 運動系
運動系の習い事といえば、スイミングや体操、サッカーなどのスポーツや、空手や剣道などの武道が挙げられます。さらに小学校や中学校でもダンスが授業に取り入れられることもあり、ダンスにも人気が集まっています。
スイミングは、運動系の中ではランキング上位の習い事。全身運動なので、子どもの基礎体力づくりや運動能力の向上の手助けになるでしょう。
体操は体の柔軟性を身につけ、体幹を鍛えることができます。体幹を強化できれば姿勢がよくなるのが大きなメリット。普段の生活でも集中力が保てるようになりますよ。
空手や剣道などの武道は、礼儀作法を会得し精神力を鍛えられます。心と体を鍛えたいお子さんに、うってつけの習い事ですね。
3. 芸術系
芸術系の習い事には、ピアノや絵画、習字などがあります。幼いころから音楽に触れることは、音感を身につけるだけでなく子どもの可能性を広げることにも繋がります。
特にピアノは、指を動かすことや楽譜を読むこと、音を聴くこと、暗記することなどを通して、集中力や記憶力、運動能力が鍛えられるでしょう。
絵画の習い事では、子どもの創造力や表現力、色彩感覚などを育めます。おうちでは、なかなか大きな紙を広げたり絵の具を思いっきり使って描いたりできないもの。いろいろな作品に触れる機会もあるため、感性が豊かになり自己表現する力や自由な発想を育てられますよ。
習字は、きれいな字を書けるようになるだけでなく正しい姿勢や集中力を身につけることができる、子どもに役立つ習い事です。
4. 技能系
最近増えている技能系の習い事。プログラミング教室やサイエンス教室などがあります。2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されており、幼児向けのプログラミング教室が増えています。
基本的なパソコンスキルからゲームやパズル、ロボットを使うプログラミング学習まで幅広い内容を学べ、集中力や創造力、論理的思考力などを育めます。子どもの可能性を広げ将来活躍できるきっかけづくりができるでしょう。
また、サイエンス教室にも人気が集まっています。楽しみながら学べる科学の実験を通して、自分で考え、観察、実験、検証することで、好奇心や積極性などが引き出されるでしょう。
子どもの習い事で知っておきたいこと
最近では何歳からでも習い事ができます。習い事の始めどきや費用、何からさせればよいかなど悩みは尽きませんよね。また、習い事を始めてからも、子どもが行きたがらなかったりやめたがったりすることもあるでしょう。
そんなとき、ママパパはどのように対応するのがよいのでしょうか。子どもの成長によい影響をもたらすためにも、判断ポイントを知っておきましょう。
いくつから習い事に通わせる?
子どもが習い事を始める年齢で最も多いのが、5、6歳。43.5%の子どもが、3、4歳から習い事を始めています。ほとんどの場合、幼稚園や保育園に入るタイミングで始める子どもが多いようです。
また、習い事の種類によっても始めるタイミングが変わります。就学前の5、6歳は、学習塾やそろばん教室など学習系の習い事を始めるのが多い一方で、スイミングやピアノなどは、もっと幼いころから始める子どもが多いです。身体能力が発達し、言葉を話し始め、人の言うことを理解できるようになる時期から始めることで、体力や感性が身につき目覚ましく成長していきます。
もちろん、何歳から始めるべきという決まりはなく、3歳以下の場合はママと一緒に行う英語教室やスイミングなどの習い事もよいでしょう。子どもがリラックスして、無理なく楽しく参加できるというメリットがあります。
みんなは習い事にいくらかけてるの?
習い事にかける費用は、幼稚園児で月平均約7,000円〜14,000円ほど、小学生になると18,000円〜53,000円ほど。種類によっては月謝以外に施設利用費や遠征費、教材や発表会の費用などがかかる場合があります。
この費用は、家計において月々の固定費に当たるため、あらかじめ予算を設定して検討しなければなりません。また幼いころは保護者の送迎や付き添いが必要な場合があり、年齢が上がってからは交通費がかかることも念頭に置く必要があるでしょう。
ただ、子どもの成長を促したり可能性を広げたりするためにも、さまざまな習い事をさせておきたいもの。幼稚園や学校、家庭では得られない学びや体験ができます。子どもの習い事は、費用面も考慮し無理のない範囲で始めるのがよいですね。
子どもが習い事を嫌がったらどうする?
子どもの興味や関心を増やしたり可能性を広げたりするためにも、いろいろな習い事をさせたいのが親心。幼いころから始める習い事は、子どもから始めたがるものもあれば、保護者が勧めて始めるものも多いですよね。
そんな中、子どもが習い事を嫌がったりやめたいと言い出したりして、「せっかく始めたのに」と心配になるママパパもいるでしょう。習い事は、子どもが楽しみながら行えることがいちばん大切です。実
際、いろいろな教材や知識をどんどん与える詰め込み式学習に、ストレスを感じる子どもが多いのは事実。無理のない習い事から始め、合わない習い事を続けるよりも子どもが夢中になって通えるものに出会えるようサポートするとよいですね。
何を優先的に習わせればいいのかわからない
多種多様な習い事がある中で、何を優先的に習わせればよいか、迷ってしまうことも少なくありません。子どもによって合うものや合わないものがあるため、どの習い事がベストとは言い切れませんが、幼少期はどの分野でも基礎的能力を身につけることが大切。
就学前に基本的な知識や勉強に向かう習慣をつけておくことは、その後大いに役に立ちます。特に英語は、幼いころから触れておくことで苦手意識を持たないという効果もあるでしょう。
また、スイミングや体操などで基礎体力づくりを行うのもよいですね。体力がつき、体を丈夫に育てられるというメリットがあります。
子どもに習い事をさせるなら、まずは自学自習ができる環境へ
子どもの個性を引き出したり成長を促したりとさまざまな効果がある習い事。幼少期には、基礎的能力を身につけ、自ら学ぶ意欲や習慣を育める環境に身を置くことで、子どもの将来や成長を手助けできるでしょう。
習い事の選択肢のひとつとして、ぜひ学研教室も検討してみてください。学研教室では、お子さんの性格や個性を尊重する学習法を提案しています。自ら学ぶ力や習慣を身に付けられる学研教室。教室の雰囲気や、教材の内容がどのようになっているのかは、無料体験学習で体験することができます。ぜひお近くの学研教室に訪れてみてください。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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