2020年度から小学校では、外国語(英語)は中学年では「外国語活動」として必修化、高学年では「教科」として勉強するようになりましたが、1年生から「英語」に触れる活動を取り入れる小学校も少しずつ増えています。このような話を聞くと、「英語の授業って、どんなことするの?」「うちの子はついていけるかな?」と不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも今から準備しておけば、心配する必要はありません。
前回、小学校入学前に覚えておくと安心な外国語の活動でよく使う英語表現(教室英語)として、簡単なあいさつを紹介しましたが、2回目の今回は先生がよく使ういろいろな英語の指示を紹介します。
文/学研 英語辞典編集部
いろいろな英語の指示を聞き取ろう!
小学校1年生では、英語の歌を歌ったり、英語を使ったゲームをしたりといった、楽しみながら英語に触れる活動をすることが多いです。小学校によっては、担任の先生のほかに、ALT(外国語指導助手)などが加わることもあります。また、活動中は英語で「起立」など簡単な指示をすることもあります。指示の表現をお子さんが話せる必要はありませんが、どんなことを言われているのかを聞き取れるようにしておくことで、安心して授業に臨むことができます。
では、早速、基本的な動作の指示から紹介していきます。
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Stand up.
(起立。)
Bow.
(礼。)
Sit down.
(着席。)
授業の最初と最後で使われる、礼をするときの指示です。Stand up.は「立ちなさい」、Sit down.は「すわりなさい」という意味です。
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Raise your hand.
(手をあげて。)
Put your hand down.
(手をおろしなさい。)
Please look at me.
(私を見てください。)
子どもに挙手を促すときは,Raise your hand.と言います。
Look at me.は,先生が発音するときの口の動きや動作を見て真似させたり、注意を促したりするときによく使います。また、pleaseは「~してください」という意味です。「黒板を見てください。」であれば、Please look at the blackboard.のように言います。
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Come here.
(こちらに来なさい。)
Go back to your seat.
(席にもどりなさい。)
授業中、先生のほうへ来るように指示されることもあります。Come here.は「ここに来なさい」という意味で、児童に先生のほうへ来るように指示するときに使います。
可能であれば、ゲーム感覚で音声を聞きながら、実際にそれぞれの指示にしたがって動いてみるのもいいですよ。上手にできたら、ほめてあげましょう。お子さんの自信につながり、英語に興味を持ってくれるはずです。
次回は、音声を聞いたり映像を見たりするときの英語の指示を紹介します。
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