【5月5日・端午の節句】かしわもちの葉っぱは、なんで食べないの?【こどもの日】

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3~5歳くらいのお子さんは、「なんで?」「どうして?」と聞いてくる「なんでちゃん」。一つ答えるとその答えにさらに「なんで?」と聞いてくることも。

疑問の答えを調べることはできても、それを小さい子にわかるように言い換えるのは案外難しいことですね。

ここでは、りんごちゃんが小さい子にわかりやすいことばで、季節のトピックにおこたえしていきます。

(り)今日のおやつはかしわもちでーす。

(な)わあい!

(り)葉っぱはとって食べてね。

(な)ねえ、さくらもちの葉っぱは食べるのになんでかしわもちの葉っぱは食べないの?

(り)それはね…

かしわの葉っぱは、「お皿」や「ラップ」と同じだから。

むかしは葉っぱを、上に食べ物をのせてお皿代わりにしたり、包んで蒸したりするのに使っていたよ。

お皿やラップみたいな使い方だね。

かしわの葉っぱは、食べられないわけではないけど、すじっぽくてかたく、あまりおいしくはありません。

だから葉っぱをはがしながら、中のおもちだけを食べてね。

※端午の節句に「かしわもち」を食べるのは、関東でさかんな習慣。京都を中心とした関西では「ちまき」を食べるほうが多いようです。昔、西日本ではかしわの木が育ちにくかった、ともいわれています。

ちまきのなんで?はこちら→【5月5日・端午の節句】ちまきの中には何が入っている?【こどもの日】

もっと しりたい?

かしわには、新しい葉が出るまで古い葉が落ちないことから、家が継続していく・子孫繁栄への願いがこめられています。

かしわの葉が大きくなるのは、かしわもちの季節の少し後。

だから、かしわもちに使用されるのは前の年の葉っぱです。保存のために加工すると、葉の緑色が落ちて茶色っぽくなります。

最近は緑色を残す加工もあり、どちらの色の葉っぱも使用されます。
「つぶあん」「こしあん」のほか、白あんにみそと甘みを加えた「みそあん」も人気。

(な) あずきあんとみそあん、どっちが入ってるかな?

(り)おもちの色であんの色がわかるようになってるよ。

白があずきあんで、ピンクがみそあんだって。(※お店によって分け方は違います。)

(な)よ~しっ!、右手にあずきあん、左手にみそあんにきまりっ!!

(り)両手に持って食べるの!?

参考文献:青木直己『図説 和菓子の今昔』(淡交社)/坂本廣子 著・奥村彪生 監修『坂本廣子のつくろう!食べよう!行事食②花見からお盆』(少年写真新聞社)/新藤由喜子『年中行事・記念日から引ける 子どもに伝えたい食育歳時記』(ぎょうせい)/清水洋美 著・横山洋子 監修『毎日の保育が面白くなる! きょうは何の日?366日』(世界文化社)/服部津貴子『Q&A季節の食育』(岩崎書店)/かこさとし『かこさとし こどもの行事 しぜんと生活 5月のまき』(小峰書店)/新谷尚紀 監修『伝統行事がわかる図鑑①春のしきたり』(ポプラ社)/亀田龍吉 写真 多田多恵子 文『森の休日3 調べて楽しむ葉っぱ博物館』 (山と渓谷社)/武田澄子 監修『季節と行事のかるた』(学研)

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