【卒園式が終わったら】『小学校に行くのが楽しみ』になるための必須の声がけ

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小学校入学まであと数か月となりました。ランドセルなど学校用品を揃えながら、ワクワク感も高まっているのではないでしょうか。

現役小学校教諭の舟山由美子先生に、入学までの心の準備についてお話をうかがいました。

目次

大人の声かけで子どもは心の準備ができる

舟山 「入学が近づくと、周りの大人から『春から1年生だね』と声をかけてもらえる機会が増えてくると思います。

こういった、周りの大人からの声かけで、子どもの気持ちも高まり、心の準備もできていくんですよ。このとき、しっかりと自分で、あいさつやお礼が言えるといいですね

また、ランドセルや学習デスクなど、入学に向けて学校用品を購入するときは、親だけで決めるのではなく、『どれがいいかな?』とお子さんに聞き、意見を尊重してあげると、心の準備につながると思います。

さらに、『新しいランドセルでうらやましいな』、『お母さんも小学校に行ってみたいな』と声かけをすると、お子さんの『小学校は、楽しいところなのかな』と、ワクワク感が引き出され、前向きな気持ちになれます。」

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親も一緒に心の準備を

親としては、どのような心の準備をしておくべきでしょうか?

舟山 「例年、小学校の入学式のとき、とくに練習をしていなくても、新1年生は『ありがとうございます!』などと、大きな声であいさつができています。これは、幼稚園や保育園でのご指導のたまものなのだと思います。

このように、子どもが大きくなるまでには、保護者の努力はもちろんですが、親戚、幼稚園や保育園の先生、近所の方など…周りのいろいろな方々からの指導や支えがあったのです。

こうした方々に感謝しながら、新しい品々を揃えたりして、一緒にお子さんの入学式を迎えられるのは、とても幸せなことだと思います。
保護者のみなさんが、こういう気持ちで過ごしているのは、子どもにも必ず伝わるのではないでしょうか。

幼稚園や保育園の卒園式のときは、お子さんの成長を振り返って、とても感動するママ・パパが多いと聞きます。

子どもにとっても、初めてといえる「別れ」と「出会い」が1か月のうちに押し寄せるこの時期は、一生の中でもきっと特別な時期になるのでしょう。

どうか、保護者のみなさんもこの時期ならではの喜びを味わい、楽しみながら過ごしていただきたいと思います。

ママやパパが楽しそうだと、子どもも『小学校に行くのが楽しみだな』と思うはずですよ。それが一番大切なことかもしれませんね。」

子どもが成長できたこと、周りの支えに感謝をしつつ、親子一緒に入学までの心の準備をすることが大切なのですね。

舟山先生、ありがとうございました。

この記事の監修・執筆者

小学校教諭 舟山 由美子

ふなやま ゆみこ/東京都の現役小学校教諭。
長年の小学生の指導経験に基づいた、
教育・子育てアドバイスに定評がある。

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