長い夏休みを利用して、いろんな経験ができる短期教室やサマースクール。
今年の夏は、どんな教室やプログラムに子どもを参加させるか、もう決まりましたか?
夏休みの短期教室は、長い休みに苦手なことを克服したり得意なことを伸ばしたりできます。
また、短期教室でゆっくりと体験をすることで、秋以降に通う習い事を選んだりすることができます。
長期休みなのでお友だちや兄弟といっしょに参加しやすく、楽しく安心して取り組むことができるのもうれしいポイントです。
今回は、夏休みに挑戦してみたい、魅力的な教室をご紹介します。
まだ夏休みの予定が決まっていないかたは、ぜひ参考になさってください。
文/マムズラボ
日帰りで通える短期教室
夏休みの短期教室は、たくさんの種類があります。
スイミングスクール
泳力や要望に合わせたグループレッスンが基本です。
申込時にヒアリングがあるので、お子さんに合ったクラスがわからないかたでも安心です。
お友だちや兄弟といった少人数のグループや、プライベートレッスンに対応している教室もあります。
その他のスポーツ
スイミング以外にも、体操やサッカー、野球、そして空手のような武道など、いろんなスポーツの短期教室が開催されます。
苦手を克服するだけではなく、普段教室に通っているお子さんが上達を目指したり、初めて触れるスポーツに挑戦したりすることも。
編集部員の周囲では、逆上がりや跳び箱など学校の授業で行う体操を、プライベートレッスンでプロに指導してもらうケースが多くありました。
ママパパが教えても難しい場合には、短期教室でプロに頼るのも良いかもしれません。
キャンプなどのアウトドア
夏休みの短期教室で人気を集めているのが、キャンプなどのアウトドアで行われる教室です。
気軽に自然に触れることができるのが大きな魅力です。
デイキャンプでは初対面の友だちといっしょに、探検を楽しんだりバーベキューを楽しんだりします。
塾の体験
学研教室の「夏の無料体験学習」では、算数・国語・英語の3教科を学べます。
2回の教室学習と家庭学習を無料で体験できます。
コンピュータ学力診断(年長以上)と個別学習相談があるので、お子さんの学習上の悩みを相談できるのも嬉しいポイントです。
塾の短期教室は、塾によって参加費やコース設定がまちまちです。
お子さんの苦手を克服したいのか、入塾前に様子を見たいのかなど、要望に合わせて塾やコースを選択してください。
プログラミング
プログラミングの短期教室は、内容に応じて1日から数日に分けて開催されます。
ゲームを作るコースからホームページやアプリケーションを制作するコースまで、興味やスキルに応じて多彩な教室から選ぶことができます。
お子さん数人を1人の先生が見る個別指導体制を敷いている教室なら、プログラミングに初めて取り組むお子さんでも安心です。
官公庁主催の「こども霞が関見学デー」
霞が関にある各府省庁を見学することができる「こども霞が関見学デー」が、毎年8月に開催されています。
令和4年は、3日と4日を中心に実施され、各省庁での会場内の見学会だけではなく、一部オンラインでのプログラムを組み合わせて行われます。
予約が必要なプログラムもあるので、各省庁のホームページで確認してください。
「こども霞が関見学デー」は、原則として保護者同伴です。
宿泊を伴うサマースクール
宿泊を伴うサマースクールには、長期休みを生かした魅力的なプログラムが多くあります。
サマーキャンプ
1泊2日から10泊以上もの長期キャンプまで、多彩なプログラムが見つかります。
長期間のキャンプは、海や山だけではなく川遊びや自然素材を使った工作など、多彩なアクティビティに挑戦するものも。
長期キャンプなら星空観察など天候の影響を受けやすいプログラムも、体験できる確率が上がります。
また、園や学校以外のお友だち作りができるのもうれしいポイントです。
イングリッシュキャンプ
「イングリッシュキャンプ」というと、海外で行われるイメージを持つかたも多いかもしれませんが、国内でも数多くのイングリッシュキャンプが開催されています。
旅行と英語学習の両方を実現できるプログラムもあるので、目的やお子さんのレベルに応じて選びましょう。
夏休みの短期教室の注意点
夏休みの短期教室は、夏休み前に申し込みを締め切ってしまうケースが多くあります。
そのため情報収集を早目にし、例年いつ頃募集を行っていて、どんな方法で申し込むのか調べておくのがおすすめです。
対象年齢
子どものみ参加の場合には、年少からとしていることが多いです。
宿泊を伴う場合にも、満4歳から子どものみで参加できる教室が見つかります。
申込期間
例年6月から申し込みがスタートする教室が多くあります。
教室によっては、事前に登録をしておくことで、メールなどでお知らせを配信してくれることも。
気になる教室がある場合には、申し込み開始期間を必ずチェックしておきましょう。
申込方法
インターネットで申し込みをできる教室も増えてきましたが、先着順で教室の受付に並ぶこともあります。
対面と電話両方で受付をする場合、電話がなかなか繋がらなくて予約枠が埋まってしまうこともあるので、対面での受付がおすすめです。
短期教室を利用したママの体験談
お子さんを短期教室に通わせたことのあるママに、体験談を聞いてみました。
「当時小1だった息子は小学校で英語を習うようになってから、ときどき自宅で英語を口にするようになりました。ただ、その英語の発音があまりに下手で驚愕しました。前々から英語教室には通わせたかったのですが、本人はあまり興味を示さず…。
少し英語に興味を持ち始めたこのタイミングで習わせないと発音も悪くなる一方だ!と焦り近くの教室を片っ端から探しました。
ちょうど夏休み前だったので、楽しそうなイベントやプレゼントつきの短期教室が開催されていました。息子は前向きではなかったのですが、「短期教室に行くと、〇〇がもらえるみたいだよ」「〇〇君といっしょに行ってみる?」などとモノで誘って、なんとか2か所体験させました(苦笑)。
短期教室ではたくさん褒めてもらい、楽しかったようで、秋から教室に1年弱通っています。おかげで発音も少しは良くなったような気がします。」
(小2息子ママ)
「編集部員の3人の子どもは、夏になるといろんな短期教室に参加しています。
大学生の長男は、小学校時代に水泳と合唱とプログラミングに通いました。
中学生の長女は、小学校時代にプログラミングや宿泊キャンプ、アートスクールでの造形を経験し、短期教室が美術部に入るきっかけになりました。
小学生の次男は、昨年はスイミングに通い、今年も参加したいそうです。」
(大学生、中学生、小学生のママ)
短期教室での経験が、通年教室に通ったりクラブ活動を選んだりするきっかけになることもあります。
また編集部員の子どもが参加した教室はいずれも、お友だちや兄弟ではなく、1人で参加しているお子さんも多かったとか。
普段とは違う先生やお子さんと触れ合うことで、学びを深めるだけではなくたくさんの思い出を作れたそうです。
今年の夏は短期教室で、より充実した夏休みを過ごしてみませんか。
<出典>
文部科学省「こども霞が関見学デー」
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