【子どもの運動、足りてる?】コロナ禍、子どもの運動に影響は?

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新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を色濃く受ける昨今。コロナ禍は、子どもの運動にどんな影響を与えたのでしょうか。

コロナ禍における4~11歳の運動・スポーツの実態や、「withコロナ」の中でも安全に運動・スポーツをするためのポイントをご紹介します。

文/マムズラボ

目次

4~11歳の運動・スポーツは、コロナ禍の影響をそれほど受けていない

笹川スポーツ財団が調査を実施した「4~11歳のスポーツライフに関する調査(子ども)」によると、2021年4~11歳の子どもの運動・スポーツの頻度は「高頻度群」が45.4%で、前回の2019年の調査結果45.5%から横ばいです。

引用元:笹川スポーツ財団「4~11歳のスポーツライフに関する調査」2021

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で実施に制約があったものの、年間を通して見ると運動・スポーツの実施頻度への影響はそこまで大きくなかったことがわかります。

非実施群とは過去1年間に全く運動やスポーツをしていない場合、低頻度群とは運動頻度が年1回以上週3回未満の場合、中頻度群とは運動頻度が週3回以上週7回未満の場合、高頻度群とは運動頻度が週7回以上の場合です。

過去1年では、運動遊び種目が増加している

下図は、4~11歳の子どもが過去1年間に「よく行った」と回答した運動・スポーツの種目です。(複数回答)

画像引用元:笹川スポーツ財団「4~11歳のスポーツライフに関する調査」2021

これを見ると、1位はおにごっこの57.3%で順位は変わりませんが、前回調査に比べて4.7ポイント増加しました。
また、2位の自転車遊びは前回調査から2.7ポイント増え4位から2位に浮上しています。
前回調査で2位だった水泳(スイミング)は、6.8ポイント減って5位という結果になりました。

これらは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、プールを使えない時期があったり、人との身体接触が少ない種目を選んだりした結果だといえるでしょう。

運動不足だと健康二次被害がある

コロナ禍の状況下で、運動・スポーツに前向きになれない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、運動不足は免疫力の低下や生活習慣病の悪化などの健康二次被害を起こしてしまう可能性があるのです。
スポーツ庁では、「Withコロナ時代に運動不足による健康二次被害を予防するために」という資料の中で、「成長期に適度な運動やスポーツをしないと、心身の健康に悪影響がある」と呼びかけています。

適度な運動やスポーツで得られる効果とは?

適度な運動・スポーツをすることで、「基本的動作スキルや社会性の習得」ができるだけではなく、「健康的な成長・発達、体力の向上」をはかり、「将来にわたって疾病リスク低下」が期待できます。
さらにストレス解消によるメンタルヘルスの改善や、体重コントロールの効果が期待できるので生活習慣病の予防・改善にも役立ちますし、筋力の維持・向上や良好な睡眠にも効果的です。
また、適度な運動やスポーツをすることで自己免疫力の向上が期待でき、感染に対する抵抗力が強くなるのもポイントです。

子どもの健康チェックリスト

お子さんのどんな様子に気をつければよいのかわからない方は、以下のチェックリストをご活用ください。

・生活リズムが乱れていませんか。
・毎日60分以上、体を動かしていますか。
・毎日、楽しそうに笑っていますか。
・1か月で急な体重の増減はありませんか。
・集中力が続かないことや集中できないことはありませんか。
・イライラしたり、怒りっぽくなったりしていませんか。
・以前より、甘えたりわがままになったりしていませんか。
・寝つきが悪くなったり、睡眠時間が短くなっていませんか。

スポーツ庁「Withコロナ時代に運動不足による健康二次被害を予防するために」

コロナ禍の影響により、外遊びやスポーツの機会が減ってしまったご家庭も多いと思います。
上記のチェックリストを活用して、意識して体を動かす時間を取るようにしましょう。

「withコロナ」の中でも安全に運動・スポーツをするためには?

スポーツ庁では、「新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について」で、感染予防と運動・スポーツを両立するためのポイントを紹介しています。

感染症予防

感染予防には、三つの密を避けて手洗いを徹底するのが効果的です。
運動やスポーツをしたあとだけではなく、する前にも手洗いや消毒を行うように心がけてください。

熱中症の対策

運動・スポーツを楽しむうえで欠かせないのが熱中症の対策です。
水分補給をこまめに行うだけではなく、適度な休憩を取りましょう。
日差しが強いときには、屋外ではなく屋内で運動するのもおすすめです。

適度な運動をするために

コロナ禍の影響で、これまであまり体を動かす機会がなかったお子さんが運動を行う場合には、特に注意が必要です。
久しぶりに運動を再開するときには、軽めの運動からスタートしましょう。
急に激しい運動・スポーツをすると、ケガをする危険性が高まります。
無理をしないで少しずつ体を動かすことが大切です。

WHOでは、5歳以上の子どもに対して、毎日60分以上の軽く息が弾む程度以上の「中高強度の身体活動」を推奨しています。
しかし、そうした条件の運動・スポーツを行う時間をまとめて確保することが難しい場合には、一緒に買い物や掃除などをして体を動かしたり、親子で一緒に遊んだり、室内でテレビや動画サイトを利用して子ども向けの体操を一緒にしたりするのも効果的です。日々の生活に、少しずつでも運動・スポーツを取り入れる工夫を心がけましょう。

<出典>
笹川スポーツ財団「4~11歳のスポーツライフに関する調査(子ども)」
調査対象:1)母集団:全国の市区町村に在住する4~11歳
     2)標本数:2,400人
     3)抽出方法:層化二段無作為抽出法
調査方法:訪問留置法による質問紙調査(4~11歳は個別聴取法併用)
調査時期:2021年6月26日~7月22日
URL:https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/datalist/2021/index.html

<出典>
スポーツ庁
「Withコロナ時代に運動不足による健康二次被害を予防するために」
URL:https://www.mext.go.jp/sports/content/000081512.pdf
「新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について」
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/jsa_00010.html#002

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