夏はレトロな展覧会へ!東京都江戸東京博物館で「洋館 明治の夢と挑戦」開催中(8月23日まで)

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夏はレトロな展覧会へ!東京都江戸東京博物館で「洋館 明治の夢と挑戦」開催中(8月23日まで)

上記画像:第2章 建築家がやってきた-外国人建築家と「都市風景」(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」展示風景)

2026年6月23日(火)から8月23日(日)まで、東京都江戸東京博物館の1階特別展示室でリニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」が開催中です!
日本と西洋の文化が融合した、明治時代の洋風建築がテーマ。200点を超える資料や展示物で、明治時代の華やかな建築の歴史が楽しめます。1日の風景が描かれたパノラマ展示や、実際に使われていた家具など、リアルな雰囲気を楽しめる本展は、歴史に興味を持ち始めたお子さんにもおすすめ。
「洋館 明治の夢と挑戦」の見どころをご紹介します♪

目次

明治の建築は「文明開化」の象徴

明治時代は、1868年~1912年にわたる「文明開化」の時代です。

明治時代より前の江戸時代は、一部の国を除いた外国との貿易や交通を禁止した鎖国状態でした。しかし、1853年にペリーが来航したのをきっかけに鎖国状態が終わり、国が開かれました。しだいに西洋の文化が取り入れられるようになり、「近代国家」として歩み始めることになります。そして、蒸気機関車の誕生、日本初の銀行の設立、政治制度の整備など、現代の生活のいしずえが築かれていきました。

特別展「洋館 明治の夢と挑戦」では、そんな日本の歩みを、明治の建築を通して学ぶことができます。

「洋館 明治の夢と挑戦」の見どころ3選

「洋館 明治の夢と挑戦」は、日本建築史の転換となった明治時代の洋風建築がテーマ。さまざまな資料や立体展示から、3つの見どころをご紹介します!

1.“4つの章立て”で建築に詳しくなれる

プロローグ「前夜-幕末の東京・横浜風景-」
(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」 展示風景)

「洋館 明治の夢と挑戦」は、プロローグ「前夜-幕末の東京・横浜風景-」から始まり、第1章から第4章まで、約50年間の明治時代を建造物とともに進んでいきます。

第1章 ナマコ壁と擬洋風建築

明治初期の建造物が描かれた錦絵
(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」 展示風景)

明治元年に東京で初めて建てられた洋館・築地ホテル館や、明治5年に建てられた第一国立銀行の建築図面や写真が展示されています。

西洋の建築技術が普及していない明治初期では、伝統的な「ナマコ壁」と、西洋建築を模した「擬洋風建築(ぎようふうけんちく)」が用いられていました。
「ナマコ壁」とは、黒い瓦を斜めの格子状に並べ、瓦同士の隙間を白い漆喰(しっくい)で埋めた外壁のこと。この漆喰が半円状に盛り上がる形がナマコに似ていることから、「ナマコ壁」と呼ばれるようになったそうです。また、当時の大工の棟梁は、貿易のために日本に住む外国人居留地を見て、西洋風のような建造物「擬洋風建築」を作りました。ベランダを付けたり、屋根に煙突を乗せたりすることで、洋風建築の真似をしたそうです。

第1章では、そんな伝統技術と新しい文化が融合した、和洋折衷の建造物が見どころです!

第2章 建築家がやってきた-外国人建築家と「都市風景」

「国会議事堂案 外観透視図」 エンデ&ベックマン/作 1887-8年(明治20-21)頃 ベルリン工科大学建築博物館蔵
Architekturmuseum der Technischen Universität Berlin, Inv. Nr.20190

日本は、「擬洋風建築」ではなく「本物の西洋」を目指していました。
第2章では、そんな日本に「本物の西洋」をもたらした、外国からやってきた建築家や技師たちによる建造物が見どころイギリス人のジョサイア・コンドルが設計した「鹿鳴館」や、ドイツ人のヘルマン・エンデやヴィルヘルム・ベックマンが設計した「国会議事堂案」や「東京裁判所案」など、文明開化を象徴する建造物や設計案が展示されています。

第1章で見た建築とどう違うのか見比べてみながら、ひと味違った建築を味わってみてくださいね。

第3章 開花する洋館の明治-日本人建築家の挑戦

慶應義塾図書館旧館のステンドグラスの原画も展示されています
(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」 展示風景)

「本物の西洋」を目指して、外国の建築家から多くのことを学びました。そして、日本人の建築家が誕生し、数々の建造物を設計しました慶應義塾図書館旧館」や「日本橋」など、現在も残る建造物を手がけたのは、そんな日本人の建築家たちです。

特別展を見たあとに実際に建築を見に行って、その魅力に触れてみるのもおすすめです。

第4章 羨望の住処-明治の洋風邸宅

博物館明治村が所蔵する旧東宮御所で使用されていた華やかな家具
(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」 展示風景)

明治の建築家たちは、大きな建造物の設計だけでなく、邸宅も手がけていました。彼らが手がけた洋館は、ほとんどが限られた上流階級の人たちの大邸宅です。それはまさに人々が憧れる「羨望の住処」でした。

本展では、そんな明治期の邸宅に残された家具や古写真が展示されています細部にまで模様が描かれた家具を実際に見てみると、その豪華さや気品が伝わってきます。

2.大画面のパノラマで当時の雰囲気を体感できる

第3章 開花する洋館の明治-日本人建築家の挑戦
(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」 展示風景)

各章の入り口には、大きなパノラマ展示があります当時の建物や生活、人々の様子がリアルに描かれたパノラマ展示では、1日の風景が美しく移り変わる様子を見ることができます。明治の暮らしに入り込んだような気持ちになるパノラマの映像展示は、お子さんも夢中になるでしょう。

3.明治の建造物をクイズで楽しく学べる

東京都江戸東京博物館の米山研究員による詳しい解説が付いています
(江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」 展示風景)

明治時代の暮らしを学べる学習コーナーでは、簡単なクイズに挑戦できます。明治初期に撮られた画像でも、ズームアップすると高い解像度で細部まで見ることができ、新しい発見も。資料を見るだけではわからない細かな生活の様子が見えてきます!

〈自由研究にも〉明治と令和の建造物を比較しよう

「洋館 明治の夢と挑戦」に展示されている建造物には、現在も残っているものがあります。「慶應義塾図書館旧館」や、「日本橋」「東京復活大聖堂(ニコライ堂)」などの展示と現在の様子を比較したり、なぜこの建築は残っているかなどを考えてみたりして、自由研究に活用してみるのもおすすめです。

「洋館 明治の夢と挑戦」の開催概要

  • 展覧会名:江戸東京博物館リニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」
    Special Exhibition “Western-style Architecture in Japan”
  • 会期:2026年6月23日(火)~8月23日(日) ※展示替えあり
  • 会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 東京都墨田区横網一丁目4番地1号
  • 開館時間:9時30分~17時30分 ※土曜日は19時30分、8月7日・14日・21日は21時00分まで(入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日:毎週月曜日(7月20日、8月10日は開館)、7月21日(火)
  • 料金:【特別展専用観覧料】小・中・高校生は無料、大学生・専門学生1,280円、一般1,600円、65歳以上800円
  • 公式ページhttps://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/western-style-architecture/
  • 主催:東京都江戸東京博物館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
  • 後援:一般社団法人 日本建築学会、公益社団法人 日本建築家協会、公益社団法人 日本建築士会連合会

まとめ

日本と西洋の文化が融合した特別展「洋館 明治の夢と挑戦」を、ぜひ堪能してみてください。

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