「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」の見どころを紹介|東京都現代美術館で開催中

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「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」の見どころを紹介|東京都現代美術館で開催中

東京都現代美術館で開催中の「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」は、長く愛されている『はらぺこあおむし』をはじめとするカールの原画やダミーブックを間近で見られる展覧会です。本記事では、そんな展覧会の魅力や見どころを紹介します。

文/こそだてまっぷ編集部

目次

「エリック・カール展」とは?

エリック・カールとは、アメリカ・ニューヨーク州生まれの絵本作家で、著書に『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』『10このちいさな おもちゃのあひる』『えをかくかくかく』などがあります。

カールの代表作『はらぺこあおむし』は、日本語版が出版されてから今年で50周年を迎えます。そして、50周年を記念して「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」が、4月25日(土)より東京都現代美術館で開催中です。

『はらぺこあおむし』の全ページの原画が集結するだけでなく、アイデアを練るために作られる絵コンテ「ダミーブック」が、これまで日本で開催されたエリック・カール展では最も多い12点も展示されます。

「エリック・カール展」のみどころ

『はらぺこあおむし』の原画の写真
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

『はらぺこあおむし』は、長きにわたり愛されている絵本で、「子どものころに読んだ」という方や、「自分の子どもに読んだ」という方もいらっしゃるかもしれません。そんなさまざまな世代の思い出に存在している作品をとおして、子どもはもちろん大人も楽しめる内容になっています。

展覧会は、4章で構成されています。

展示は、小学生くらいのお子さんの目線の高さで見やすい位置になっています
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

1章「はらぺこあおむしの誕生」

展覧会の最初を飾る1章は、『はらぺこあおむし』からはじまります。

『はらぺこあおむし』は、色のついた紙を切ったり貼ったりして描くコラージュという技法で描かれています。コラージュは、基本的には新聞や色紙などの既存の素材を使って描くものですが、カールは自分自身で紙に色を塗り、模様をつけたものを使って描いています。
原画は絵本よりもサイズが大きいので、あおむしの顔やからだをじっくりと見て、紙の一枚一枚の模様のちがいを楽しんでみてください。

また、『はらぺこあおむし』の日本語版と英語版、その他の言語ではどう違うのかなども見比べることができます。たとえば、『はらぺこあおむし』というタイトルは、英語で『The Very Hungry Catarpillar』っていうそうです。なんだか日本語よりとてもお腹が減っているように聞こえませんか? そんなささやかな発見があるのも魅力のひとつです。

さまざまな言語の『はらぺこあおむし』(偕成社発行)
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

2章「思い出を絵本に」

では、すてきな作品を生み出してきたカールは、どのような人生を送った人なのでしょうか? 2章では、そんなカールが絵本作家になるまでの人生について、絵本をとおして紹介しています。

たとえば『いちばんのなかよしさん』は、カール自身の経験をもとに描かれた作品です。アメリカで生まれ育ったカールは、6歳のときにドイツに引っ越し、文化や言葉のちがいなどに直面します。
引っ越しだけでなく、幼稚園や小学校に通い始めることも、子どもにとっては大きな変化のひとつです。カールは、そんな子ども一人ひとりに寄り添って絵本を描いていました。

背景を知ってから作品を見ると、これまでとは少し違った感想が出てくるかもしれませんね。

カールが手がけた挿絵なども見ることができます
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

3章「遊べる本、読めるおもちゃ」

カールは、子どもたちのために「遊べる絵本でもあり、読めるおもちゃでもある絵本」を目指していたのだそう。

それを体現しているのが、カールの絵本の代名詞でもある「しかけ」です。絵の美しさだけでなく、穴が開いていたり、ページが階段状になっていたりと、絵本の世界に夢中になる「しかけ」がたくさんあります。

そんなさまざまな遊べる工夫がちりばめられた作品を、ぜひ間近で見てみてください。

太陽の位置が、時間の経過を表しているのだそう
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

4章「エリック・カールのアトリエ」

4章では、カールと日本とのかかわりを紹介しています。

日本にたくさんの絵本の美術館があることに、カールは感銘を受けたのだそう。「絵本は子どもにとって最初に出会うアート」であり、ぜひアメリカにも絵本の美術館を作りたいと思いました。そしてできたのが、アメリカ初の絵本の美術館である「エリック・カール絵本美術館」です。本展ではここから多くの作品が出展しています。

また、日本語の本が英語の本とは逆方向に読み進めるという特性を知ったカールは、その特性を生かして作品を制作しました。それが『どこへいくの?ともだちにあいに!』です。はたしてどのように作品に生かされているかは、ぜひ実際に足を運んでチェックしてみてください。

さらに、絵を描くときに着ていたスモックや制作道具なども展示されており、絵本作家としての息づかいを感じることができます。

(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

オリジナルグッズ

ポストカードもたくさん種類があります
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

特設ショップには、アクリルスタンドやエコバッグ、ぬいぐるみやポーチなど、かわいいオリジナルグッズがめじろ押しです。展示されていた作品の絵本も購入できるので、展覧会で新たなお気に入りの作品を見つけて買ってみるのもいいかもしれません。

また、ベビー子ども服メーカーのfamiliar(ファミリア)、洋菓子ブランドのHENRI CHARPENTIER(アンリシャルパンティエ)、キャンディショップのPAPABUBBLE(パパブブレ)とのコラボレーショングッズもあります。

じっくりとお気に入りを選んでみてください!

familiarコラボのTシャツは、100・110・120・S・M・Lの6サイズ展開です
(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

※グッズは会期途中から一部売り切れる可能性があります。

絵本コーナー

(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

特設ショップを出た先には、絵本を自由に手に取って読むことができる「絵本コーナー」があります。カールの絵本をはじめ、さまざまな絵本が置かれています。大人も絵本に触れられるように、別に机が用意されているのもポイントです。

(「エリック・カール展」展示風景、東京都現代美術館、2026年)

さらに、東京都現代美術館の美術図書室には、「こどもとしょしつ」があります。こども向けの美術に関する図書がそろっているので、展覧会のあとにのぞいてみるのもいいかもしれませんね。

「エリック・カール展」の開催概要

  • 展覧会名:エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし
  • 会期:2026年4月25日(土)~7月26日(日)
  • 会場:東京都現代美術館 企画展示室 1・3F 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
  • 開館時間:10時~18時(展示室入場は閉館の30分前まで)
  • 休館日:月曜日(5月4日と7月20日を除く)、5月7日、7月21日
  • 公式サイトhttps://ericcarle2026-27.jp/
  • 備考:小学生以下は入場無料。ただし、保護者の同伴が必要です/託児サービスの実施あり。お子様を預けてご鑑賞いただくことも可能です。開催日時は決定次第、展覧会公式サイトでお知らせします/授乳室、ベビーカーの貸し出しあり(台数には限りがございます)
  • 主催:東京都現代美術館、エリック・カール絵本美術館、読売新聞社
  • 協力:日本航空、偕成社、コスモマーチャンダイズィング
  • 巡回予定:福岡県立美術館 2026年10月23日(金)~12月20日(日)/あべのハルカス美術館 2027年3月20日(土)~5月9日(日)
  • Eric Carle: Art, Books, and the Caterpillar is organized by The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts, United States.

まとめ

ぜひカールの世界観を満喫してみてください!

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