こんにちは、2歳の息子と4歳の娘を育てるライターKです。
みなさん、子どもの寝かしつけで困っていませんか?
子どもの成長や健康にとって睡眠はとても大切ですし、早寝早起きの習慣もつけてほしいですよね。さらに、子どもが寝た後は大人にとって貴重な自由時間にもなりますから、子どもがすんなりと寝てくれれば助かるのに……。
そこで今回は読者アンケートをもとに、子どもをスムーズな睡眠に導く、とっておきの寝かしつけアイディアをご紹介します。
※調査:モニプラファンブログ「学研の幼児ワーク」編集部調べ/213名回答
寝かしつけに苦労している人って、どのくらいいるの?
わが家の子どもたちは寝つきが悪く、電気を消してから眠りに落ちるまで1時間以上かかることも珍しくありません。姉弟でおしゃべりを始めたり、暗い中ガサゴソと動き回っておもちゃで遊び始めたりするので、「いいかげんに寝ろー!」と叫びたくなるのを毎日グッとこらえています(こらえきれず声に出すことも多々あり。涙)。
ほかの家庭では、子どもたちはもっとスムーズに寝てくれているのでしょうか?
アンケート結果を見てみましょう。
Q.お子さんの寝かしつけで苦労したことはありますか?
ある……191人
ない……29人
実に86%以上の人が「寝かしつけに苦労したことがある」と答えています。
寝かしつけの「困った!」エピソード
では実際、みなさん、どんなことに苦労しているのでしょうか。アンケート結果からエピソードをご紹介します。
- 2人きょうだいのどちらかが起きていると、もうひとりのほうも寝ない。
- パパが帰ってくると、気配や物音で起きてしまう。
- 寝室に入ると子どものテンションが上がって元気になってしまう。
- 5歳になるのに、おっぱいを触りながらじゃないと寝てくれない。
- 1時間以上、抱っこしたり、歌い続けたり……。
- パパではダメで、ママと一緒じゃないと寝ない。
- 添い寝していると親も一緒に寝落ちしてしまい、子どもが寝た後にやろうと思っていたことができない。
- パパと寝たくてパパを呼ぶが、パパが先に寝ていびきをかくので、いびきの音で子どもが眠れない。
- 子どもが音に敏感なタイプで、関節がポキッとなるだけで起きてしまう。
みなさん苦労されていますね。これが毎日続くのですから、本当に大変なことです。
アンケートを見ると、そんな状況のなかでも、パパやママがあの手この手で寝かしつけに奮闘している様子が見て取れました。
これでウチの子は寝る!おすすめアイディア
ここで、みなさんが苦労の末にたどりついた、寝かしつけの秘策を、アンケート結果を抜粋してご紹介します。
どんな環境で、どうやって寝かせている?
スキンシップ
- ベビーマッサージをしたり、逆に子どもにマッサージしてもらったり、スキンシップをとる。
- 抱きしめて動かない。子どもの寝息が聞こえるまで微動だにしない。
- おでこを上から下にナデナデ。
- 子どもの手の甲をスリスリする。
- 子どもをおんぶして、ひたすらスクワット。
- 目を見て「おやすみ、大好き。また明日ね」と抱きしめる。
- 足同士のみ触れ合わせて、あとは声をかけず寝つくまでじっとしている。なかなか寝ないときは家庭用プラネタリウムを見せる。
- 今日あったことを振り返り、いちばん楽しかったことを聞く。
音楽・絵本
- オルゴールの音楽をかける。
- 絵本を読んで、オルゴールをかける。
- 絵本を読んだ後、ギュッと抱きしめながら背中をトントン。
- 布団の上で話しているとずっと寝ないので、絵本を読み聞かせてから寝室へ行く。
- 寝る前に、子どもが覚えた本を逆に読み聞かせてもらう。
- オリジナルの創作物語を話して聞かせ、「続きは夢の中で見ようね」と言って目をつむる。
眠くなる環境を作る
- 夕飯が済んだら、間接照明だけで過ごす。
- LEDキャンドルをつけ、薄暗い環境にする。
- ベッドに入ったら、だんだんと照明を暗くしていく。
- 眠りやすい柑橘系のアロマを焚く。
- ほのかな明かりをつけ、おしゃべりをしながら寝る。
- 寝る前に体を使った遊びをして疲れさせる。
待つ
- リビングで絵本を読みながら、子どもが「お布団に行きたい」と言うまで待つ。
- 子どもにかまわず、ひたすら寝たふり。
- 部屋を真っ暗にして、子どもが寝るのをただ待つ。
- 部屋を真っ暗にし「おやすみ」と言い、親も寝たふりをする。
- まず大人が落ち着く!「すぐには寝ないだろう、2時間ぐらいかかってもいいか~」と考えること。すると子どもに緊張感が伝わらず、すんなり寝る。
約束・ルール
- 子どもが自分で選んだ映画のビデオを観終わったら寝る、という約束をして習慣にした。その間、大人は邪魔されず家事ができる。
- 早く寝る競争をする。目と口を閉じる約束をし「いちばん早く寝た人が勝ち!」というルールを作った。
みなさん、いろいろと試行錯誤しながら工夫されているようですね。
寝る前には、部屋を暗くしたり、静かな音楽をかけたりと、「ゆったりとリラックスできる環境」を整えている人が多いことがわかります。寝かしつけ技として王道の「寝たふり」「背中をトントン」「おでこをナデナデ」をとり入れている人も多数。
また、おやすみ前のルーティーンとして、音楽を流したり、絵本を読んだりする家庭も多いようです。具体的には、どんな音楽や絵本が寝かしつけに向いているのでしょうか。
アンケートで回答数が多かったものと、編集部のおすすめアイテムをご紹介します。
寝かしつけに効果的な音楽
アンケートで回答が多かったもの
- オルゴール系の音楽
- 「おかあさんといっしょ」で流れる曲など、子どもになじみがある曲
- ディズニーの音楽
- ジブリの音楽
- たき火の音や胎内音など、自然の音
- 「ねんねんころりよ~」や『ゆりかごのうた』など、童謡
編集部のオススメ音楽
「ミッフィー 0さいからの音育アルバム ゆりかごクラシック」
(キングレコード)
Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv, 1953-2018
起伏が激しくない曲、楽器の数が少ない曲がおすすめ。また、この他に「おかあさんが歌う子守歌」もよく寝てくれるようでおすすめです。基本的に、おうちのかたが好きな曲ならなんでもよく、ハミングでも、ラララでもOK。
寝かしつけにおすすめの絵本
アンケートで回答が多かったもの
――眠りたくても眠れないうさぎのロジャーが、だれでも眠らせてくれる「あくびおじさん」のもとを訪ねるというストーリー。「もっともっと」「ゆっくりゆっくり」など、眠りたい気持ちになる言葉が効果的にくり返され、眠くなる心理学的な仕掛けが満載の本。
――静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸いお月さまがでてきました。「お月さまこんばんは」――やさしいお月さまの表情に、癒される絵本です。
――夜中はおばけの時間。あれ?まだ寝ていない子がいますよ。おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。シンプルだけど心に残るストーリー。初版から50年、長く愛されつづけている絵本。
――夜なのに眠くないノンタンは友だちをさそいますが、起きていたのはふくろうくんだけ。暗い森でおにごっこをするのですが……。「夜は寝ないといけないんだよね」ということが、子どもによく伝わるオススメの絵本です。
寝る前にしてはいけないこと
ところで〝入眠前にしないほうがいいこと〟があるのは、ご存知でしょうか。
- テレビを観る
- テレビや音楽を大音量で聴く
- たくさん食べる
- ゲームやヒーローごっこなどの激しい遊びをする
これらの行動は、子どもの心やからだを興奮させるきっかけになるため、入眠前には避けるのがベターです。子どもの寝つきに悩んでいる方は、就寝前の行動を一度、見直してみるといいかもしれません。
おわりに
アンケート結果を見ると、「絵本を読む」「音楽をかける」といった方法で寝かしつけしている人が多い一方で、「絵本を読むと興奮して寝なくなる」「音楽をかけると寝ないので無音にする」という声もありました。
子どもの数だけ個性があり、どんな環境なら寝つきやすいかは、人それぞれ。ここで紹介したアイディアを参考に、一人ひとりにぴったり合った寝かしつけ方法をぜひ見つけてみてください。
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