【先輩ママに聞きました!】ズバリ知りたい! 入学準備の“時期”と“お金”

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まもなく入学シーズンがやってきます。小学校の入学準備は、もう始めていますか? 準備するものの中には、ランドセルや入学式用の服など、早めに準備できるものもあれば、体操着や文房具など、入学が近づいてからこまごまと準備が必要になるものもあります。そこで気になるのは、「どのタイミングでどんなものを準備すべきか」、そして「どのくらいの費用がかかるのか」。そんな知りたいポイントについて、先輩ママにアンケートで聞いてみました。

目次

Q.小学校生活を意識した準備は、いつごろから始めましたか?

半数以上の先輩ママが、半年前から準備を開始していますね。少数意見の中には、なんと1年以上前から準備していたという人も! 一方で、入学直前の1か月前から準備した先輩ママもいました。

Q.最初に何を準備しましたか?

先輩ママの8割近くが、ランドセルから準備し始めています。その理由としては……

【ランドセル】

●予約注文で、遅いと欲しいランドセルが買えなくなると思ったため。
●ランドセルは、人気のものはすぐ売り切れると聞いたから。

人気ブランドのものや、数量限定のランドセルだと、早期に売り切れてしまうこともあるんですね。また、2022年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「ラン活」(子どもとともにランドセルを選択・購入する活動)の一環として、早めに準備を始めたママもいました。加えて、早めに購入するとお得になる「早割」などのサービスがあるのも、ランドセルの早期購入の理由といえそうです。

【学習机】
●机で勉強する練習をするために。
●部屋に机を置くスペースを作りたいので。

【文房具】
●学校からの案内にあった必要なものの中で、見落としがちな小物類を優先して買うようにしていました。名前付けなどもあるので、なるべく早めに必要なものをかき集めました。
●そろえやすいものから始めました。

ランドセルに次いで多かった学習机は、早めに準備することで、小学校での勉強の練習をスタートできるのも魅力のひとつ。文房具は、学校の指定のものがわかったら、なるべく早めに買いそろえるのがポイントのようです。

【幼児教材】

●小学校入学後にスムーズな学習リズムを整えられるように、入学前に身につけたい幼児教材を用意&スタートしました。

「その他」の中には、幼児教材を準備することから始めたという回答も。保育園や幼稚園とは異なる小学校での生活に慣れるには、大切なことかもしれませんね。

Q.学校からの指定以外のもので、準備したものは?

【衣類や靴など】

●小学校に入ると、動きやすさを重視した服装になると思うので、少し大きめのサイズで子どもが飽きないシンプルなデザインのものを購入しました。
肌寒いときに羽織るパーカーを準備しておくと重宝します。
学校で汚してもいいと思える安い値段のズボンを準備しました。
運動靴は、入学式でもはけるように黒のものを準備。
靴は履き替え用も含めて2~3足

先輩ママから、もっとも多くの回答が寄せられたのが、衣類や靴などの身につけるものです。保育園・幼稚園時代よりも、お子さんがいっそう活発に活動する小学校では、「汚れてもOK」「大きくなっても飽きない服」などが求められるようです。洗い替えの分も十分に用意するのがポイントですね。

【その他】

●ハンカチやポケットティッシュ
●マスク
●給食のナフキンや口拭きタオル
●さまざまな袋類
●防犯グッズ
●名前シール

その他では、マスクを挙げた回答が多かったです。手作りで準備したり、売り切れ前に準備しようと考えるママが多いのでしょうね。また、給食で使うナフキンや、レッスンバッグや体操着入れなどの袋類も、率先して準備する人が多いようです。

お子さんの安全を守るのに欠かせない防犯グッズでは、防犯ブザーや、見守りGPSを準備したという回答がありました。そしてとくに回答が多かったのが、名前シールです。名前が印刷されたシールは、届くまでに時間がかかることもあり、早めに準備したいものです。

Q.準備したけど、必要がなかった……と後悔したものを教えてください。

【学校指定でNGだった】
●好きなキャラクターの筆箱を購入したら、無地指定で使えませんでした。
●ポケットポーチ。ハンカチ、ティッシュがすぐに取り出せないから禁止と担任から言われた。
●折り畳み傘を用意したが、低学年は使用不可だった。

【学校で準備されていた】
●連絡帳を準備したら、学校指定のものが配られ、使わず終わりました。
●国語と算数のノートを買いましたが、実際に授業ではワークシートを使っているので、ノートは使わず、いまだに数冊残っています。

キャラクターつきの文房具は、学校によっては使用禁止のことも。また、ノートなどは学校で準備することもあるため、学校からの指定をしっかり確認するようにしましょう。

【サイズやタイプが合わない!】

●前もって買ったバッグのサイズが合わず、使えなかった。
●ノートを多めに用意したけれど、途中でマス目の指定が変わり、余ってしまった。
●鉛筆は4Bを使うと聞き、たくさん購入したのですが、2年生から2Bになってしまって、余りまくっています。

「必要かな?」と思って買ったものも、サイズが合わなかったり、1学年だけしか使用しなかったりと、使えずに終わってしまうことも多いようです。

【子どもの好みが……】

●子どもが好きなモチーフの鉛筆をたくさん用意したけど、子どもの好みが変わってしまった。
●キャラクターの消しゴムを用意したけど、使いにくいようで、シンプルな消しゴムを使うようになった。

お子さんの好きなキャラクターのグッズをそろえても、成長するにつれて好みも変わるものです。また、キャラクターグッズを選ぶ際には、使いやすさも踏まえたいですね。

Q.学校生活が始まってから、あわてて追加で準備したものはありますか?

【マスク(9人)】

●布製のマスクを用意したけれど、不織布の指定だったため、買い替えた。
●学校に置いておく分を、買い足しました。
●失くしたりもするので、予備が必要。

コロナ禍ならではの「マスク」が、もっとも多い回答でした。学校では布製マスクがNGのことが多く、不織布のマスクに買い替えなければならないこともあるようです。

【傘(4人)】

●学校に忘れてくることが多く、置き傘用に2本購入した。
●すぐ壊れたため、買い替えた。
●折り畳み傘を買い足した。

マスクに次いで多かったのが傘です。学校に忘れてきたり、壊してしまったりと、数が必要になることが多いようです。

【その他(各2人)】

●体操着
●ノート
●給食用グッズ(エプロン、三角巾、給食袋、ナフキンなど)
●名前シール
●ぞうきん
●巾着
●靴下
●水筒

体操着や給食用グッズ、靴下などは、洗い替え用の分が必要になり、買い足すことが多いようです。とくに体操着は、入学当初は半袖では寒いこともあり、長袖を急遽買い足した人も。名前シールは、「足りなくなったため、買い足した」というパターンが多いようです。

Q.小学校の入学準備には、どんなものにどれくらいのお金がかかりましたか?

ランドセルは3万~8万円に集中

ランドセルにかかったお金(回答者のみ)
~20,000円4人
20,001~30,000円2人
30,001~40,000円8人
40,001~50,000円12人
50,001~60,000円10人
60,001~70,000円6人
70,001~80,000円8人
80,001~90,000円3人
90,001円~1人

先輩ママのみなさんが、「お金がかかった!」ともっとも多くの回答を寄せたのが、ランドセルです。回答の金額の平均は約5万3千円で、価格帯としては3万~8万円に集中していました。なんと18万円のランドセルを購入したというママも!

学習机は3万円以内と5万円以上に集中

学習机にかかったお金(回答者のみ)
~10,000円1人
10,001~20,000円2人
20,001~30,000円4人
30,001~40,000円0人
40,001~50,000円4人
50,001円~5人

お金がかかる準備品のひとつである学習机。回答の金額の平均は約4万6千円で、価格帯としては3万円以内と5万円以上に集中しています。7万円や9万円かかったという回答もあり、長く使うものとして、しっかりお金をかけようと考える人が多いのかもしれません。

衣類にもお金はかかる!

【衣類関連にかかったお金の平均】(回答者のみ。小数点以下切り捨て)

●制服……44,000円
●入学式用の服……15,242円
●通学用衣類(靴含む)……14,352円
●体操着……10,250円

衣類関連では、制服がかなり高額であることがわかります。また、通学用の衣類の中でお金がかかるのは靴。汚れたときのことを考え、2~3足そろえることが多いからでしょう。入学式用の服にかかった金額は、多くの回答で1万円ほどでしたが、10万円かかったという回答もありました。

【備品類にかかったお金の平均】(回答者のみ。小数点以下切り捨て)

●文房具……4,555円
●その他備品……5,378円

文房具は、3千~5千円ぐらいの費用で収まっているという回答が多数でした。その他の備品では、音楽バッグなどの袋類や給食用のグッズ(ナフキンなど)にお金を使うことが多いようです。

Q.もう一度入学準備をするとしたら、改善したい点を教えてください。

【情報収集をしっかりと!】

●学校からの案内があるまでは何も買わないほうがいい! 予想で買うと外れることが多く、無駄な買い物になってしまう。
●細かいものは、入学説明会が終わってから買うのがいちばん効率的だと思います。
●先輩ママさんから、入学に必要な準備の情報を聞くべきです。

多くの先輩ママの声として聞こえてきたのは、「情報収集が大切!」ということ。無駄な購入を避けるためにも、学校から配布された準備品リストをしっかり読み、在校生のママからいろいろ教えてもらうなど、情報をしっかり集めましょう!

【購入品選びは慎重に……】

●体操着を一式そろえたが、長袖は使わずにサイズアウトしてしまったので、必要になったら買えばよかった。
●メルカリで購入したものの、サイズが合わなくて使わなかった。

購入の際には、サイズや実用性などをしっかり確認することが大切ですね。また、「安物買いの銭失い」にならないようにも注意!

【使いやすさ重視で選ぶ】

●キャラクターものは飽きがこないものを。幼稚園のころに好きだったものも、中学年以降になると使うのを嫌がることもあるので注意。
●持ちものは記名をしやすいものを選ぶべし。
●サブバッグなどは、持ちやすいものを選ぶといいです。

記名のしやすさや持ちやすさなどは、見落としがちですが、大切なポイントです。デザインやファッション性よりも、実用性や使いやすさを重視したほうが長く使えそうですよね。

【十分な準備時間を!】

●もっと早くからいろいろ準備しておきたかったです。1か月前からでは足りませんでした!
●必要なものの買い忘れが多々あったり、サイズ間違えで購入したものもあったので、しっかり余裕をもって用意したらよかったなと思います。

入学直前になってからバタバタと準備するのでは、間に合わないことが多いようです。必要なものがわかったら、速やかに準備するようにしたいですね。

【節約のコツ】

●ランドセルと学習机以外は途中で買い替えることもあるだろうから、値段が手頃なものを買う。
●必要に応じて購入したほうが、安く無駄なく購入できると思った。
●お下がりはできる限り利用する。

子どもは成長が速いうえに、学年ごとに鉛筆やノートの種類が変わったりもするので、買い溜めをすると無駄になってしまうことも。お下がりがある場合はうまく活用して、無駄な出費を抑えてもいいですね。

【名前シールは早め&多めに準備!】

●名前シールはたくさんあったほうがいいです。
●お名前シールを購入する。
●名前シールを多めに作ってそなえる。

今回のアンケートでは、全体を通じて「名前シールは十分に用意して!」という回答が多く見られました。学校に持っていくものには、すべて記名するのが基本なので、名前シールは早め&多めに準備しましょう。

さいごに

小学校の入学準備は、思った以上に大変であることが、先輩ママたちの声からも伝わってきます。しっかりと無駄なく準備するには、ランドセルや学習机など、学校の指定がないものを先に準備して、文房具などは学校の指定がわかってから準備するのがベストのようです。また、入学準備の最中は「これって必要?」「足りないものがあるかも」と、悩んだり不安になったりすることもありますが、そんなときは身近な先輩ママに相談したり、自治体や学校に問い合わせるなどして、準備を進めていきましょうね。

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