【汗かいちゃった!】いま対策しておきたい、かゆ~い「あせも」。医師監修、原因や予防法・治し方をご紹介

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暑い季節には特に、子どもは汗だくになって遊びますよね。
そんな夏場に気になるのが「あせも」。
知らず知らずのうちに子どもがかきむしり、炎症が広がって心配した経験のあるママやパパも多いのではないでしょうか。

そうなる前に!あせもの主な症状から、ケア方法や予防対策を紹介します。

監修:渋谷 紀子(愛育クリニック 総合母子保健センター 小児科・母子保健科部長)

目次

あせもの症状 ~細かい発しんとチクチクしたかゆみ~

【あせもの主な症状】

  • 頭やひたい、背中、わきの下やひじの内側、首のまわりなどのくびれたところにポツポツと細かい発しんができる
  • チクチクしたかゆみが起こる

あせもの原因 ~汗の出口が詰まり炎症が起きる~

あせもの原因は、大量の汗によって汗の通路がふさがれ、外に流れ出せなくなった汗が、皮膚の内側にたまること。
たまった汗により炎症が起こり、あせもになります。

家でのケアや予防対策 ~汗のケアをこまめにしっかり~

汗を繰り返しかくとかゆみは増すので、ママやパパがこまめに汗のチェックをしてあげましょう。

【あせも対策】

□汗ばんだときは、シャワーでサッと汗を流す。もしくはぬれたタオルでふく。
□できれば服は季節を問わず、吸水性のあるものを着させる。
こまめに着替えさせる。

しかし、どれだけ気をつけていてもできてしまうこともあります。

  • 赤みがひかない
  • あせもが広範囲にできている
  • かゆくてかきむしっている 

などの様子が見られたときは、早めに皮膚科や小児科の受診をおすすめします。

悪化に注意!~「とびひ」等の感染症の原因にも~

あせもは患部がこすれたり汗をかいたりするとさらにかゆみが強くなります。したがって子どもたちはよくかきこわしてしまいます。
あせもをかきこわし、そこに黄色ブドウ球菌が感染した場合、“あせものより”と呼ばれるしこりになり、化膿し痛みをともなってしまうことも。

また、感染したところが水疱となり、“とびひ”と呼ばれる状態になることもあります。
水疱の中には、感染力が強い菌が含まれています。患部をかいて水疱の膜が破れると、体のほかの部分について、水疱がどんどん広がってしまいます。

万が一、あせものよりやとびひになってしまった場合は、早めに受診しましょう。
また、菌が増殖、感染しないよう

  • こまめにシャワーを浴びさせ、タオルでふく
  • 洗うときは、石けんをよく泡立てて、やさしくなでるように
  • 治るまでプールには入れず、タオルなどの共用も避ける
  • 兄弟がいる場合は、おふろは最後にする

といったことに気をつけて対処しましょう。

これからの季節、あせもができる機会が多くなります。
こまめな汗のチェックで肌を清潔に保ち、子どもたちにかゆみや痛みのない夏を!

参考:『0-5歳児 病気とケガの救急&予防カンペキマニュアル』(学研教育みらい)

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