【学校のPTA役員にはなるべき?】メリットや役割の種類をご紹介

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PTA役員の仕事内容はイマイチわかりにくいため、「なんだか大変そう……」とネガティブなイメージを持つ保護者も多いのではないでしょうか? しかし、PTA活動はデメリットばかりではありません。積極的に参加することでメリットもあります。

そこで本記事では、学校のPTA役員について詳しく解説します。PTA役員を引き受ける際は、無理のない範囲で取り組むことが大切なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

PTAとは?

PTAは、Parent(保護者)・Teacher(教員)・Association(協会)の略称です。子どもたちの健やかな成長のために、保護者と教職員が協力し合ってさまざまな活動を行っています。

PTAと一言でいっても、「役員」と「委員」の2つに分けられることはご存じですか? 以下では、役員・委員それぞれの種類と役割についてご紹介します。

役員の種類

PTAには、「五役」と呼ばれる、PTA会長・PTA副会長・書記・会計・会計監査といった役職者がいます。それぞれの役割は以下のとおりです。

役職 役割 
PTA会長 PTA会長は、PTAの最高責任者であり、PTA全体をまとめ運営する役割を担います。PTA総会や運営委員会の議長を務めたり、学校行事に参加したりするのが主な役割です。学校や地域との窓口となり協議や交渉などを行います。 
PTA副会長 PTA副会長は、PTA会長をサポートし、会長不在時に代行を務めるのが役割です。ほかの役員や委員と連絡を取り合って、PTA活動の円滑な運営に努めます。 
書記 書記は、PTAの会議や活動の記録、文書作成、資料管理などの事務作業が主な役割です。PTA総会や運営委員会の議事録を作成したり、PTA活動に関する文書を作成・発送したりします。 
会計 PTAの会計業務全般を担うのが会計です。保護者から集めた会費によってPTAは運営されており、会費の徴収から管理までを行い、PTA活動の支出を管理します。予算案の作成・会計報告も大切な役割の1つです。 
会計監査 会計監査は、PTAの会計業務を監査し、適正な会計処理が行われていることを確認する役割を担います。PTAの役員総会で監査結果を報告するのも会計監査の大切な仕事です。 

委員の種類

PTA委員には、地域や学校によってさまざまな種類があり、PTA活動の円滑な運営のために重要な役割を担っています。以下では、代表的な委員の役割をご紹介します。

委員役割
学級委員学級委員は、各学級の保護者代表として、学級活動や子どもたちの生活に関するさまざまな活動をサポートするのが役割です。「クラス委員」と呼ばれることも多く、担任の先生と協力しながら活動します。児童やクラスが少ない学校の場合は、学年ごとに選任され「学年委員」と呼ばれることもあります。
広報委員広報委員は、PTA広報誌の作成が主な役割です。PTA活動に関する情報を、保護者や地域住民にPRするために企画から取材、撮影、編集、発行まで一連の業務を担います。
健康(保健)委員健康(保健)委員は、子どもたちの健康に関する問題について、学校と協力して活動します。健康に関する講演会やイベントの企画・運営、給食の試食会、校内環境の衛生管理などが主な役割です。
校外委員校外委員は、地域と連携したPTA活動の企画・運営を行います。通学路の安全確認や登校班のとりまとめなどが主な役割です。地域行事に参加したり、地域の警察と連携し意見交換したりするなど幅広く活動します。
文化委員音楽会や読書会など、子どもたちの文化的な活動に関する企画・運営を行うのが文化委員です。PTA役員や委員を対象とした講習会、研修会の企画・開催なども行います。
ベルマーク委員ベルマーク委員は、ベルマーク商品の回収・集計を行い、その収益をPTA活動に役立てるために活動します。ベルマーク収益の使い道について提案するのもベルマーク委員の役割です。
選考委員選考委員は、次期PTA役員や委員の選考を行います。推薦やアンケートなどで候補者をさがし、次期役員・委員候補者を選出し、選考結果の報告まで行います。
卒業対策委員卒業対策委員は、卒業式や卒業後の進路に関する準備が主な役割です。卒業式に向けて、卒業アルバムの制作や卒業記念品の選定などを行います。卒業証書ホルダーやコサージュの発注といった備品の準備も卒業対策委員が行います。

関連記事:【PTAの委員って大変!?】主体的な関わり方で思い出深い小学校生活も![専門家監修]

PTA活動のメリット・デメリット

家事や育児、仕事に忙しい保護者にとって、PTA活動は「できることならやりたくない……」と思うかたもいるでしょう。子どもたちの学校生活をよりよいものにするためにあるPTA活動には、メリットもデメリットも存在します。PTA役員になるべきか悩んでいるなら、ぜひメリットとデメリットを知っておきましょう。

PTA活動をするメリット

PTA活動をすることで、普段は見られない学校の様子を直接目にする機会がふえます。授業参観や校内行事への参加はもちろん、役員や委員として活動することで、先生やほかの保護者と交流する機会もふえ、学校生活への理解も深まります。また、先生と話す機会がふえることで、子どもたちの様子について相談したり、話し合ったりすることもメリットと言えるでしょう。

さらに、学年やクラスを超えて多くの知り合いをつくれます。地域の情報や子育てに関する情報交換はもちろん、困ったときにお互いに助け合える仲間を見つけられるかもしれません。PTAは子どもたちのために貢献できるだけでなく、自身にとっても多くのメリットがある活動です。

PTA活動をするデメリット

PTA役員や委員を引き受けるにあたって、仕事量がどの程度負担になるのかは気になるところですよね。PTA活動を行う中では、役員や委員としての仕事に加えて、会議や行事へ参加する必要があります。当然、時間や手間がかかることになり、家事や仕事との両立にストレスを感じてしまうかたもいるでしょう。

また、PTAは多くの人と協力しながら活動するため、ときには人間関係のストレスを感じる場面もあります。意見の違いや対立、役員の選出や活動内容をめぐるトラブルなどが発生することもあるかもしれません。

PTA活動は参加しないといけない?

そもそも、PTA活動は必ず参加しないといけないのでしょうか? 結論からいうと、PTAは加入するのもしないのも個人の自由意思に委ねられています。PTA活動への参加は、あくまでも任意です。

学校によっては、「子どもが学校在籍中に、最低1回は参加しなければならない」といったルールを設けているところも存在します。「忙しいから」などといった理由で断るのは、難しいケースもあるでしょう。

しかし、育児や介護などで忙しい場合や体調不良などの理由で参加が難しい場合もあります。どうしても参加できない理由がある場合は、学校側に相談することで事情を考慮してもらえる可能性が高いです。無理をして参加する必要はなく、参加できない場合は遠慮なく相談しましょう。

PTA役員や委員に参加する場合は、自分に合った役割を見つけよう

PTA活動は、子どもたちの健やかな成長のために、保護者と教職員が協力し合って行う大切な活動です。PTA役員や委員には、さまざまな役割があり、役員や委員として活動することで、学校生活への理解も深まります。無理のない範囲で自分に合った役割を見つけて、PTA活動を楽しみましょう。

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