【感情的な言い方で従わせる親】子どもにとって軽い存在になる

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【感情的な言い方で従わせる親】子どもにとって軽い存在になる

親だって人間ですから、時にはイライラすることもあります。でも、それがいつもいつもだと子どもにとって親の存在が軽いものになってしまうそうです。
教育評論家の親野智可等先生にお話を伺いました。

目次

すぐイライラする人は軽く見られる

職場でもプライベートの付き合いでも、大人同士の間では、すぐイライラする人は軽く見られます。

すぐに声をあらだてたり感情的な言い方をしたりする人は、なおさらです。
そういう人がいくら口で立派なことを言っても、周りの人は言うことを聞きません。

たとえその場では従うように見えても、面従腹背で、その人がいないところではまったく別の行動になるのです。

すぐイライラする親は軽く見られる

これは大人と子どもの間でも同じです。

すぐイライラして、感情的な言い方で子どもを従わせようとする親もいるかもしれません。その結果、子どもの中でそういう親の存在は軽いものになり、だんだん言うことを聞かくなります。

それで、親はますますひどい言い方で叱りつけるようになります。また、「○○しないと□□だぞ」とバツでおどしたりするようになります。

その結果どうなるかというと、さらに一層親の存在が軽いものになってしまうのです。まさに悪循環です。

子どもを侮っていると…

なぜこうなってしまうのでしょうか?

その原因は、親たちが子どもという存在を侮っていることにあります。
つまり、「相手はたかが子どもだ…」という意識が原因なのです。

その反対に、子どもを一人の人間としてリスペクトし、丁寧でおだやかな言い方をする人には、子どもも同じようなリスペクトを返してくれます。

自分から出たものが自分に返ってくる

相手をリスペクトすれば自分もリスペクトされ、相手を侮れば自分も侮られます。

相手を侮っておいて、リスペクトが返ってくるということはないのです。
相手から返ってくるものは、全て自分から出たものなのです。

上司という立場に甘えて部下にひどい言葉をぶつける人。
親という立場に甘えて子どもにひどい言葉をぶつける人。
そういう人にはなりたくないものですね。

すでに自分がそういう人になっていないか?
一度、『相手の立場になって』振り返ってみるといいと思います。

この記事の監修・執筆者

教育評論家 親野 智可等

長年の教師経験をもとに、子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育について具体的に提案。著書多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。X、Instagram、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。オンライン講演をはじめとして、全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。

音声配信サービスVoicyの配信番組「コソダテ・ラジオ」の2022年12月の金曜マンスリーゲストとして出演。「家庭での学習習慣」について熱いトークを配信しています。

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