【小学校の夏休み、どう過ごす?】先輩小学生ママに聞く過ごし方

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小学校1年生のお子さんにとっても保護者にとっても初めての夏休み。特にお子さんは、入学してから約4か月、毎日慣れない小学校生活を過ごしてきました。夏休みという約1か月の期間で、溜まった疲れを解消してあげたいけれど、毎日ダラダラしてしまわないか不安な気持ちもありますよね。

夏休みを有意義に過ごすためには、スケジュールとメリハリが大切です。今回は小学生の子どもを持つママライターが「初めての夏休みの過ごし方」について実体験も踏まえてご紹介します!

文/マムズラボ

目次

【子どもと一緒に】小学1年生夏休みの最初に確認しておくこと

まずは、休みの間にやらなければならないことやスケジュールを確認しておきましょう。

宿題は徐々に進められればOK

夏休みの宿題は大量のプリントなどを一度に持ち帰るため、「こんなにできない」「やりたくない」とお子さんが不安に陥りがち。一度にやらなくても大丈夫ということを伝えて、宿題と一緒に小学校から配布される「夏休みのスケジュール表」に具体的な作業予定を記入しましょう。

学校から配布がなければ、インターネットからダウンロードしたり、お子さんと一緒にオリジナルで作ってみるのもオススメです。宿題や目標を達成したらご褒美シールを貼れるようになっていると、子どものやる気もアップするでしょう。

●夏休みのスケジュール表 見本

●スケジュール表に記入する内容例
1、 宿題
2、 目標
3、 やりたいこと
4、 1日の過ごし方 など

スケジュールはお楽しみを入れながら立てる

夏休みは特別な期間。毎日が宿題などのルーティンだけでは、お子さんも飽きてしまいます。保護者がお休みのときは、イベントを計画して楽しみを作ってあげることも大切です。

いつも行かないような場所に遠出することはもちろん刺激になりますが、近場でできることもあるはず。小学1年生は、自分でできることが増え自信をつけやすい時期なので、色々と挑戦させてあげられるとよいですね。

例えば筆者の子どもの場合、「近くのお店へ一人で買い物に行く」という「おつかいチャレンジ」に挑戦。親子で話し合って目標を立て、挑戦する日にちをあらかじめ決定。おつかいの準備も子ども主体でやるように促しました。当日、親としては待っている間はハラハラしましたが、子どもは笑顔で無事に帰宅することができました。一人でできる実感をしっかり得ることができ、達成感を感じられたようです。

●「おつかいチャレンジ」の内容
目標:ひとりでおつかいをして、寄り道をせずに帰ってくる
準備品:お店の名前と買い物内容のメモ/お店までの簡単な地図/必要なお金だけを入れたお財布/購入品を入れるエコバッグ/準備品を入れる斜め掛けバッグ

また、お子さんがやりたいことを聞いてみるのもオススメです。難しいなと感じることでも、可能な限り挑戦させてあげましょう。

例えば、わが家では「おつかいチャレンジ」に続き、初めての川遊びにトライしました。まず、水遊び、川遊びでの危険性を説明したうえで「川遊びの注意リスト」を子どもと一緒に作成。しっかり覚えた後は、川遊びの準備を子ども主体で進めてもらいました。

当日は、「川遊びの注意リスト」をおさらいした後に川遊びをスタート。流れがあることや、水底が歩きにくいことに少し驚いていたようですが、慣れると楽しく遊ぶことができました。生き物や植物が身近にあり、自然のものを工夫するとさまざまな遊び方ができることなど、子どもならではの気付きをたくさん得ることができたようです。

ただし川遊びに限らず、子どものけがや事故は大人が目を離したわずかなすきに起こりやすいもの。遊んでいる最中はママやパパが必ずそばにいるようにして、子どもから目を離さないよう十分気を付けてください。また場合によっては、ライフジャケットなど遊びや活動内容に合ったものを準備してくださいね。

●「川遊びに挑戦」の内容
目標:安全な遊び方を覚えて、怪我をしないように川で遊ぶ
注意リストの内容:準備運動をする/ママやパパが見えるところで遊ぶ/一人で行動しない/水面が足首以上にくる深さの場所にはいかない/おもちゃや持ち物が流されても、ひとりでは追いかけない/怪我に注意する/時々、休憩をするなど
準備品:水着/サンダル/日焼け止め/帽子/遊び道具/着替えセット/着替えを入れるビニール袋/準備品を入れるスイムバッグ

【心がまえ】小学1年生の夏休み、保護者が気を付けておきたいことは?

大まかなスケジュールが決まったらあとはそれに沿って過ごすだけです。保護者はお子さんの夏休みの過ごし方をそれとなく観察して、サポートしてあげましょう。

学習、学び、遊びに分けメリハリをつけることが大事

夏休みはたくさんの宿題や自由研究などやるべきことが多いですが、あくまで夏“休み”です。多少お子さんがだらけてしまっても、「一学期頑張ったから」とやさしい目で見守ってあげたいものです。学習するときと休むときのメリハリを意識すると良いですよ。

子どもの一人行動に注意! 外出時のルールを確認しておこう

小学生になって活動範囲が一気に広がり「○○くんの家に遊びに行ってくる」「近くの公園に行ってくる」とお子さん一人で行動する機会が増えます。ただし子どもが屋外で一人で行動していると、思わぬ事故や怪我に巻き込まれたり、見知らぬ人から声をかけられるなどの事柄が発生する可能性が高まります。

普段は気を付けていても、長期休暇中は子どもも気が緩みがち。出掛けるときは「誰とどこで遊ぶか」「何時に帰るか」を確認し、行ってはいけない場所などを事前に伝えておくことが大切です。

そうはいっても、小学1年生。予想外の行動を起こす可能性はまだまだあります。現に筆者も、「遊んでいるはずの子どもがいなくなった」経験をしたことがあります。

その時は、親がそれまで知らなかった新たな遊び場で遊んでいた、ということが後から分かり事なきを得ましたが、親が知らないうちに子どもの行動範囲が広がっているケースはあるものです。

行動範囲の拡大は子どもの成長のしるしであり、そっと見守る姿勢も大切ですが、子どもとの事前の情報共有は欠かさないように気を付けておきましょう

【小学1年生の夏休み】オススメの過ごし方

サマーキャンプやサマープログラムなどへの参加

夏休みならではの体験ができるのはサマーキャンプや、サマープログラムではないでしょうか。学校から、民間企業や団体が主催するキャンプやプログラムのお知らせや参加案内が配布されることもありますが、それ以外にも対象のキャンプがたくさんあります。

小学1年生にはまだ早いと思われるかもしれませんが、学年別に組まれたキャンプやプログラムもあるので、ぜひ検討してみてください。自然の中での生活は、新しい発見の連続で心身ともにお子さんのリフレッシュになるはずです。

博物館や科学館などに行く

時間的にゆとりのある夏休みだからこそ、お子さんの興味関心に基づいた学習に取り組みやすいですね。博物館や科学館などに平日の日中にゆっくりと行ってみることをオススメします。展示もゆったりと楽しめますし、夏休みのイベントなどもあって学びをより深めることができます。

図書館に行く

外でのアクティビティも良いですが、こういうまとまった時間のある時こそ読書に取り組まれてはいかがでしょうか? 親子で一緒に行けば、読書感想文の選書もできます。近年は熱中症対策で屋内で過ごす必要がある時も多いもの。夏休みの昼下がりは読書の時間にピッタリですね。

【共働きの場合】小学校初めての夏休み、預け先はどうする?

普段から学童に通っていればそのまま夏休みも通うことができますが、そうでない場合はお子さんの預け先に悩みますよね。いろいろな選択肢があるので、早めに検討しておきましょう。

学童保育の夏季休暇期間を利用する

自治体など運営元の状況、条件にもよりますが、空きがあれば夏季期間のみ学童を利用することができます。他と比べて費用も抑えられるので、まず始めに調べてみましょう。夏休み用のプログラムが組まれている学童保育所もあるため、プログラム内容も確認してみましょう。

民間の学童保育の夏季休暇期間を利用する

民間の学童保育所の利用費は自治体に比べると比較的割高ですが、英語やスポーツに特化していたりバス送迎があったりと、親から見て魅力的だと感じられるポイントが多い傾向にあります。夏休み期間もしっかり学習や勉強に取り組みたい場合は、検討してみてはいかがでしょうか。

身近な親戚の家にお泊まり

祖父母やいとこのおうちなど、身近な親戚のところへ長期的に泊まることも選択肢のひとつです。もちろん、相手先の家庭の事情や状況を優先しつつ、日数なども含めて事前によく相談するようにしましょう。子どもにとっては、親しみのある人と過ごす思い出深い夏休みとなりそうです。

小学校初めての夏休み、どう過ごしたいかを子どもと一緒に話し合おう

夏休みは約1か月という長期間にわたるため、事前にスケジュールを立ててメリハリある1日を過ごすことが大切です。お子さんにとって夏休みが楽しい思い出になるようサポートしてあげたいですね。共働きの場合は特に預け先への事前申し込みや準備が必要なので、家族で早めに話し合いをしておきましょう。

参考
SECOM「水辺のレジャーは要注意!子どもの水難事故はどんなときに起こる?」https://www.secom.co.jp/kodomo/p/20180426.html
京都府 丹後広域振興局「川などで遊ぶときに気を付けること」https://www.pref.kyoto.jp/tango/tango-doboku/kids_kawa_asobi.html
国土交通省 那賀川河川事務所「川で遊ぶときの注意事項 水難事故を防ぐための情報」
https://nakagawa-mlit.go.jp/ke-tai/attention.php

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