ふと夜空を見上げたとき、夏の大三角が観測できるようになると、七夕が近づいてきたことが感じられます。季節のイベントが近づくと、それをモチーフとしたお弁当にチャレンジしようと考えるママパパも多いことでしょう。
一見、「難しい」「食べてくれるか不安」と思われがちなモチーフ弁当ですが、子どもが好きなおかずを使ったり、見栄えをよくするコツを押さえたりすることで、思いの外かんたんに作れますし、喜んで食べてくれます。
本記事では、七夕の由来や、かんたんで子どもが喜ぶおかずを取り入れた、先輩ママが実際に作った見栄え抜群の七夕弁当をご紹介します。
文/マムズラボ
七夕とは?
七夕は、ひな祭りやこどもの日と並ぶ、五節句(七草の節句、桃の節句、菖蒲の節句、笹竹の節句、菊の節句)のうち、笹竹の節句を指します。五節句とは、無病息災や子孫繁栄などを願う、日本古来の伝統行事のことです。
本来は多くの節句が存在したといわれていますが、中でも五つの節句を江戸幕府が公的な式典として認定したことで、五節句として浸透しました。
オススメの記事:【梅雨時期だからこそ楽しむ!】子どもといっしょに作るかんたんホームパーティーメニューをご紹介
七夕の由来とは?
七夕は、牛飼いである彦星が、天女である織姫と結婚したものの、仕事を怠けるようになったため天帝の怒りを買い、天の川を隔てて引き離されてしまったという伝説に由来します。その後、彼らをかわいそうに思った天帝が、年に一度7月7日の夜のみ、再会をかなえたことから、願いをかなえてもらうという風習に結びついたようです。
このことから、空を見上げたときに、大きな河のように見える銀河系を天の川と、その両側でよりいっそう明るく輝く星であるベガとアルタイルが、織姫と彦星に見立てられるようになりました。
短冊を竹に吊るす理由は、天に向かってまっすぐ伸びる力強さや生命力から竹に神様が宿るとされていたためです。
子どももモリモリ食べてくれる、先輩ママが作った七夕のお弁当7例
それでは、先輩ママが実際に作って喜ばれた七夕弁当をご紹介します。今回はInstagramの投稿から、子どもが好きそうなおかずやキャラクターを使ったお弁当を選んでみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
天の川カレー
「hiroe」さんのInstagramより(@hiro020612)
https://www.instagram.com/p/CfkVjLUPFw-/
最初にご紹介するのは、Instagramで日々のお弁当を紹介されているhiroeさんの「息子弁当」である、「天の川カレー」です。hiroeさんによると「キーマカレー」の上に「お星さまの卵焼き」やうずらのたまごで作った織姫と彦星をトッピングされたそうです。
お花に見立てた野菜や、彩りのよいズッキーニや海老など、目で見て楽しめる工夫も取り入れられています。腹持ちも抜群なカレーなら、たくさん食べたい子どもにぴったりのお弁当メニューですね。
織姫と彦星のおにぎり
「𝕟𝕚𝕔𝕠 𝕞𝕒𝕞𝕒」さんのInstagramより(@no12.no11)
https://www.instagram.com/p/CQ4jIJsAsc8/
次にご紹介するのは、8歳と6歳のママさん保育士である𝕟𝕚𝕔𝕠 𝕞𝕒𝕞𝕒さんの「織姫と彦星のおにぎり」です。お弁当に入るサイズに握られたおにぎりは、幼稚園や小学校低学年の子どもにも食べやすい大きさですね。
おにぎりに海苔などのトッピングを使って織姫と彦星の顔に見立てたら、あとは子どもの好きなおかずを詰め込むだけ。デコ弁が苦手なママパパでも、おにぎりを作ることだけに集中することで、七夕らしいお弁当がかんたんに作れそうですね。
願いをかなえるキャラクターのパン弁当
「Yukina Nishihara」さんのInstagramより(@yukinanishihara)
https://www.instagram.com/p/Cf58nS_LkEr/
Instagramで3人の子どもたちのお弁当を紹介しているYukina Nishiharaさんが作ったのは、七夕をモチーフとしている子どもに人気のキャラクターを再現したキャラクター弁当です。笹やお星さま、ひまわりなども上手に取り入れて、彩りも豊かなうえ、夏らしさも感じられます。
キャラクターはチーズや海苔を使って作られているようです。七夕モチーフのキャラクターであれば、それだけでも行事をしっかりと感じられますね。
好きなキャラクターに浴衣を着せて織姫と彦星に変身!
「りゆ」さんのInstagramより(@you.stance_ing)
https://www.instagram.com/p/Bzg4u7pJhFJ/
さまざまなキャラ弁を紹介しているりゆさんが作ったのは、子どもにも大人にも人気のキャラクターが織姫と彦星に扮した七夕弁当です。敷き詰められたコーンや、花火のようなウインナーが、夏の夜空を映し出しているかのようです。
また、七夕をイメージしにくいキャラクターの場合でも、りゆさんのように浴衣を着せたりうちわを持たせたりという工夫次第で、あっという間に七夕弁当に早変わりします。
そぼろとたまごの天の川
「ai * お弁当と子どもごはん」さんのInstagramより(@ a___ns2)
https://www.instagram.com/p/CfttoV9Pv6X/
3児のママであるaiさんが子どもに作ったのは、「天の川をイメージした七夕弁当」です。お肉のそぼろで作った夜空には、たまごそぼろの天の川やお星さまが彩られて、しっかりと七夕を演出させることができています。赤や緑のおかずもトッピングされて、バランスの取れた七夕弁当に仕上げられています。
キャラ弁に抵抗のある思春期の子どもでも、これなら七夕を感じながらモリモリと食べてくれそうですね。キャラ弁やデコ弁が苦手なかたは、こちらのお弁当に挑戦してみてはいかがでしょうか?
お星さまのサンドイッチ
「ayu / キャラ弁・幼稚園弁当記録」さんのInstagramより(@ ayu.obento)
https://www.instagram.com/p/Cfpp6cUvqGq/
幼稚園弁当を投稿しているayuさんが、2人の子どもに作ったのは、お星さまのお弁当です。ayuさんによると、「長女おにぎり、次女サンドイッチ」と、それぞれの要望するメニューをかなえたお弁当にしたそうです。
おにぎりにはたくさんのお星さまをトッピングし、サンドイッチには星型をポンとあてて、かわいらしいお星さまが作られています。
「凝ったキャラ弁を作る余力はない」と語られていますが、たくさんのお星さまが詰め込まれていることで、十分に七夕らしさを感じることができるお弁当になっていますね。
ハッシュポテトのお星さま
「𝗺𝗼𝗲𝗸𝗼」さんのInstagramより(@ tmmos22)
https://www.instagram.com/p/CrmmBc8vYL5/
最後にご紹介するのは、幼稚園のお弁当を記録されている𝗺𝗼𝗲𝗸𝗼さんが作ったこちらの「七夕弁当」です。織姫と彦星を模したおにぎりの周りには、オクラやウインナー、にんじんなど、たくさんのお星さまを模したおかずがちりばめられています。
ひときわ大きく輝くのは、子どもに人気の星型のハッシュポテトです。七夕感も存分に堪能できるうえに、さまざまな食材のお星さまは、見ているだけでワクワクしそうです。
手作りのお弁当で、七夕を楽しもう
本記事では、七夕の由来とあわせて、七夕にぴったりのお弁当をご紹介しました。七夕モチーフのすてきなお弁当は、いつもとは違う食材を味わったり、行事について学んだりできる機会を与えてくれます。
今年はぜひ七夕弁当にチャレンジして、季節の行事を楽しみながら、知育や食育につなげてみてはいかがでしょうか。
こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪