【修学旅行の行き先part2】都道府県別で調査!『修学旅行』みんなどこへ行ってるの?

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【修学旅行の行き先part2】都道府県別で調査!『修学旅行』みんなどこへ行ってるの?

都道府県の修学旅行の行き先を大調査! 公立小学校の実際の修学旅行先の実例をもとに、地域ごとに特徴を調べました。

※調査内容は、各地域の公立小学校の一例・傾向です。同じ地域でも、すべての学校に当てはまるわけではありません。

こそだてまっぷ編集部調べ  取材・文/細川麻衣子

目次

修学旅行の大切な意味

小学6年生の大きな行事のひとつといえば、修学旅行。友だちといっしょに学校を離れて過ごす特別な時間は、子どもたちにとってかけがえのない思い出になります。楽しい❝旅行❞というイメージが強い行事ですが、その背景にはしっかりとした学びの目的があります。

修学旅行は、歴史・自然・文化・平和について実際に見て学ぶ体験学習であり、同時に集団生活を通して思いやりや責任感を育てる大切な機会です。

学校教育の一環として行われる、学びと成長の場でもあるのです。

地域別に訪問先の一例を紹介♪

修学旅行では、歴史・自然・文化・平和などを学び、それを通して社会性の育成を目指すことが目的とされています。地域の特性に合わせ、訪問先や体験・学習内容は各々のようです。ここでは、地域別(都道府県を数か所ずつ)にまとめます。

東北地方

秋田県:広くて自然が豊かな県の特徴を生かした、❝自然+地域+体験型❞の学びが特徴です。地域によりますが、❝県内のみ❞または❝県内+県外のどこか(宮城・青森・岩手)❞というパターンが多いようです。県内では田沢湖、角館(かくのだて)の武家屋敷で歴史体験するというのが、かなりの定番! 鹿角(かづの)地域では、郷土料理のきりたんぽ作り体験、花輪の祭り体験なども。男鹿半島では、なまはげ館を訪れ、伝統を学びます。県外訪問で多いのは宮城県。仙台・松島(遊覧船・景観学習)を訪れるコースもまた、定番のひとつです。 

なまはげ館
角館 武家屋敷

山形県:遠距離移動よりも地域文化の学びを重視し、主に農業体験や自然体験を取り入れた行程が多いようです。中でも定番は、日本海側の庄内(鶴岡・酒田)エリアを訪れるコース出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)では歴史・信仰・文化を学びます。地域の海・環境を学べる加茂水族館も修学旅行で訪れる代表格。そして庄内平野で盛んな農業(米・さくらんぼなど)に触れる農業体験学習を盛り込むなど、主に2泊3日で組まれることも多いようです。

善寳寺 龍王講 
加茂水族館

関東地方

茨城県:1泊2日で日光・那須(栃木県)をバスで巡るのが最も定番のコース。日光周辺は特に、歴史・自然・文化体験がかなうので、関東地方の他都県からも多くの小学生が修学旅行で訪れます。他都県の場合は、日光までの移動距離・時間がかかることから、日光のみで完結する場合が多いのですが、茨城県の場合は栃木県と隣接していることもあり、日光だけでなく那須にも立ち寄り、那須どうぶつ王国やハイランドパークなどのテーマパーク型施設を楽しむことも。また近年では、東京方面へ行く学校も増え、浅草や国会議事堂などの都内要所を訪れたり、キッザニア東京で職業体験を楽しむなどの都市訪問型のコースも充実しているようです。

華厳の滝と中禅寺湖
国会議事堂

栃木県:関東地方の他都県は、修学旅行で日光周辺に訪れることが多いのですが、栃木県の小学生にとっては、日光はすでに遠足や社会科見学で訪れていることが多いので、6年生の修学旅行では県外へ出ます。定番の行き先は東京です。バスや電車で移動し、国会議事堂は必ずといってよいほど多くの学校が訪問します。その前後に皇居などの日本の歴史を感じ学べるところも見学上野やお台場にある博物館・技術館などの施設も訪問。東京で政治・歴史、そして文化を学ぶ行程になっています。一部では県内完結型の小学校もありますが、その場合は世界遺産の日光東照宮と奥日光などでの自然体験を組み合わせ、より地元を深く知る形での体験型学習が特徴のようです。

皇居外苑 江戸城 桜田巽櫓
浅草 雷門

中部地方

山梨県:行き先は神奈川×東京。歴史を学び、文化体験をする行程が定番です。鎌倉で大仏などの寺社仏閣に触れ、新江ノ島水族館などを見学したり、国会議事堂やその周辺の博物館を訪問します。一方、山梨県は富士五湖や昇仙峡など、自然を生かした体験学習ができる場所も多いので、県内で地域探究型の行程にする学校もあるようです。

鎌倉大仏(大異山高徳院清浄泉寺)
富士山と本栖湖

富山県県内施設の❝青少年自然の家❞などでキャンプファイヤーや野外炊飯などを中心とした自然体験・協働活動を❝宿泊学習❞として実施し、地元を深く知ることを大切にしている小学校が多数あります。観光を含んだ❝修学旅行❞として実施している学校は一部で、その場合は岐阜県の白川郷などに訪れることがあります。

白川郷合掌造り集落

福井県:関西方面へ1泊2日で修学旅行の行程を組む学校が多数。定番は京都(清水寺・金閣寺・二条城など)、奈良(東大寺・奈良公園など)、大阪(海遊館・大阪城など)で、寺社仏閣を巡りながら歴史を学び、同時に班行動をします。一方少数派は、福井県ならではの特徴であり、自然・科学を学べる、福井県立恐竜博物館を訪れるなど、県内をより深く学べる行程を採用している学校もあります。

福井県立恐竜博物館

近畿地方

滋賀県:1泊2日で回るコースが定番。中でも必ずと言っていいほど、どちらか1日は京都か奈良のどちらかが行程に入っています(両方が1日ずつ、合計2日の場合もあり)。いずれも歴史を学べる寺社仏閣を訪れます。最近目立つ新しい訪問先は、兵庫県西宮市にあるキッザニア甲子園での職業体験。また一部では、琵琶湖や彦根城などの県内を巡るパターンもあるようです。

北山鹿苑禅寺 金閣寺
琵琶湖

兵庫県:南側の瀬戸内海と北側の日本海の両方に面している兵庫県。そんな地形・立地から、県内でも、修学旅行の行き先は地域によって少し違いがありますが、ベースとしては最も伝統的なコースは広島(原爆ドームなど)方面。平和学習を中心に行います。特に南側の西宮市・神戸市・姫路市などは新幹線へのアクセスが良いため、かなり高い割合で広島へ。同時に宮島(厳島神社)が訪問先に組みこまれることもあります。一方、一部の内陸地域では京都方面へ、歴史・文化を中心に学びにいく学校もあります。

広島原爆ドーム
京都 清水寺

≪関連記事≫【修学旅行みんなどこに行ってるの⁉】地域別★小6修学旅行の行き先を紹介♪

中国地方

鳥取県ほぼと言ってよいほどの定番が、広島。平和記念公園・原爆ドーム・原爆資料館などを訪れ、平和学習に重点を置いた行程になっていることが多いようです。これに加え、学校によって周辺の体験施設(みろくの里など)を訪れたり、宮島(厳島神社)や、工場見学(JFEなど)を組み合わせています

嚴島神社の大鳥居

岡山県広島での平和学習をはじめ、関西(京都・奈良・大阪)や四国地方など、学校によって行き先は多様です。最も多い行き先は広島で、平和記念公園・原爆ドーム・平和記念資料館は平和学習に欠かせません。広島方面の場合は、宮島(厳島神社)を訪れるケースも。一方、関西方面の場合は❝京都と奈良❞で歴史と文化を学ぶコースもあれば、❝京都と大阪❞で、歴史を学びつつも海遊館やUSJなど、より体験を重視した行程も! 

広島平和記念公園

四国地方

愛媛県:四国の中でも中国地方に近いことから、広島での平和学習が比較的多いようです。一方、広島以外の行き先では、県内で瀬戸内海に面している立地を生かした体験型の行程を選択している学校もあります。今治造船西条工場見学や、砥部(とべ)焼体験、みかん狩り、別子銅山などを訪問し学ぶ、体験型の行程も定番のひとつです。

別子銅山 旧端出場水力発電所

九州地方

長崎県:最大の特徴は、行き先が県内で完結しながらも、平和・歴史・国際と、学びのバリエーションが豊かなことです。平和学習として県内の学校が必ず訪れるのは、長崎原爆死没者追悼平和祈念館・長崎原爆資料館です。また、異文化学習としても行き先が豊富。歴史・国際文化の学びは出島やグラバー園産業・観光業の学びは、ハウステンボスや造船所なども訪れます。

長崎原爆死没者追悼平和祈念館の水盤と光柱

熊本県:長崎までが距離・時間的にバスなどの移動で最適なことと、平和学習がしっかりとできることから、長崎原爆死没者追悼平和祈念館・長崎原爆資料館を訪れることが大定番です。1泊2日の行程が多く、どちらか1日はハウステンボスを楽しむ体験型の行程になる事が多いようです。また、県内を訪問地とする場合も一部あり、熊本城と阿蘇山の見学などで地元の歴史や文化・自然を知るという行程もあります。

熊本城

沖縄地方

沖縄県:戦時下、日本で唯一の地上戦がおこなわれたのが沖縄県、ということから、県内を移動する形で、平和学習が特に重視されています。南部にある平和祈念公園・平和記念資料館・ひめゆりの塔(ひめゆり平和祈念資料館)は必ず訪問北部では、美ら海(ちゅらうみ)水族館や海洋博公園で、自然を学ぶ行程が組まれることが定番です。また、離島(石垣島や宮古島など)の小学校は、島内+本島、島内+ほか離島、という組み合わせで、地域への学びを深める経験をつみながらも、平和学習や他の島の産業・伝統文化等に触れる行程が多いようです。

ひめゆりの塔
美ら海水族館

都道府県ごとに見ていくと、修学旅行はその地域ならではの特色が表れています。自然・歴史・文化・平和といったテーマが地域ごとに異なり、それぞれが貴重な学びの場となっています。行き先の違いを知ることで、修学旅行の意味や価値もより深く感じられるでしょう。みなさんの小学校の修学旅行先を知ることで、また新たな視点で学べることがあるかもしれませんね。

この記事の監修・執筆者

編集部員 こそだてまっぷ編集部

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!

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