『モンテッソーリかずワーク』で、数への興味を促す! 6つの教材つきで、モンテッソーリ教具をおうちで体験

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将棋の藤井聡太八冠や、ビル・ゲイツなど、世界で活躍する著名人が、幼少期に受けていたことでも話題の「モンテッソーリ教育」。特別な道具を用意しなくても、おうちで楽しく取り組める、学研の「おうちモンテッソーリ」シリーズの第4弾『モンテッソーリかずワーク』は、「数」に興味を持ち始めた3~5歳前後のお子さんにオススメしたいワーク。6つの教材つきで、すぐに取り組めるのもうれしいポイントです。

目次

モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にイタリアの医学博士であったマリア・モンテッソーリによって考案された教育法で「子どもには生まれながらに、自分を育て、教育する力(=自己教育力)が備わっている」という考えに基づいたもの。


子どもは、環境と関わりながら自分の力で発達し、学んでいきます。保護者がその姿を理解し、適切な援助をしていくなかで、子どもは自立した人間に育っていくと考えられています。

また、モンテッソーリ教育では、子どもの手をよく働かせることが、知性を高めて意志力や集中力などの精神を育むと考えました。よく働く手は、積極的に環境に関わり、自発的に学んだり、考えたりすることを促します。

幼児期は、自在に動かすことのできる「よく働く手」をつくる時期。子どもがぎこちないながらもやりたがるのは、内面からの欲求のあらわれであり、くり返し作業に取り組みながら、よく働く手をつくるためです。

モンテッソーリ教育の「算数教育」と、6つの教材

モンテッソーリ教育の「算数教育」では、生活のなかで経験する「大きい・小さい」「多い・少ない」といった感覚的な量の体験や、車のナンバープレートや時計など身の回りに存在する数字への興味などが、数の概念をスムーズに理解するための土台になります。

『モンテッソーリかずワーク』は、モンテッソーリ教育の現場で使われている教具と同様の教材が付属しているので、すぐ取り組めるのがポイント。

何度も手で触れて操作することで、感覚的な「数」を体験し、「数量」を意識することから始めます。身近なテーマを通して「かぞえ方」や「数字」についての興味を広げていきます。

数を操作していくなかで、「どうしてこうなるのかな?」と考えることで、論理的な思考力も育まれていきます。

教材①「動物カード」

9種類の動物がかかれたカードで、ぞうは1頭、パンダは2頭、くまは3頭と、動物によってカードの枚数が違います。ワークの問題ともリンクした絵柄で、動かしやすいコマの形になっています。ワーク以外にも、2種類の動物を並べて「どちらが多い?」などと、くらべて遊ぶこともできます。

教材②「数字カード」

0~10の数字のシールを台紙にはって作ります。シールの形を指でなぞることで、触覚として数字を捉える体験もできます。また数字カードと、同じ数の動物カードを並べて遊ぶと、数字と数量が一致するということがわかりやすくなります。

教材③「長さの棒」

モンテッソーリ教具のひとつである「長さの棒」を机の上でも扱いやすいサイズにしたもの。長い順、短い順に並べると、触覚や視覚で、量の「大きい・小さい」を体感することができます。

教材④「算数棒」

「長さの棒」を裏返すと、「算数棒」になります。算数棒は、赤と青のブロック(1の単位)で構成されていて、連続した「量」を表します。例えば、「2」と「8」の棒をくっつけると「10」と同じになる、といった足し算につながる考え方も体験できます。

教材⑤「おはじき」

算数棒が連続した量になっているのに対して、「おはじき」は「1」ごとの量になっています。数を引いたり、同じ数だけ分けたりするときなどに、手を動かすことで理解が深まります。

教材⑥「お金カード」

身の回りにある数の題材でもある、「お金」を取り上げています。お金カードを使い、お買い物遊びをしながら、少し大きな数にも親しむことができます。

身近なテーマや楽しく取り組める問題で、「数」への興味を広げる

リモコンや時計など、子どもの身の回りにある身近な「数」をテーマに

リモコンや電卓などの影の形に合わせてシールをはったり、時計の文字盤に数字シールをはったりして、数に気づきます。身の回りにある、いろいろな「数」を探してみたくなりそうですね。

絵さがしや迷路などで「数」に親しむ

絵のなかにかくれている数字をさがしたり、数が「多い・少ない」を比べて迷路を進んだりと、楽しみながら数に親しむことができます。

足し算や引き算に通じる問題も!

かわいいイラストを見ながら数をかぞえたり、算数棒を使ったりして、2つの数を合わせるといくつになるかを考えます。また、最初の数字から2つめの数を引くといくつになるか、という引き算の基礎的な問題もあります。質問の内容がわかりにくい場合、イラストの絵をヒントに考えます。

「10」という数のかたまりや、「10」より大きい数を知る!

ズラーッと並んだ人形は、全部でなんと100! 「100」という大きな数字を理解することはまだ難しいですが、「10」ずつのかたまりで数えると、10のかたまりが10個で100となることがわかります。

「10」以上の数も、たこ焼きなど、子どもにもなじみのある食べ物の問題だと、楽しく取り組めそうです。

「○個」「○匹」「○枚」などの数え方や、いろいろな世界の数字も!

クレヨンは「○本」、折り紙は「○枚」など、かぞえるものでかぞえ方(助数詞)が変わることを学ぶ問題もあります。「電車は?」「お魚は?」など、ほかのものについても興味が出てきそうです。

また、世の中にはいろいろな数字があります。日本にも、算用数字と漢数字があり、世界中にもさまざまな形の数字があることを知ると、数への興味はもちろん、世界の国や地域への興味もわいてくるかもしれません。

『モンテッソーリかずワーク』の特徴

『モンテッソーリかずワーク』の特徴は、以下の5つの点です。

●日本モンテッソーリ教育綜合研究所講師による全面監修
モンテッソーリ教育で大事にしている観点を盛り込みつつ、子どもが楽しめるワークになっています。

●保護者向けの解説つきで、モンテッソーリ教育が初めてでも安心
モンテッソーリ教育の概要や、子どもと接する際のコツなどを、解説ページでチェックできます。

●絵本のような魅力的なイラストで、子どものやりたい気持ちを引き出す
ワークのなかには、さまざまな色や絵で表現された、子どもの好きな動植物や乗り物、食べ物なども数多く登場します。想像したり、創作したりしながら、「数」を操作すること、算数の楽しさを体験できます。

●具体的な数から徐々に抽象的な数へ、系統的にステップアップしながら進む
子どもが苦手意識をもたないように、具体的な体験をたくさん行ったうえで、抽象的な理解へと進みます。子どものぺースを大切にして取り組めます。

●付属の教材があるので、特別な準備は不要! 
付属の6つの教材があるので、ほかに道具を用意する必要がありません。発展として、おうちにある身近なもので「数」「数字」を意識していきましょう。

「おうちモンテッソーリ」シリーズについて

おうちでも「モンテッソーリ教育」を取り入れてみたいけれど、何から始めたらよいのかわからない…といった保護者のかたの声に応えて誕生したのが、「おうちモンテッソーリ」シリーズです。

「シール」や「こうさく」など、子どもの好きなテーマで、「自分でやりたい!」という気持ちを伸ばしたい、という保護者にオススメのワークです。

『おうちモンテッソーリ モンテッソーリかずワーク』

監修:日本モンテッソーリ教育綜合研究所

定価:1,210円 (本体1,100円+税10%)

発売日:2023年9月14日(木)

判型:A4判/64ページ

電子版:なし

ISBN:978-4-05-205779-3

発行所:(株)Gakken

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