小学校入学前に覚えると自信になる! 「教室英語」その4

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年が改まり、小学校の入学準備も本格的に始まってだんだん慌ただしくなるころですね。2020年度から新しい学習指導要領が実施され、小学校高学年で外国語(英語)を「教科」として勉強するようになったり、プログラミング教育も始まりました。また、総合的な学習の一環などで、小学1年生から英語に触れる活動を取り入れている学校も増えています。このような話を聞くと「授業についていけるかな?」と、不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも今から準備をしておけば、心配する必要はありません。

文:学研 英語辞典編集部

目次

前回、小学校入学前に覚えておくと安心な外国語の活動でよく使う英語表現(教室英語)として、音声を聞いたり映像を見たりするときによく使う英語の指示を紹介しましたが、4回目の今回はゲームをするときによく使われる英語の指示を紹介します。

授業でよく行われるゲームを紹介!

外国語(英語)活動では、楽しく英語に触れながら英語の音に慣れ、たくさん発話するために、楽しく英語に触れられるゲームがよく行われます。ゲームには、果物や動物などの絵が描かれた絵カードを使うものや、英語版「フルーツバスケット」のような体を動かすものなど、いろいろあります。

絵カードを使うゲームは、例えば、イラストの一部を隠したり逆さに見せたりしながら、描かれているものを英語で答えさせるクイズをします。また、黒板に貼っておいた数枚のカードの中から1、2枚隠して、どのカードがなくなったかを当てる「ミッシングゲーム」や、先生やALTが英語を言い、それに合う絵カードを指さす「ポインティングゲーム」などもよく行われます。

学年が上がると、Do you have ~?(~を持っていますか)やDo you like ~?(~が好きですか)などのような簡単な英語を使ってやりとりしながらカードを交換するゲームなどもします。

体を動かすゲームには、「フルーツバスケット」の他に、伝言ゲームやジェスチャーゲームなどもあります。子どもたちは、いろいろなゲームを通して楽しみながら英語を聞いたり、発話したりして英語に親しんでいきます。

ゲームでよく使われる英語の指示を知ろう!

まずは、ゲームをするときによく使われる指示を紹介します。指示の表現はお子さんが話せる必要はありませんが、どんなことを言われているのかを聞き取れるようにしておくことで、安心して授業に臨むことができます。


Let’s play a game.
(ゲームをしましょう。)
Come to the front.
(前に来なさい。)

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Let’s ~. は「~しましょう」という意味で誘うときに使い、play は「(ゲームなど)をする」という意味です。Let’s play the “Alphabet Game.”(「アルファベットゲーム」をしましょう。)のように、具体的なゲーム名を伝えることもあります。

ゲームをするときには、グループを作ったり、1列に並んだりすることもよくあります。次は、そんな動作の指示を見てみましょう。


Make groups of five.
(5人のグループを作りなさい。)
Make pairs.
(ペアになりなさい。)
Make a line.
(1列になりなさい。)
Change partners.
(相手をかえなさい。)
Change roles.
(役割を交代しなさい。)
It’s your turn.
(あなた〈たち〉の番です。)

https://kosodatemap.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2022/01/2.mp3

makeは「~を作る」という意味で、グループになったり列になって並んだりする指示をするときによく使われます。
changeは「~をかえる」という意味です。
It’s your turn.は「次はあなた(たち)がやりましょう」という感じで、順番が来たと子どもたちに行動を促すときなどに使われます。

先生からの英語の質問を聞き取ろう!

ゲームのときに、先生からは次のようなことをたずねられることがよくあります。


Any volunteers?
(だれかやりたい人はいますか。)
Who knows the answer?
(答えがわかる人はいますか。)
Do you have any questions?
(何か質問はありますか。)

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Any volunteers? は、発言を求めたり、ゲームのデモンストレーションをするときの手伝いを頼んだりするときなどに、「自主的にやってみたい子はいますか」とたずねるときに使います。やりたいと思った子は、I will!(私がやります!)のように答えます。
whoは「だれ」、knowは「わかる、知っている」という意味です。
Do you have any questions? は、ゲームのやり方など、子どもたちに質問があるかどうかをたずねるときに使います。わからないことがあったら、恥ずかしがらずにどんどん質問できるといいですね。

ゲームや活動の終わりで使われる指示を知ろう!

次に、ゲームや活動の終わりで使われる表現を見てみましょう。


Time’s up.
(おしまいです。)
Who won?
(だれが勝ちましたか。)
How many points?
(何点ですか。)
You’re the winner!
(あなた〈たち〉の勝ちです!)

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Time’s up. は、「終わりです」「時間です」のように、ゲームやクイズが終了したときに使います。upは「終わって」という意味です。
Who won? は、ゲームでだれが勝ったのかを確認するときに使います。「私が勝ちました。」と伝えるときはI won.のように言います。
How many points? は、ゲームで獲得した点数を確認するときに使います。How many ~? は「いくつ~?」という意味で、数をたずねるときに使います。

次回は、先生が使う子どもたちをはげましたりほめたりするときの英語の表現や、子どもが授業でよく使う英語の表現を紹介します。

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