(な)きょうのおべんとうは、おにぎりなんだ♪
(り)いいね〜。なにがはいってるの?
(な)うめぼしだよ。すっぱいの、へいきなんだよ(えっへん)…な、なんかつばが出てきた…。
(り)ふふ、うめぼしのことを考えると、しぜんにつばが出てくるよね。
(な)ねえ、りんごちゃん。なんでうめぼしのことを考えるだけで、つばが出るのかな?
(り)それはね…
からだがうめぼしのすっぱさを覚えているからだよ。
うめぼし、レモン、お酢などのすっぱい食べ物を口の中に入れると、たくさんのつばが出てくるよ。
その食べ物を見たり、考えたりするだけでも、(これからその食べ物がからだに入ってくるのかも?)と、からだがつばを出して、準備を始めるんだ。
もっと しりたい?
*酸っぱいものは刺激が強いため、その刺激を薄めるためにつば(唾液)が多く出てくるといわれます。つば(唾液)には、消化を助けたり、酸から歯を守ったり、虫歯の原因菌を殺菌する働きがあります。
*梅干しに含まれるクエン酸・リンゴ酸・塩分には、雑菌が増えるのを防ぐ力があります。お弁当やおにぎりに梅干しを入れるのはそのため。ただし最近の梅干しは、減塩タイプや蜂蜜入りなどが多いので、殺菌力は昔ほどではないそうです。
*梅の実を塩につけると、塩にみちびかれてうめのエキスが出てきます。そのエキスは「梅酢」、実は「梅漬け」となります。梅漬けを日に干して保存性を上げたものが「梅干し」です。
(な)うめぼしのしゃしんを見るだけでも、つばが出てくるよ…
(り)でもね、うめぼしの味を知らない人は、うめぼしを見るだけではつばが出てこないんだって。
(な)え? そうなんだ。
(り)もちろん、口に入れればべつだけどね。
(な)……なんか考えただけで口がすぼまる~(>*<)