【小学校低学年向け】失敗しない鉛筆選びのコツ

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【小学校低学年向け】失敗しない鉛筆選びのコツ

子どもが毎日使う、鉛筆。
いざ購入しようとしてあまりの種類の多さに迷ってしまったという方もいるのでは?

鉛筆選びは、子どもの学習環境を整えることにもつながります。
毎日使う大切な道具だから、できれば失敗なく購入したい、鉛筆の選び方のコツをお伝えします。

文/マムズラボ

目次

硬さはどれくらいがいいの?

まず迷うのが鉛筆の芯の硬さ。

芯の硬さは「H」や「B」といった記号で表記されます。Hの数が大きくなるほど薄く、Bの数が大きくなるほど濃くなるのは多くの方がご存じですよね。2Hより4Hのほうが薄く、Bより2Bのほうが濃い、という具合です。標準的な濃さがHBとされているため、ママパパ世代が小学校入学時にHBの鉛筆を推奨されたという例も多いようです。

しかし、現在、子ども、特に低学年の子どもには2Bが最適といわれています。

2Bの鉛筆はなめらかに書け、筆跡が太くて濃い特徴があります。

1年生は大きなマス目の用紙で「かきかた(書写)」を学びはじめますので、太くて濃い鉛筆ならば、日本語特有の「とめ・はね・はらい」がくっきり書けて正しい「かきかた」が身につきます。ほとんどの学校で「濃い鉛筆」または「2Bの鉛筆」を用意するよう指定されますが、指定が特にない場合は2Bの鉛筆を用意してあげるといいでしょう。

どんなものを何本くらい用意すればいいの?

次に気になるのは、何本、どんな種類の鉛筆を用意しておけばいいのか、という点。

たくさんの本数を学校に持っていくとなくしてしまいそうですし、少なくても折れたときが心配ですよね。

いったいどれくらいがいいのでしょう?

低学年の場合、毎日の登校に必要な本数は、ふつうの鉛筆5本、丸付け用の赤青鉛筆1本が目安です。

低学年では最長でも5時間授業ですから、1コマにつき1本の計算になります。

学校からの本数の指定がある場合は、それに従いましょう。

自宅で使うのは2、3本でしょうか。ストック分も合わせると、入学準備の際に1ダースくらいまとめて購入しておくと安心ですね。

また、学校によっては、キャラクターがプリントされた文房具の利用はNGというケースもあります。

指定がある場合は、学校用はシンプルなもの、家ではお気に入りのキャラクターがプリントされたもの、と使い分ければ、家庭学習のモチベーションもアップするでしょう。

宿題に意欲的に取り組んでもらうためにも、家庭用の鉛筆は、子ども自身に選ばせるのもいいかもしれませんね。

1年生や低学年におすすめの鉛筆3選

鉛筆選びに迷う方のために、おすすめの商品を3種類ご紹介します。

①学研 さんかくえんぴつ

学研の「さんかくえんぴつ」は、三角形の形状で、親指、人差し指、薬指の3本の指が3つの面にしっかりフィットし、正しい持ち方が自然と身につくようになっています。

指と接する面が六角の鉛筆より広いことから、力まず持てるのも、鉛筆初心者の子どもにはうれしいポイントです。

また、一般的な鉛筆はJIS規格により17.2cm以上と定められていますが、これから小学生という年齢の子どもには長め。お箸同様、手のサイズに合った鉛筆は使いやすさが違います。

学研の「さんかくえんぴつ」は、小さな子どもの手に適した15cmという長さで持ちやすくなっているのが特徴です。

②トンボ鉛筆 ippo!きれいに消えるかきかたえんぴつ

子どもは何度も書いて消して、書き直して字を覚えます。くり返しているうちにノートが真っ黒になっていたと嘆く保護者の方も多いようです。この「ippo!きれいに消えるかきかたえんぴつ」は、芯に特殊成分を配合し、消しゴムにしっかり吸着する仕様。低学年の子どもでも文字がきれいに消せるので、書き直しも楽しくなる鉛筆です。

③サクラクレパス 小学生文具 かきかたえんぴつ三角

クレパスで有名なサクラクレパスから発売されている「小学生文具 かきかたえんぴつ三角」は、三角形の形状にプラスして、滑り止め加工が施されています。

子どもの小さな手でもしっかりとホールドできるため、手の疲れが軽減され、勉強の意欲がそがれにくくなります。

シンプルな1色でまとめられているので、筆箱内の色合いがガチャガチャしないのもいいところです。

まとめ

機能性やデザインも豊富になり、使い心地を重視する鉛筆が増えてきました。

生活に身近な消耗品はつい大人が選んでしまいがちですが、使う当人である子どもと一緒に選べば、思い入れも相まって大切に使ってくれるかもしれません。

親子で納得のお気に入りの鉛筆で、小学校生活をさらに楽しんでくださいね。

この記事の監修・執筆者

曽田照子

作家/子どもへの言葉かけ、「子育てNGワード」の専門家。「言葉」を扱うコピーライター経験から、子育て中の子どもへの言葉かけに関心を持つ。
三人の娘の子育ての実感(成功も失敗も)を活かした書籍を執筆している。
『お母さん、ガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気をなくす言葉66』
『決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66』

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