数え年と満年齢、どっちで祝うの?
うちの子は今年なの?
七五三が近づくと、こんな疑問が出てくるママパパさんも多いのではないでしょうか。祖父母に「数え年で祝うものよ」と言われて、迷ってしまうこともあるかもしれません。
先にお伝えすると、今の七五三は数え年と満年齢のどちらで祝ってもよいとされています。この記事では、2026年に七五三を迎える子の早見表と、早生まれやきょうだいがいる場合の決め方、当日の準備までを順に紹介します。
文/ハイドジア
「数え年と満年齢どっち?」七五三の年齢の決まり

七五三は、子どもの成長を祝い、これからの健やかな成長を願う行事です。もともとは数え年で祝うのが習わしでしたが、今は満年齢で祝う家庭も増えています。まずは2つの数え方の違いから見ていきましょう。
数え年と満年齢の数え方の違い
数え年は、生まれた日を1歳とし、その後はお正月を迎えるたびに1つ年をとる数え方です。満年齢は、生まれた日を0歳とし、誕生日を迎えるたびに1つ年をとる数え方で、ふだん使っている年齢がこちらです。
たとえば2023年12月生まれの子は、生まれた時点で数え年1歳、2024年のお正月で2歳、2025年のお正月で3歳になります。満年齢では、3歳になるのは2026年12月の誕生日です。このように、同じ子でも数え年と満年齢では1〜2歳の差が出ます。
今はどちらで祝っても問題ない
数え年で祝うか、満年齢で祝うかに決まりはありません。多くの神社でも、どちらの年齢でもご祈祷を受け付けています。
昔は数え年で年齢を数えるのがふつうだったため、七五三も数え年で祝ってきました。今は満年齢で年を数えるのが当たり前になったので、七五三も満年齢で祝う家庭が多くなっています。
祖父母世代と考え方が違うときは、「今はどちらでもいいみたい」と伝え、家族で話し合って決めるとよいでしょう。
男の子と女の子で祝う年齢の違い
七五三で祝う年齢は、男の子と女の子で違います。一般には、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に祝います。
ただし、地域や家庭によって違いがあり、男の子は5歳だけ祝うところもあります。3歳はかつての「髪置(かみおき)の儀」、5歳は「袴着(はかまぎ)の儀」、7歳は「帯解(おびとき)の儀」がもとになっているといわれ、それぞれの年齢に意味があります。迷ったときは、住んでいる地域の神社や、祖父母に聞いてみると安心です。
「うちの子は今年?」2026年の七五三早見表
ここからは、生まれ年ごとに「何年に七五三を迎えるか」を表にまとめました。満年齢は「その年の誕生日で迎える年齢」で数えています。
2026年に七五三を迎える子の生まれ年
2026年(令和8年)に七五三を迎えるのは、次の年に生まれた子です。
満年齢で祝う場合、誕生日が、11月中旬から12月の子どもは、お参りの日にはまだ年齢に届いていないことがあります。それでも、その年に迎える年齢として祝う家庭がほとんどなので、心配はいりません。
2027年・2028年に迎える子の生まれ年
下の子の予定や、来年以降の準備を考えるときは、こちらの表も参考にしてください。
数え年で祝う場合は、満年齢より1年早く七五三を迎えます。
「どちらを選ぶ?」数え年と満年齢のメリット・デメリット

どちらで祝ってもよいとなると、かえって決めにくいものです。それぞれのよいところと気をつけたいところを比べてみましょう。
数え年で祝うメリット・デメリット
数え年で祝うよいところは、昔からの習わしに沿っていることです。祖父母が喜んでくれたり、神社の案内と合わせやすかったりするでしょう。7歳の七五三が小学校に上がる前の年になるので、入学準備と重なりにくい点もメリットです。
一方で、3歳の七五三は満年齢では2歳ということになります。まだ着物を嫌がったり、長い時間じっとしていられなかったりする時期です。写真撮影やお参りの途中でぐずってしまうことも考えておきましょう。
満年齢で祝うメリット・デメリット
満年齢で祝うよいところは、子どもの体と心が育っていることです。着物を着て歩いたり、ご祈祷の間に座っていたりすることができる子が増えます。七五三の思い出が子どもの記憶に残りやすいのもうれしい点です。
一方で、女の子の7歳は小学1年生の秋になります。学校行事や習い事と予定が重なりやすいので、早めに日にちを決めておくと安心です。
着物のサイズや子どもの成長で決める
結局のところ、最後は、子どもの様子を見て決めるのがおすすめです。体が小さめの子や、人見知りが強い子は、満年齢まで待つと落ち着いて当日を迎えられることがあります。
着物のサイズも決め手のひとつです。レンタルや写真スタジオでは、年齢ごとにサイズを用意しています。きょうだいのお下がりを着せたい場合は、サイズが合う年に合わせるのもひとつの方法です。
「早生まれやきょうだいは?」迷いやすいケースの決め方

早生まれの子や、年の近いきょうだいがいる家庭は、さらに迷いやすいところです。よくあるケースごとに決め方を紹介します。
早生まれの子はどちらで祝う?
1月1日から4月1日までに生まれた早生まれの子は、同じ学年の友だちと生まれ年が違います。そのため、生まれ年で数えると、同じクラスの友だちより1年遅れて七五三を迎えることがあります。
学年に合わせて友だちといっしょに祝いたい場合は、早生まれの子だけ数え年にする方法があります。
反対に、体の成長を待ちたい場合は満年齢のままでも問題ありません。保育園や幼稚園で七五三の話題が出る時期に、子どもがどう感じているかを見て決めるのもよいでしょう。
きょうだいをいっしょに祝う年齢の合わせ方
きょうだいがいる家庭では、数え年と満年齢を組み合わせると、1回にまとめて祝えることがあります。
たとえば2歳差の姉妹なら、上の子を満年齢の7歳、下の子を数え年の3歳にすると、同じ年に祝えます。年の差がもっと大きい場合は、上の子を数え年、下の子を満年齢にするなど、組み合わせを変えてみましょう。
まとめて祝うと、着物のレンタルや写真撮影、お参りにかかる時間や費用を抑えられます。ただし、それぞれの子の成長を個別に祝いたいご家庭は、無理に合わせる必要はありません。
写真撮影とお参りを別の日にしてもいい?
写真撮影とお参りは、別の日にしても問題ありません。最近は、混雑する11月を避けて、夏から秋のはじめに写真だけ先に撮る「前撮り」を選ぶ家庭も多くあります。
別の日にすると、着物を着る時間が短くなり、子どもの負担が減ります。お参りの日は洋服で出かけ、写真の日にゆっくり着物を楽しむという分け方もできます。1日にまとめるか分けるかは、子どもの体力と家族の予定で決めましょう。
「当日はどうする?」お参りの時間・持ち物・初穂料
年齢が決まったら、次は当日の準備です。お参りの日と時間、持ち物、初穂料を順に確認していきましょう。
11月15日以外にお参りしてもいい?
七五三は11月15日の行事とされていますが、その日にお参りしなくても問題ありません。2026年の11月15日は日曜日なので、多くの神社で混み合うことが考えられます。
10月中旬から11月下旬までの土日や祝日に、家族の都合に合わせてお参りする家庭が多くなっています。大安などの日取りを気にするかどうかは、家族で決めて大丈夫です。
ご祈祷を予約制にしている神社もあるので、行きたい神社の案内を早めに確認しておきましょう。
お参りの時間帯と当日の持ち物
お参りは、午前中がおすすめです。子どもは午後になると疲れやすく、着物を着たまま昼寝の時間を迎えると、機嫌が悪くなることもあります。午前中は神社もまだすいていることが多く、写真も撮りやすいでしょう。
当日の持ち物は、次のようなものがあると安心です。
千歳飴は神社でいただけることもありますが、用意がない神社もあります。写真に入れたい場合は、事前に確認しておきましょう。
初穂料の相場とのし袋の書き方
初穂料は、ご祈祷のお礼として神社に納めるお金です。金額は神社によって違い、子ども1人あたり5,000円から1万円ほどが相場とされています。神社のホームページに金額が書かれている場合は、それに合わせましょう。
のし袋は、紅白の蝶結びの水引がついたものを選びます。蝶結びは何度あってもうれしいお祝いに使う結び方です。表書きの上には「御初穂料」または「御玉串料」、下には子どもの名前を書きます。
きょうだいをいっしょに祝う場合は、名前を並べて書くか、1人ずつ分けて用意します。神社によっては、のし袋ではなく白い封筒でよいところもあります。
七五三の年齢は子どもの成長と家族の予定で決める

七五三は、数え年と満年齢のどちらで祝っても問題ありません。
まずは早見表で、子どもがいつ七五三を迎えるかを確認しましょう。そのうえで、子どもの成長や着物のサイズ、きょうだいの年齢、家族の予定を合わせて考えると、わが家に合う年が見えてきます。
お参りの日にちも、11月15日にこだわらなくて大丈夫です。午前中のうちにお参りをすませ、持ち物を準備しておけば、子どもも大人も落ち着いて当日を過ごせます。
決まった正解はないからこそ、家族で話し合って決めることも大切な思い出になります。子どもの今の姿を見ながら、家族らしい七五三を迎えてください。
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