【猫、犬、猿、魚…いくつ知ってるかな? 動物のことわざ】未就学児も小学生も夢中!『いきものだらけのことば図鑑』

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【猫、犬、猿、魚…いくつ知ってるかな? 動物のことわざ】未就学児も小学生も夢中!『いきものだらけのことば図鑑』

いきものにまつわることばを紹介する「ことばページ」と、いきものの生態、人との関わり、文化を紹介する「図鑑・コラムページ」がひとつになった、新感覚の図鑑『いきものだらけのことば図鑑』(Gakken)。

「お手伝いしたくないなーって時『狸寝入り』した事ある!」
「え!駒って、馬のことやったん⁉」
「これはパパの事みたいだね!」

モニターの投稿コメントでは、夢中になって読む子どもたちの様子や、「早速会話に使って驚いた」「小学生と未就学児どちらも分かりやすくかわいい絵で飽きることなく読める」などの保護者の感想が寄せられています。

「いきもの」や「かわいいビジュアル」に「やさしい解説」、さらに学研の図鑑LIVE編集部が制作する章末の「図鑑・コラムページ」では、実際の生き物の写真や詳しい解説も読むことができ、ことわざが苦手だというお子さんでも興味を持てるような要素が盛りだくさんの書籍です。

今回は、こちらの図鑑から、猫、犬、狐・狸、牛・馬、猿、魚にまつわることばを、一部内容を抜粋してご紹介します。

「このことばってどういう意味だろう?」とクイズを出し合ってみたり、「ほかにもどんなことばがあるかな?」と一緒に調べてみたり、ぜひ親子で一緒に新感覚の図鑑を楽しんでくださいね!

目次

猫にまつわることば

猫の首に鈴

意味

とてもむずかしくて、できない相談をすることのたとえ

由来

ねずみたちは、猫の首に鈴をつける相談をしたけれど、怖くて誰もその役を引き受けたがらなかったんだって。

使い方

猫の首に鈴をつければ、近づいてきたら音が鳴って気づけるぞ。

フハハ…! つけられるもんならつけてみろにゃ。

窮鼠猫を噛む

意味

弱い者でも、追いつめられて必死になると、強いものを負かすことがあるということ。

由来

窮鼠は、追いつめられたねずみのこと。猫に追いつめられたねずみは、必死になって猫にかみつくんだね。

使い方

こんなところで、た、食べられてたまるものか!

にゃに⁉ やられた…! これが窮鼠猫をかむか!

犬にまつわることば

犬の遠吠え

犬の遠吠え

意味

おくびょうな人が、かげで悪口を言ったり強がりを言ったりすること。

由来

おくびょうな犬は、自分よりも強いものには遠く安全なところから吠えることが由来だよ。

使い方

ぼ、ぼくのなわばりを通るときは、あ、あいさつするんだぞ!

それじゃ、犬の遠吠えだ。もっと近くで話そうよ。

吠える犬はめったにかみつかない

意味

むやみにいばる人は、大して力を持っておらず、何もできないことが多いということ。

由来

ほえてばかりの犬は、本当は強くないという見方は世界共通なんだ。外国から日本に来たことばだよ。

使い方

前を通っただけなのにたくさん吠えられて、ちょっとこわかったよ。

大丈夫さ! 吠える犬はめったにかみつかないんだから。

狐・狸にまつわることば

虎の威を借る狐

意味

自分は弱いのに、強い人の力をたよって、いばる人のたとえ。

由来

とらに捕まった狐は「自分は百獣の王だ」とうそをつき、虎をつれて歩いた。本当は虎をおそれて逃げ出す動物を、自分の力のように見せた話が由来だよ。

使い方

えっへん! みんなぼくを見ると、道を空けるんだよね。

ほぅ。まさにこれが虎の威を借る狐なんだな。

狸寝入り

意味

目がさめているのに、ねむっているふりをすること。

由来

狸はおどろくと気絶する習性がある。これを、人をだますために寝たふりをしていると思ったことから。

使い方

ほら、お出かけするよ。狸寝入りしてもだまされないんだから。

だ~めだ、この子ほんとに寝てるよ。狸寝入りじゃないや。

牛・馬にまつわることば

牛耳を執る

意味

自分の思いどおりにみんなを動かしたり、相手をあやつったりすること。

由来

昔の中国でなかまになるやくそくをするとき、リーダーが牛の耳をさき、みんなでその血をすすったことから。

使い方

今からこの牧場の牛耳を執るぞ。ほら早く移動しろ!

そんなえらそうにしなくても、動いてあげるのに。やな感じね。

ひょうたんから駒が出る

意味

思いがけないことが、じつげんすること。じょうだんで言ったことが本当になること。

由来

駒は、馬のこと。ひょうたんから馬が出てくるなんてありえないけど、ひょうたんの中
には別世界があるのかも、と昔の人は考えたんだって。

使い方

うわ! なんで馬が出てくるの? ありえないよ。

ひょうたんから駒が出ることだって、あるもんなんだねぇ。

猿にまつわることば

猿も木から落ちる

意味

どんな名人でもしっぱいすることがあるというたとえ。

由来

木登りが得意な猿も、時には木から落ちることがあるんだって。

使い方

あ! 落ちちゃった! 木登り得意なはずなのに…

猿も木から落ちるっていうし、たまには着地も練習しなきゃね。

見ざる聞かざる言わざる

意味

人の短所やあやまちなどは、見ない、聞かない、言わないのがよいということ。

由来

昔の中国の書物「論語」にあることばが由来。栃木県の日光東照宮に行くと、このことを表したレリーフの「三猿」に会えるよ。

使い方

ずっとケンカしてるよ、止めたほうがいいかな?

見ざる聞かざる言わざるで、かかわらないほうがいいよ。

魚にまつわることば

鯖を読む

意味

自分に都合の良いように、数をごまかして言うこと。

由来

鯖はいたみやすいため、売るときにわざと急いで数えることで、数をごまかすことが多かったというのが由来だよ。

使い方

はい、鯖ひと箱10ぴき入りだよ。買って買って!

ほんとは9ひきしかいないのに、鯖を読んだな。

まな板の上の鯉

意味

相手の思うままに身を任せるしか方法がないようす。

由来

ぴちぴちはね回る鯉も、いざ料理されるときには、まな板の上でおとなしくなるようすが由来だよ。

使い方

ここまで来たら、もうまな板の上の鯉です。どうぞお好きに!

そこまで言われると、料理するほうもこまるよ。

学研の図鑑LIVE編集部が制作する、図鑑・コラムページでもっと「いきもの」に詳しくなる!

本書は、大きく2つのページからできています。いきものにまつわることば(ことわざ・熟語・慣用句)を紹介する「ことばページ」と、いきものの生態、人との関わり、文化を紹介する「図鑑・コラムページ」です。

10章ある各章にはすべて、学研の図鑑LIVE編集部が制作する図鑑・コラムがあり、章ごとにことなるいきものにフォーカスし、いきものたちの特徴や生態を元上野動物園の園長小宮輝之先生ご監修のもとしっかり解説しています。

いきものと文化のコラムでは、「猿回しとおまじない」「人の代わりにお参りする参内犬」「お盆のお供え物、精霊馬と精霊牛」など、文化のなかで大切にされてきた、人といきものの関係を紹介。

文理の垣根をこえて、「いきもの」「ことば」を楽しむ要素がもりだくさんです!

▲いきものコラムが各章末に! いきものの生態やとりまく環境について、読み応えある文章で説明します。
▲図鑑編集部ならでは! 章末のおたのしみ図鑑で、いきものたちの生き生きとした姿を紹介します。
▲文化コラムは、人といきものの深いかかわりについてフォーカス。文理の垣根をこえて、双方の魅力にせまる大充実の内容です。

『いきものだらけのことば図鑑』(Gakken)

「猫の手も借りたい」「とどのつまり」・・・
実はいきものにまつわる言葉は、身の回りにたくさんあります。

ひとめでわかる!かわいいいきものイラストと、
くすっと笑えるやりとりから、ことばについて知ってみよう!

★はじめての語彙学習は、いきものといっしょ!
・身近ないきものにまつわることばを150語以上掲載。
・ことばページは、ひとめで意味や由来がわかるイラストとともに、
使い方まで学べるやさしいガイドつきです。
・全てによみがなつき、低学年でもひとりで読めます。

★大充実!文理横断型の特集ページ
・図鑑編集部ならでは!
図鑑ページでは、いきものの特ちょうや生態をいきいきと紹介します。
・コラムでは、いきものとひと・ことばの文化的な関わりを紹介。
文理の垣根をとびこえて、いきものとことばの魅力にせまる内容です。
・長い文章をよむ練習に!
コラムの文章はおよそ100~200字でまとまっています。

 

 

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