子どもが2歳くらいになると、気になってくるのが「おむつはずし」について。
ママ友との会話で、「トイレトレーニングを始めた」と聞くと、“え!?もう?”とか“うちの子もそろそろ?”と不安に思うこともありませんか?
他のお子さんと競っているわけではないけれど、どうしても気持ちが焦ってしまうことってありますよね。
そんなママやパパの不安や心配を解消すべく、トイレトレーニングを始める目安や進め方のコツをご紹介します。
トイレトレーニングを始めるタイミングは?
トイレトレーニングを始めるタイミングは個人差があるので、“〇歳になったから始める”というものではありません。
以下の目安を参考に、お子さんの様子を見ながらスタートしましょう。
開始する具体的な目安
おしっこの間隔が2~3時間くらいあいてきた
ある程度、膀胱におしっこをためておけるようになると、おしっこの間隔があいてきます。
お昼寝の後やおむつを替えてから2~3時間たってもおむつが濡れていなければ、そろそろ開始時期かな…と考えていいでしょう。
意思疎通、意思伝達ができるようになってきた
トイレトレーニングで大切なのは、子どもとの意思疎通ができること。子どもが「おしっこをしたい」ということを伝えられなければ、トイレに連れて行ってあげることもできません。
例えば、「おもちゃをお片づけしようね」と言うと、おもちゃを片付けることができる、「ぼうしを持ってきて」とお願いすると、ぼうしを持って来られるなど、日常生活の会話から、意思疎通できているかを判断しましょう。
ひとりで歩くことができるようになった
おしっこがしたくなったときに、いつも抱っこをして連れて行くのは大変。お子さんが自分でトイレまで歩いていけるようになってからなら、スムーズに始めることができます。
あまり早く始めて無理強いすると、うまくいかずに親がイライラしてしまったり、子どものストレスになってしまったりして、どちらにとってもよくありません。
焦らずにゆっくりと、お子さんの様子を見守りましょう。
開始するのにおすすめの季節
トイレトレーニングに一番おすすめの季節は、暖かくなる春から夏です。
なぜかというと…
・薄着で脱ぎやすい⇒トイレですぐパンツを脱げる
・汗で水分が出るので、おしっこの間隔が長い⇒声をかけるタイミングがとりやすい
・洗濯物が乾きやすい⇒失敗しても気持ちに余裕がもてる
でも、ただ”暖かくなってきたから!”、”これから夏になるから!”という理由だけでスタートさせるのはよくありません。
トイレトレーニングの基本的な進め方
基本的な進め方の流れ
- おしっこの間隔が2~3時間ほどあくようになった
- お昼寝の後や食事のあとなど、時間を決めて定期的にトイレに連れていく
- トイレに行くのが習慣になる
- トイレは、”おしっこやうんこをするところ”と理解する
- 日中はトイレでおしっこができるようになる
- 夜寝るときにもおむつを外すステップへ進む
トイレトレーニングを成功させるコツ
トイレトレーニングは個人差が大きく、正解や不正解はありません。
お子さんに合いそうな方法をいろいろ試し、うまくいった方法を取り入れていくとよいでしょう。主だったものを挙げますので、ぜひ参考にしてみてください。
ママやパパが一緒にトイレに行き、お手本を見せる
トイレは何をするところか、どうやっておしっこをするのかを教えます。
便座やおまるに座らせてみる
時間を決めて便座やおまるに座らせ、トイレに行くことを習慣化します。
子ども用のカラフルな便座やおまるを用意してみても。
トイレが楽しい場所・空間になるように工夫する
お気に入りのおもちゃを置く、トイレまで歌いながら一緒に行くなど、気分を高めてあげましょう。
基本、トイレは排泄をするところですが、まずトイレは怖いところじゃないと思えるようになるといいですね。
失敗しても叱らない。うまくできたらたくさん褒める
ママやパパから褒められることは、子どもにとってとてもうれしいこと。
たくさん褒めてあげましょう。子どもは、“またがんばろう!”と意欲的になります。
反対に、失敗したからといって叱ると、萎縮させてしまいます。トイレに嫌なイメージがついてしまうと、トイレに行きたがらなくなってしまいます。失敗したときは、「だいじょうぶだよ。次にがんばったら、きっとトイレもよろこぶよ!」などと、失敗を受け入れ、気持ちを切り替えてあげましょう。
あると便利!トイレトレーニング用アイテム
トイレトレーニングのための便利なアイテムがたくさん発売されています。
専用の物でなくても、身の回りのアイテムで代用できることもあります。
補助便座やおまる
お子さんにとって、通常の便座は大きすぎて不安定。そのまま座ると落ちそうになり怖い思いをすることも…。そんな時は、補助便座があると安心です。
お子さんが喜んで座ってくれるよう、カラフルなものやキャラクターものでもいいですね。
お子さんの足が届くよう、トイレ便器の両サイドに足台を置く
補助便座がない場合は、足台を置くのもよいでしょう。高い便座にもひとりで座ることができ、うんちのときも踏んばることができます。
トレーニングパンツ(紙製・布製 両方あり)
いきなり普通のパンツをはかせるのは不安というママやパパに。
お子さん自身が濡れた感覚がわかるトレーニングパンツだと、ママやパパに濡れたことを伝えることができます。また、紙だと失敗してもそのまま捨てられる点が便利です。
お子さんお気に入りのキャラクターシール&台紙
お子さんのやる気がでるよう工夫を。うまくできたらお気に入りのシールを台紙に貼ってあげると、お子さんも喜びます。
トイレに関する絵本
絵本の主人公がトイレトレーニングをしているのを見てイメージしやすくなったり、お子さんが「やってみたい!」と思うきっかけになったり。トイレに親しみがわきます。
おわりに
おむつが外れるのには個人差があります。
生まれてからずっとつけていたおむつを外し、トイレでおしっこできるようになるには、時間がかかって当然です。
けして無理強いをせず、タイミングよく何度も声をかけながら、成功体験を増やしていってあげることが成功のポイント。
できたら褒める!で、“いつかはとれる!”と信じ、ママやパパもお子さんと一緒にトイレトレーニングを楽しむ気持ちで取り組めるといいですね。
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