【せいろ蒸しレシピ】15分蒸すだけ！ 豚バラと大根のミルフィーユ蒸し

せいろの魅力とは？

「ただ蒸すだけで、なんでもこんなにおいしくなるなんて！」。 時短もダイエットも美肌も、すべての願いをかなえてくれるせいろレシピ。まるで魔法のような調理器具、せいろの魅力をご紹介します。

その１：調理もお手入れも とにかく簡単！

家にある食材を適当に切って、せいろに詰めて、10 分ほど蒸すだけで、お腹も心も満たされる一品が完成します。クタクタに疲れて体力ゼロの日でも、材料を切ってお湯を沸かすだけなら、できそうでしょ？ しかも、ちゃんとおいしい、ちゃんとヘルシーなごはんが作れます。お手入れもさっと水で流すだけ！

その２：蒸すだけで 何でもおいしくなる

せいろは、金属製の蒸し器よりも、熱の伝わり方がやさしいのが特徴。さらに、木や竹などの天然素材は吸湿性があるので、ほどよく 蒸気の量を調整してくれます。だから、食材の旨みを逃がさず、なんでもホカホカふわふわに蒸しあがる！ 野菜はしっかり甘くなるし、 お肉やお魚はしっとりと旨みがあふれます。

その３：ヘルシーだから ダイエット＆美肌にも

蒸すだけなので、基本的にはノンオイルでOK。油を控えたいダイエッターにもおすすめです。野菜をたくさん食べられるので、ヘルシーなのに満足感もばっちり。私は、毎日せいろで調理するようになってから、本当に肌の調子がよくなりました。人は食べ物でつくられているんだなって、しみじみと思います。

その４：見ているだけで 癒される

もう1つ、忘れてはいけないせいろの魅力は、その愛らしい佇まい。お湯を沸かしたお鍋の上にちょこんとのっている姿や、ふたを開けたときにほわっと立ちのぼる湯気など、見ているだけで癒されます。そのまま食卓に出せるのもうれしい！ 日々の食事が楽しみになること、間違いなしです。

かんたんなのに極上の 豚バラと大根の ミルフィーユ蒸し

たっぷり使うしょうがの量にびっくりするかもしれませんが、 蒸すと辛みが抜けてさわやかな風味に。 しょうがの代わりに大葉やトマトをはさんでも。

材料（せいろ直径 21 cm・1 段／ 2 人分）

豚バラ薄切り肉…250g
大根…1/3 本
まいたけ …1/3 パック
しょうが …4 片（60g）

タレ

オクラ…3 本
ポン酢しょうゆ…80ml

作り方

① 大根としょうがは薄切りにし、豚肉は5cm 幅に切る。

② せいろの縁に沿って円を描くように、大根、豚肉、しょうがの順に並べていく。真ん中の空洞にまいたけを花びらのように詰め、ふたをして中強火で 15分蒸す。
※クッキングシートなどの敷物はなしでOK

③ 蒸している間にオクラを粗く刻み、ポン酢につけてタレを作る。蒸しあがった②にタレを添える。

毎日のごはん作りは、考えなくていい、あるものでいい

便利でハイテクなものにあふれた現代だからこそ、お湯を沸かして蒸気で蒸す、というちょっとローテクな仕組みも、せいろの魅力です。

アナログな調理器具だけど、蒸しているときはほったらかしで OK なので、その間に、お風呂の準備をしたり、読書したりと、他のことに時間を使えるから、効率のよさは最新機器にも負けてないのでは？

もちろん湯気を眺めて、ただボーッとしているだけでも癒されます。

『すべてを蒸したい　せいろレシピ』（Gakken）では、ご紹介した一品の他にも、「こんなものも蒸しちゃうの？」と驚く意外なレシピや、一気に最大5品完成する同時調理レシピ、デザートなども掲載しています。

材料も、冷蔵庫にあるもの、近所のスーパーで揃うものばかりです。作りやすく、日常に寄り添うような定番のデイリーレシピを、毎日の献立にぜひお役立てください。