春が来たら、わが子も小学校へ入学。
新たな出発に期待で胸を膨らませる一方、不安な気持ちもあるのではないでしょうか。
ひらがなや数の勉強はどこまでさせるべき?
見落としがちだけれど、実はやっておいたほうがいいことって?
…そんな入学準備の「ほんとのところ」を、先輩パパ・ママに聞いてみました!
※アンケート調査:モニプラファンブログ「学研の幼児ワーク」編集部調べ(2019年12月実施)
<学習編>入学時点で、どこまでできていた?
入学準備を意識したパパ・ママが一番気になるところかと思います。
幼児向けのワークやドリル、通信教育、知育おもちゃなど、文字や数を学ぶ教材はたくさんあります。お子さんの興味関心にもよりますが、まったく何もしていないご家庭というのは、今や少数派のようです。
ひらがなの読み書き、できていましたか?
小学校入学時点で、「読み」は86%のご家庭が全部~だいたい読めていました。半分くらいまで読める子も入れると、96%! かなり多いですね。
「書き」は83%のご家庭が、全部~だいたい書けていました。
ひらがなについては、「自分の名前が読んで、書けるように」「自分の名前が正しく丁寧に書けるよう練習した」というコメントが多く見られました。
集団生活の中で、自分のものがよくわかるように、名前を書くように指示されたときに書けるように、と考えているようです。
カタカナ・漢字・アルファベットを始めているご家庭も!
好きなキャラクターの名前や、食べ物など、生活の中でカタカナに触れる機会はたくさんあります。
また小学校での英語教育を見すえて、家庭で英語の歌を聴いたり、英語教室に通ったりするお子さんも増えていますね。
絵本や図鑑などで、いつのまにか読めるようになっていた…
おふろポスターで覚えていた…
文字の教育については年々関心が高まり、また、入学準備の定番と考えて、先取り学習を進めているご家庭が増えているようです。
数、いくつまで数えられましたか?
数の学習は、「100まで」、そして「100以上」と答えるご家庭が半数を超えました。
お風呂につかって100数えられるかな?など、生活の中で大きい数をカウントして覚えた、という意見がありました。
家庭学習の習慣づけに、ワークやドリルを
幼児用のワークやドリルを購入して取り組ませることで、家庭学習の習慣を意識したり、ひらがなやカタカナ、数字の学習をさせていたという声が多くありました。
基礎力をつけられる幼児向けの教材は、入学準備の心強い味方ですね。
お子さん自身が「お勉強って楽しい!」と喜んで取り組んでくれたら、しめたものです!
小学校の授業に役立つ習い事
「スイミングを習わせていたので、水泳の授業に役立ちました」など、習い事が学校での授業・活動によい影響を与えた、というコメントが多く寄せられました。
スポーツのほか、書道、ピアノ、ダンス、そろばんなどいろいろな習い事があげられていました。
また、英語やプログラミングなど、2020年からの必修化を見据えて、新しく取り入れているご家庭もありました。
習い事は、お子さんの得意分野を増やして、自信をつける助けになるようですね。
<生活編>生活習慣やマナーは?
登下校や学校での生活…常に先生の手助けがあった園生活と違って、自分のことは自分でしなくてはいけない場面が増えてきます。
アナログ時計は読めた?
半数を超えるご家庭が「教えた」と回答しています。
- 「おやつ」「食事」「遊び」の時に「今何時?」「○時になったら、~しようね!」
- 繰り返し時計を見せたり、時間を伝えたりしました。
- 「時計の絵本」、「腕時計」をプレゼント!
教室の時計がデジタル表示とは限らないので、生活の中でなんとか教えようと、みなさん工夫しているようです。
通学路のチェック・交通安全
登下校の安全は親としても気になるところ! 通学路のチェックはぜひ、必ずお子さんと一緒に行いましょう。
先輩パパ・ママに、安全チェックポイントをうかがいました。
- 「横断歩道の渡り方」、「車通りが多い通り」や「信号があるところ」は要チェック!
- 防犯対策として「110番の家」や「すぐに駆けこめる場所」をいっしょに確認!
- 実際にランドセルを背負って歩いてみるのも大事。
少し前を子どもに歩いてもらったり、「こういう時はどうする?」などと、クイズ形式で聞いてみたりなど、工夫をされているご家庭もありました。
食事のマナー(好き嫌い・箸の持ち方)
給食にはいろいろなメニューが出ます。家では食べたことがないものも、あるかも?
いろいろな物を食べる
- 牛乳を飲ませる習慣がなかったので、飲めるよう練習しました。
- どんなものでも食べられるように、家でもさまざまな料理を作りました。
食べることに集中する・時間内に食べる
- 給食の時間が短いので、「あと5分で食べようね」などと、集中して食べられるよう時間を伝えました。
バランスよく食べる
- いつもおかずから食べて、白ごはんが最後になってしまうので、三角食べ(※ごはん、おかず、汁物など、3つを順に食べる)を教えました。
箸の持ち方
- フォークを使うことが多かったので、箸をたくさん使わせました。
- 100均のトレーニング箸で練習しました。
アレルギーを持っているお子さんには、症状が出たときの対応方法について教えておくとよいでしょう。
要注意! 忘れがちな準備とは…
練習すべし!和式トイレ
- 和式のトイレが苦手で、あまり練習できるところがなかったので、大変でした…。
- 我が子は未だに出来ないので、洋式トイレが空くまで待ちます。
まだまだ和式トイレがある学校も多いようです。切羽詰まると待つのもツライ…。
いすに長く座るのは、難しい?
- 授業参観では、授業中椅子に座っていられない子もいました。座って学習する習慣を身につけさせた方が良いと思います。
- 長い時間、椅子に座る習慣がなかったので、はじめの頃は足をぶらぶらさせたり、後ろに体重をのせて座ったりすることもありました。
自由な恰好でお絵描きなどをしてきた幼児さんにとって、椅子にすわって長時間話を聞いたり、作業をするのは意外と難しく、慣れが必要なようです。
ランドセルも練習が必要!
- 娘は、雨の日に横断歩道を渡る時に転んで顎を縫うほど切ってしまいました。ただでさえ慣れない重いランドセル。その上に傘をさして歩く事を想定してなかった…練習させておけば良かったと思いました。
- 金具がうまく止められず、ふたをぶらぶらさせながら帰ってきました…。
意外な盲点! ランドセルの扱いもよく練習しておいたほうが良さそうです。
お友達とのトラブル…
- お友達を怪我させてしまったり、怪我させられたり…。お互い様とは思いつつも日々なにかが起こらないか冷や冷やしています。
- うちは、入学早々にお友達の下敷きを壊してしまい…謝りに行きました。遊びといけないことの区別がまだわからず、最初は大変でした。自分がされて嫌なこと、そして嫌なことは嫌だと言えるよう、入学後半年以上たった今でも、教えています。
先輩ママパパからメッセージ
- あまりアレもコレもと詰め込みすぎなくても大丈夫。子どもは子どもなりに、自分で解決しようと考えることで成長するものです。
- 子どもの話に耳を傾けて。
- 困った事や、どうしたらよいかわからないことが出てきたら、助けてあげるので十分。
- 不安なこと、大変なこと、たくさんあると思いますが、子どもの本当の気持ちを聞ける関係を作ることが一番大事だと思います!
- 一生懸命伝えようとしているときは、その時にしっかり話を聞いてあげてほしいです。
入学準備、悩んだこともあったけど、意外とうまくいくものよ! と後輩パパ・ママを励ますコメントが多数寄せられました。
今のうちに準備を整えて、安心して小学校へと送り出したいですね。
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