幼稚園・保育園の年長さんはもうすぐ卒園・小学校入学の時期ですね。おめでとうございます。小学校での新しい出会いや生活にドキドキワクワクしているお子さんも多いことでしょう。一方で「うちの子、小学校での勉強、大丈夫?」「入学前に何か準備したほうがいいかな?」と気になっているママパパもいらっしゃるかもしれませんね。今回は、入学前のお子さんにピッタリな本をご紹介いたします。
卒園式後の生活って、どんな感じ?
多くの幼稚園、保育園では、いずれも卒園式は3月中旬から下旬にかけて行われます。
幼稚園は、卒園式後はもう登園せずに春休みに入るところが多く、小学校が始まるまでお子さんは2~3週間の長い休みをご自宅や臨時の預かり保育先などで過ごすことになります。
コロナ禍になってからはあまり出かけることもできないままだったり、ママパパが忙しくてバタバタしたりしているうちに、気づいたら「特に何もしない間にもう入学式!」と慌てた、なんて先輩ママパパの声も耳にします。
また、保育園は卒園式後も保護者の方の仕事の関係で3月31日までは通えるところがほとんどですが、4月に入ってからは学童クラブなどを利用することが多いようです。学童クラブでは、勉強道具などを自分で準備することも多いので、通う直前になって「何を持たせたらよいか?」と慌てることも。
このような感じで、「小学校入学まで、どう過ごさせればよいか?」と悩むママパパはとても多いようです。
春休みは、たくさん本を読むチャンス!
小学校入学前の過ごさせ方にお悩みのママパパに、また「この時期に小学校の勉強につながるようなことをさせたい」とお考えのママパパにオススメな過ごさせ方は、この時期に本をたくさん読んで、読書の習慣をつけさせることです。「絵本を読むのが大好き」というお子さんは多いと思いますが、小学校に上がる前に、少し字数の多い文章を読むことに慣れておくとよいのではないでしょうか。
この時期のお子さんの読書は保護者がまず読んであげて、その後、お子さんにも音読させてみることがオススメです。音読は内容の理解を深め、語彙力・読解力を身につけるのにとても効果があります。最近の小学校では、低学年からよく音読の宿題が出されます。また、「朝の読書活動」など、積極的に読書の時間を設けている学校も見られます。
ですから、小学校に入学する前から音読ないし黙読で本を読むことに慣れ親しんでおくと安心です。
入学前のお子さんにオススメ! 「よみとく10分シリーズ」
小学校入学前のお子さんにオススメなのが、Gakkenの「よみとく10分」1年生シリーズです。「読んで『とく』する、どんどん読み『解く』」をコンセプトに、1年生のお子さんが10分で無理なく楽しく読めるように作られた本です。たとえば『10分で読める物語』では、日本の物語や詩、科学のお話など、いろいろなジャンルの読み物が14作品収められています。
お子さんが興味をもったものから自由に読むように勧めれば、きっと本を読む楽しさを感じ取ることができるでしょう。読んだあとは、お話のおもしろさの秘密を知ることができる「お話を読み終わって」や、巻末のクイズを楽しむことができます。お話の内容の理解にも役立ち、読書の動機づけにもなりますよ。
シリーズはほかにも、わらい話やこわい話もあります。また、伝記や身近な疑問、科学に関するものもあるので、必ずお子さんが興味をもてる本が見つかるはずです。
それぞれのお話の文章中には、小学校入学後に学習する漢字も使われていますが、ふりがながついているので、この段階のお子さんが1人でも読むことができます。もちろん、保護者の方が読み聞かせをしていっしょに楽しむのもいいですね。
10分で読み終わるので、飽きることなく読めて、「読んだ! おもしろかった!」という達成感を積み重ねることができます。そこからもっと詳しく書かれた本を読んでみたいという思いが生まれ、読書が好きになるきっかけになる可能性もあります。
入学前から読書の習慣をつけるのに最適な『よみとく10分』シリーズ。いろいろな『よみとく10分』シリーズを、この春休みにどんどん読んで、お子さんに読書習慣をつけさせてはいかがでしょうか?
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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