2026年4月25日より、東京都現代美術館で「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」が開催されます! 本記事では、そんな展覧会の魅力や見どころを紹介します。
文/こそだてまっぷ編集部
エリック・カールとは?

© The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Inc.
エリック・カールは、アメリカ・ニューヨーク州生まれの絵本作家です。1967年に『くまさん くまさん なにみてるの?』(ビル・マーチン・文)で絵本作家デビューしました。著書には、世界中で愛されている絵本『はらぺこあおむし』をはじめ、『パパ、お月さまとって!』『10このちいさな おもちゃのあひる』『えをかくかくかく』などがあります。
「エリック・カール展」とは?

「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」は、4月25日(土)より東京都現代美術館で開催する展覧会です。カールの代表作である『はらぺこあおむし』をはじめとする27冊の絵本の原画にあわせ、グラフィックデザイナー時代の作品など、約180点が展示されるとのこと。
おもな見どころは次のとおり。
おもな見どころ7選
1.『はらぺこあおむし』全ページの原画が集結

Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation.© 1969, 1987 Penguin Random House LLC.
エリック・カール絵本美術館蔵
2026年に日本語版50周年を迎え、世界中で愛されている『はらぺこあおむし』の全ページの原画が集結します! ちなみに、絵本のタイトルに「〇〇年版」とあるものは、原画が複数あることを意味しています。これは、絵本の再版時に原画をすべて描き直すことがあったからなのだそう。
また、カールは紙や布、写真などを貼り合わせて作る「コラージュ」という技法で絵本を描いていました。原画ではその質感などを見ることができるので、ぜひ細かいところまで見てみてくださいね。
さらに本展覧会では、『はらぺこあおむし』誕生のきっかけとなったダミーブック「みみずのウィリーのいっしゅうかん」、世界中で70言語以上に翻訳されている他言語版も紹介されます。
2.カールが手がけた絵本に出会える
カールは、彼の思い出や経験なども参考にして絵本を制作していました。本展覧会では、そんなカールが絵本作家になるまでの人生をたどることができます。

Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation.© 1972, 1995 Penguin Random House LLC.
エリック・カール絵本美術館蔵
たとえば、『プレッツェルのはじまり』は、カールの思い出や祖母から聞いたドイツの民話が元になっている絵本です。
また、絵本の世界に入り込むためのしかけも、カールの絵本の魅力のひとつです。丸い穴が開いていたり、透明シートが使われていたりと、今では一般的になったしかけも、カールが絵本を発表した当初は珍しい手法でした。遊べる絵本でもあり、読めるおもちゃでもある絵本を目指していたとのこと。ぜひその世界感を満喫してみてください。

Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation.© 2002 Penguin Random House LLC.
エリック・カール絵本美術館蔵
ちなみに、『ゆっくりがいっぱい!』は、カールが多忙なときに制作した絵本です。
熱帯雨林に暮らす動物たちに「なぜそんなにゆっくりなのか?」と問われ、ナマケモノは「それがぼくのやりかたさ。ゆっくり のんびり おっとりがすきなのさ」と答えます。
お子さんだけでなく、忙しい日々を過ごしている大人にも感じるところがありそうですね。
3.国内展示過去最多の12点のダミーブックを展示
カールは絵本を作るとき、「ダミーブック」に構想をまとめていました。ダミーブックとは、物語の流れや構図、デザインのアイデアを練るために作られる、いわゆる絵コンテのようなものです。構想段階のものなので、実際に出版されている本とはちがう物語や異なる構図もあるのだそう。
本展覧会では、そんなダミーブックが12点展示されます。これは、これまで日本で開催されたエリック・カール展では最も多い展示数とのこと。ぜひ見ておきたいですね。
4.大人のための絵本の読書会が開催
絵本は、子どもだけのものではなく、大人が読んでもいいものです。普段絵本を読まない人も、大人になってから読んでみたら、子どものころとは少し違った感想が得られるかもしれません。
本展覧会では、大人のための絵本の読書会が開催されるとのこと。絵本好きな人はもちろん、普段絵本を読まない人でも参加できるので、この機会に絵本の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
- イベント名:Dialogue of Reading -大人のための絵本の読書会-
- ファシリテーター:川上洋平(book pick orchestra)
- 開催日:5月9日(土)、10日(日) 各日2回
- 会場:東京都現代美術館 研修室2
- 参加料:無料 ※展覧会の入場には別途チケットが必要です
- 定員:各回8名
- 参加方法:事前申込(4月上旬に申込開始)
- 持ち物:思い入れのある絵本1冊
5.出品作をオールカラーで掲載した公式図録
全出品作をオールカラーで掲載した公式図録には、エリック・カールの創作のあゆみが分かる年表や全絵本リストを収録。カールのデザイナーとしてのキャリアや、長年にわたる日本との知られざる関係を紐解くことができます。

公式図録のカラーバリエーションは、『はらぺこあおむし』であおむしが食べたものにちなんで、ベースカラーの「はっぱ(緑)」、限定カラーの「りんご(赤)」「オレンジ(黄)」の3色あり、遊び心あふれる一冊です。
6.オリジナルグッズも豊富
本展覧会だけのオリジナルグッズも登場します。アクリルスタンドやエコバッグ、ぬいぐるみやポーチなど、かわいい色彩のグッズがめじろ押しです。また、数量限定ですが、ドイツ伝統工芸織物シュニール織のブランドのFEILER(フェイラー)のオリジナルデザインハンカチも販売されるそう。

※画像はイメージです
さらに、コラボレーショングッズも登場します!

(上段右)HENRI CHARPENTIER×エリック・カール展 オリジナルパッケージ プティ・ガトー・アソルティ
(下段)PAPABUBBLE×エリック・カール展 フルーツミックス キャンディ
※画像はイメージです
コラボレーションするのは、ベビー子ども服メーカーのfamiliar(ファミリア)、洋菓子ブランドのHENRI CHARPENTIER(アンリシャルパンティエ)、キャンディショップのPAPABUBBLE(パパブブレ)とのこと。
どれを買おうか迷ってしまいそうですね。じっくりとお気に入りを選んでみてください。
7.エリック・カールお誕生日ウィークが開催
6月25日はカールの誕生日。誕生を記念して、6月23~26日に来場した各日先着200名様に、展覧会メインビジュアルのオリジナルポストカードがプレゼントされます!
- 開催期間:6月23日(火)~26日(金)
- 対象:各日先着200名様
- 備考:おひとり様1枚まで。チケット確認時にお渡し/先着順につき、なくなり次第終了となります/オリジナルポストカードの展覧会特設ショップでの販売はありません/画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります/ご来場の際は、公式オンラインチケットにて「日時指定不要の平日チケット」または会場にて当日券をご購入ください。チケットはオンラインでの事前の購入をおすすめします
「エリック・カール展」の開催概要
- 展覧会名:エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし
- 会期:2026年4月25日(土)~7月26日(日)
- 会場:東京都現代美術館 企画展示室 1・3F 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
- 開館時間:10時~18時(展示室入場は閉館の30分前まで)
- 休館日:月曜日(5月4日と7月20日を除く)、5月7日、7月21日
- 公式サイト:https://ericcarle2026-27.jp/
- 備考:小学生以下は入場無料。ただし、保護者の同伴が必要です/託児サービスの実施あり。お子様を預けてご鑑賞いただくことも可能です。開催日時は決定次第、展覧会公式サイトでお知らせします/授乳室、ベビーカーの貸し出しあり(台数には限りがございます)
- 主催:東京都現代美術館、エリック・カール絵本美術館、読売新聞社
- 協力:日本航空、偕成社、コスモマーチャンダイズィング
- 巡回予定:福岡県立美術館 2026年10月23日(金)~12月20日(日)/あべのハルカス美術館 2027年3月20日(土)~5月9日(日)
まとめ
子どもから大人まで楽しめる展覧会なので、ぜひ足を運んでカールの世界観を満喫してみてはいかがでしょうか?
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